秋葉原に行ってきました
遅いお盆休みで帰省する途中に秋葉原によってきました。時間の関係で、今回も回れるところはわずかですが、せっかくの機会ですので、少しでも足を運んでみます。行きの旅では秋葉原の滞在は実質2時間弱でした。訪れたのはいつものとおりのダイナ555。今回7階は先客の方がおられていろいろとお話をされていましたので、そのまま通過。6階と4階を中心に聴きました。6階にあったのはJBLの話題のエベレストDD66000。4階はウィルソンオーディオのSYSTEM8。どちらも話題の超高級機です。DD66000は以前にも別な場所で聴いていますが、SYSTEM8は今回が初の試聴になりました。
6階の奥の試聴室は、これまで2~3種類くらいのスピーカーがあったと思いますが、今はDD66000のみ。アンプとプレーヤーは3種類くらいずつ用意してありました。一見してわかるのはこれまでにくらべてスピーカーの設置がかなり奥の壁際に移動していること。つまり、DD66000の後ろがすぐに壁になっているわけです。その分、試聴位置から見るとスピーカーまでの距離が遠くなって、部屋が広くなった感じがします。スピーカーまでの距離は5メートルはあるんじゃないかと思います。部屋が広く見えるので、壁に並ぶQRDなどがよく目立つなぁとも思います。
機器の方はパワーアンプがVTLという真空管を使ったアンプで有名なメーカーのもの。見るからに立派な2階建てのものアンプでした。このメーカーは真空管を使っていると言っても、中域、低域の押し出しのいい、「力」のある音が特徴でしょうか。優しい、おっとりとしたようなイメージはあんまりないですね。このアンプでドライブです。プリとプレーヤーの方はゴールドムンドのセットでした。店員さんに聞くと、VTLの方は最近入荷したようで、まだ慣らし運転中というようなことをいわれました。その前はグラスマスターを使っていたそうです。
で、この感想なんですが、私のバランスからすると中低域に厚く、押し出しのよい音。帯域の広さを意識させるよりも、中域から低域にかけてをこってりと聴かせる感じ。粘っこく、暑苦しいという音にならないのはゴールドムンドのセットのせいかもしれません。高域の方はちょっと華やかで、ホーンらしく音の抜けはいいんですが、低域の方が勝っているので、バランスとしてはちょっと高域が細く感じます。先にも書きましたがVTLは真空管といってもおとなしい音ではないので、音楽をしっかり積極的に聴かせようというイメージに聞こえました。空間の広がりよりも、密度でこちらを飲み込もうとするエネルギーはあります。オーディオ的というよりは、音楽的でしょうか。
DD66000で気になるのはやはり低域。今回もそう。セッティングが壁に近いということも原因なのかもしれませんが、低域の力が強く感じる。しかも、低域が広がろうとする。これが音の質感としての深みにつながれば成功なのだと思うのですが、ここがなかなか難しい。JBLは中高域にホーンを使っていますが、こちらはスピードの速さと視聴者に向かってくる直進性を感じるのに、低域はポイントのむかっと搾ろうとするのではなくて、広がろうとする。今回はそれが少し飽和するような感じがありました。まあ、この部屋は大きな音を出しても振動でビビるということを感じたことがないんですが、今回はそんなに大きな音でもないのに、はっきりとビビっている音が入ります。放出されているエネルギーが強いということでしょう。その分、低域が少しかぶっている気がする。低域がちょっと遅い。低域と高域の質感も違って聞こえる。やっぱり難しいスピーカーだなぁというのが感想です。K2はモニター調を意識すると締まった低音と明快な高音でまとまるんですが、DD66000はどのような音にしたいか、より明確なイメージを持って取り組む必要があるのかもしれません。
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