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2007年9月23日 (日)

モンスータズ・ーインク 再び

発売時も高画質で評判だった「モンスターズ・インク」ですが、久しぶりにみる機会がありました。制作は2001年ですから、デジタルの世界でいえば、過去といつてもいいくらいですねぇ。本来ならBlu-ray版で紹介したい作品ですが、残念ながらまだまだ発売されないようで。
以前は、画質もよいし、ストーリーも楽しいし、何度もよく見たタイトルのひとつでした。チェックによく使ったんですよね。でも、最後に見たのはいつだったか。。。。
確実にいえるのはPS3では初めてということ。当時から機器の変化はそれくらいだと思いますが、セッティングの煮詰めやNESPA Proの使用など、他にも少しずつ変わったはずです。

そう、なんでこんなことを書いているかというと、いやー、「モンスターズ・インク」ってこんな映画だったのかと思うほど印象が違ったからです。

当時話題だったサリーの毛並みのすばらしさはよくわかっていますが、
今回はそれ以上に他のモンスターたちの肌の質感、光沢感が本当に素晴らしい。1人ずつ(というか・・・)みんな違うんですね。ツルツルしてたり、てかってたり、ビニールっぽかったり、粘土のようだったり、と、それぞれがちゃんと違う。
作業用のヘルメットはまた違う質感だし、非常ベルもまた違う。もちろん、サリーの毛並みは以前にも増して細かいし、サラサラ感が際だって見えます。
シーンごとの光のあたり加減も絶妙で、モンスターたちもみな立体的に浮き上がって見えるんですね。どれもがすごくよくできた人形みたいです。

同時に音もすごくよい。メリハリがきいていて、ひとつひとつの音が立っている。
アニメ作品は全てが作られたものだからはっきり聞こえても当たり前なんですが、BGMを背後に回しながら、セリフをしっかりと前に出しているので、モンスターたちに血が通うんです。
音のデザインはセンタースピーカーをフルに使う作り方ですが、バスルームや工場など音の響く場面も多いので、何でもないシーンですも、サラウンドが全編に行き渡っています。サリーが飛んだり走るたびにボンボンと響く音もアクセントですね。特にサリーが社長に頼まれてシミュレーションルームで吠えるシーンは低域まですごい。

最新のタイトルと比較すれば、映像も音も逆に濃すぎるくらいで、映像は輪郭が効きすぎているようにも感じます。最近の作品はむしろ輪郭もなめらかで、キャラクターと背景がもっとなじんでいるというか、自然な感じになってきていますね。
音の方もメリハリは聞いていますが、レンジがやや狭くて、中域に音が集められている感じがするでしょうか。こちらもちょっと強調しすぎなのかもしれません。しかし、そうしたところも含めて、やっぱりよくできた作品でした。

以前の我が家はこうしたものがよく表現できなかったんですね。映像も音もSNが上がっているし、表現が深くなったことが実感されました。少しずつよくなっているとは思いながら、いつも似たようなディスクを使っていると、こんなに変わっていたのかって、気がつかないものですね。そういう意味でもちょっとうれしくなりました。実は、最近、昔と印象の異なるディスクがいろいろあって、「モンスターズ・インク」もちょっと引っ張り出してみたんです。でも、そうなればやっぱり早くBlu-ray版でも見たいものですねぇ。

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2007年9月17日 (月)

かないまるさんお勧め ドンフリードマン「Timeless」

 「音楽・道楽」はジャズ好きを公言しながら、ジャズノ紹介がほとんどないのですが、確実にジャズのウェイトは大きくて、毎日ちゃんと聞いています。ただ、私がはじめて聞いたとしても、もともとの制作が古いというものが多いので、あまり紹介にならないかと。

 最近、かないまるさんのHPによくいってPS3の情報を得ているわけですが、お勧めのソフトについてもご紹介していただいていますので、そこから興味のあるものを買わせていただいています。このドン・フリードマン VIPトリオの「Timeless」もその一枚。かないまるさんの解説によると、CDにしても、SACDにしても録音時にコンブレッサというものを使って、それぞれの楽器の音を明確にして、味付けしているということなんですが、「Timeless」はそうしたものを挟まないストレートな録音が行われているとのことです。なおかつ、これがSACDでマルチチャンネル再生もできるという点で珍しいものだということです。

 解説にもあるとおり、「Timeless」をかけると、最初の曲から中央に座るベースの音に耳が奪われます。特にソロパートはベースの楽しさ全開。このベースが小気味よくリズムを刻み、曲をリードしていく姿はまさにジャズの楽しさでしょう。コンプレッサの事情については私はよくわかりませんが、このベースの音は確かに他のアルバムと違うことはよくわかります。ベースの弦があきらかに他より細いのです。弦が細いというのは何か変ですね。もともと弦は細いもの。しかし、ジャズベースの楽しさはブンブンとうなる低音のパワーにあるわけで、この弦がいかにもキツく、いかにも固く、いかにも太く聞こえることに快感を覚えたりするものです。寺島靖国さん風にいえば鉄のような弦が張ってあるというのがいかにもジャズらしい。確かにその通りなんですが、それがいつの間にかベースの形まで違うもののようにイメージさせてしまうのなら、それはやはりよくない録音なのかもしれません。音が力強いことと、弦が太いこととは本来別な要素なんですね。ベースの音がにじんで、弦を恥じているということもよくわからない録音も多々あります。弦が細いとジャズらしい体験ができないかというと、実は全くそんなことはないということがこのディスクを聞くとよくわかります。細く、立体的であっても音は力強い。グイグイとくる。オーディオ的にいえば弦の解像度がよいわけです。細いから弦の弾かれる感じもよくわかる。決して鉄製じゃない。音の力強さの中に柔らかさもある。

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2007年9月16日 (日)

BD版 007 カジノ・ロワイヤル

 オープニングからしてこれまでの007とは違う、ハードボイルドな雰囲気。どこか甘く、漫画チックに始まるこれまでのオープニングとは最初から何か違う雰囲気です。わざと残したざらつきやコントラストの強い白黒画像も味のある演出だと感じました。そして、その上でこの絵がとてもきれい。次に続く華やかな色彩となめらかな文字と密度感のあるアニメの背景からしてちょっと感動してしまいました。

 これまでのボンドといえば小道具を使って洗練された汗臭さのないアクションがおなじみですが、最初からヤマカシでも見ているかのような肉体を駆使した追いかけっこ。軽やかに跳ね回るのは追われる犯人の方で、ボンドは若さと勢いに任せた力押しの追いかけっこです。なんせ、途中で壁を突き破ったりするんですから、ボンドらしくない。その荒々しさにMも最初からカリカリ。「傲慢な殺し屋」と「冷静なスパイ」の違いを言って聞かせます。つまり、最初からボンドは、私たちがよく知るボンドらしからくない。自信があって、大胆で、しゃれっ気たっぷりな気質を持ちながらも、振る舞いは全く大人気がない。若く、未熟で、荒削りのスパイ。それが今回ダニエル・クレイグに求められた生まれたばかりのボンドの姿だったようです。
 ボンドといえばショーン・コネリー という方が世の中の大多数ではないかと思います。私も同じ。ショーン・コネリー がボンドを卒業したあとの007は本当につまらなかった。いちおう見てみるんですけど、本当にガッカリしてました。それを一気に覆して、より洗練され、よりハードに見せたのがピアース・ブロスナン。これこそ私が求めていたボンドらしいボンド。内容もより豪華に、より大胆に、画質も音も磨きをかけて復活を遂げたはずなのに。そのピアース・ブロスナンはわずか4作でボンドを降りてしまうなんて。もう終わった。もうボンドはいないと私は思いましたね。それぐらいピアース・ブロスナンのボンドが好きだったし、これからにも期待していました。制作陣もそうだったんじゃんないでしょうか。個人的にはそう思います。しかし、そう思えば、思うほど、よくぞダニエル・クレイグにたどり着き、ボンドがボンドになるまでを描くという発想の転換ができたことが、本当に見事としかいいようがないと思うのですね。007シリーズの名を使えば、これまでのようにたいした作品じゃなくても作っていけるのだろうに、そこに甘えず、より新しいものをつくろうとした制作陣は本当に素晴らしい。つまり、個人的にはこの映画はとてもおもしろかった。課題もたくさんあるけど、素直におもしろいと思ったし、次の作品が見たいと思いました。

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2007年9月 8日 (土)

大変身 ブラッシングでスピーカーの静電気除去

Photo  ふと思いついたんです。静電気の除電ブラシのでCDをブラッシングしているときに。このSFC製「静電気キラー SK」を買ったのは去年。大阪のハイエンドショウに出かけたときに日本橋のお店によった時でした。今ではマーク2の新タイプが発売されていたこともあって、旧タイプの除電ブラシがワゴンセールに出されていたわけです。価格も定価の半額だし、荷物になるほどでもないし、何気なく買ったもののひとつでした。これまでも我が家にはアコースティックリヴィブのRD-1というディスクの静電気除去を目的とした製品があって、これを使ってディスクを消滋すると音の粒立ちが明確になってスッキリしっかりとした音になることを経験しています。映像の方も輝度が上がった感じになりますね。最近は新しいディスクを開封するとまずこれをかけおくというのが儀式のひとつ。古いディスクの場合はそんなに使いませんが、思いついたときにはかけてみるという感じで使っています。毎回やらないのはやっぱり15秒程度といえど、このひと手間が面倒と言えば面倒で、いつも使っていると言うほどではないのが現状ではあります。話を戻して除電ブラシ。RD-1があるので除電の意味はあまり考えていなかったというか、特に期待していませんでした。買ったのはディスクのほこり取り用のブラシとして使おうと思っったんです。ディスクの信号面にときどき大きめのホコリがのっていることがありますが、これを手で取るのは嫌だし、何かよいものはないかと思ってたんですね。一応クリーニングクロスも持っているので、それで拭けばいいんですが、クロスというのは布ですから、これも常時出しておくのが精神的によくない。かといっていちいち箱に片付けたりすると結局使わない。無精な人間は何かとめんどくさがりなんです。それでちょっとしたときはパッパッと掃いてホコリ取り。これが購入動機です。だから、マーク2の新タイプである必要もない。東京のダイナ555などに行くと店員さんがディスクをセットする前にパッパッと掃いたりしていることがよくあるんですが、それもカッコいいななと思ったりして。

 そんなこんなで除電ブラシはプレーヤーの前にいつも置いてあって、これも気が向いたらパッパッと掃いたりしていました。実際除電の効果についてですが、あると言えばある、ないといえば無いという感じ。先にも書いたようにRD-1をときどき使ってたりしますし、注意して聞き比べることもなかったので、除電用としては性能は何ともいなかったのが正直なところです。ここでも紹介しなかったですし。まあ、使いやすいという点ではブラシのハケの部分が柔らかくて、手で触っても気持ちいいくらいです。パソコン用にも似たようなものがたくさんありますが、なんかダスキンのように科学薬品の染みたような繊維を使っていたり、逆にまるでハタキの小型版なだけで布をパタパタするだけのものだったり、手頃なものがないんですよね。その意味ではなかなかお手頃。ディスクを傷つけることもないし、大げさでもない。

 で、いつものようにプレーヤーの前でパッパとふっていたときにふとスピーカーが目に入ったわけです。我が家のスピーカーはすでに10年以上の歳月がたち、スピーカーのコーン部にはホコリが溜まっている。ダイヤトーンだけあってエッジがへたったり破れたりするようなことはないんですが、サランネットもはずしたままなのでホコリが溜まっているのは以前から知ってました。でも、触るのは怖いわけで、息をふいたり、柔らかな布でちょっとパサパサとハタキをかけるくらいで済ませてきました。なら、このブラシで掃いちゃったらいいんじゃないのと素直に思いついたわけです。考えてみれば、なんで早く気がつかなかったと思うくらい。それでいつものように軽く持って、パッパッと掃き掃きします。ツィーターはネットに囲われているし、スコーカーはダイヤトーンのアルミド繊維で表面はツルツル系なのでホコリが溜まるということは無いんですが、こちらもパッパッとします。ウーファーはデコボコの波が折り重なった形状ですから、ちょっと掃いただけでホコリが出てくる。ああ、やっぱりこれは溜まっているなぁなどと感心をしながら掃き掃き。本当にちょうどよい掃除用具が見つかりました。

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2007年9月 2日 (日)

おみやげのはなし アコースティックリヴィブのQR-8

 VISAの商品券が2000円分あったので、おみやげを買ってきました。いくつか迷ったんですが、結局買ったのはアコースティックリヴィブのクォーツレゾネーターQR-8というもの。前回のダイナの写真で、ソニーのプレーヤーにもポチッと貼ってありました。これは機器や壁などに貼り付けて、不要な振動を整えてしまおうというちょっと変わったアクセサリー。同様なものはハーモニクスやレクストからも発売されています。レクストのレゾナンスチップシリーズは我が家でもよく使っていますが、こちらの製品は天然の水晶を使ったもので、他の製品と比べるとちょっと大きめですが、思ったより軽いものでした。他の製品よりよいのは張り替えようの両面テープが余分に入っていて、やり直しができること。
 まず、使ってみたのは同封されていた解説からヒントをもらって、スピーカーの裏面に1個。ほとんど変わらない感じですが、ほんの少し音が落ち着いたかな。次に試したのはパワーアンプ FAST M300の電源スイッチ。先のレゾナンスチップのMOONというタイプが貼ってあったのですが、思い切って張り替え。こちらの方がよく効くみたい。やはり、ザワッとした音の毛羽立ちみたいなものがおさまる感じがします。手に持った感じは軽いですが、同種の制震材と比べれば質量があるのでしょうね。この「おさまる感じ」によって、音の輪郭が安定するようで、ちょっと音の据わりがよくなりますね。安定度を求める人にはレゾナンスチップより効果がある感じ。
 ただ、この調子だと欲張るとちょっと音がおとなしめになる感じもします。特に対策をしていないプレーヤーなら1~2個くらい貼ってもよいかもしれませんが、我が家は他にも対策をしているので、追加して貼ると躍動感がなくなりそうなのでやめておきました。個人的にはパワーアンプや電源系が合うのではないかと思います。プレーヤーはもう少し繊細なレゾナンスチップぐらいの方がよいかもしれません。また、音としては落ち着くので、クラシック系の低重心で安定した音が好きな方にも向いているでしょうか。

Qr8  ちなみに、我が家ではその後、センタースピーカーの前面中央に貼りました。実をいうと、これが一番効いたみたいで、センターの音のまとまりと定位がよくなりました。センター部は対策が薄いせいかもしれませんし、スピーカー自体が小さくて、振動には弱いのかもしれません。個人的にはこれはお勧めしたいポイントなんですが、環境の差が大きいので、参考までに。他にはサブウーファーのスイッチにもう一つ貼ってあります。残りはプロジェクターを変えたら貼ろうかなぁと思っていたりするのですが。。。。

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2007年9月 1日 (土)

やっぱり定番 802D 

03  帰りでの秋葉原は買い物に時間がかかったので、オーディオ系の試聴はほとんど時間がとれないまま終わってしまいました。やはりダイナ555にいったんですが、座っていた時間はわずかに15分。もう時間もないので、前回よい印象だった4階のウィルソンオーディオ SYSTEM8をもう一度聴いておこうかと思って訪れたんですが、なんと設置してあったのはB&Wの802Dでした。ちょっと期待とは違ったんですが、4階の802Dの音の良さは以前からも経験でもよくわかっているので、それはそれで悪くないですね。これで3つのスピーカーを聴いたことになりますし。再生機器の方は同じで、ソニーのSCD-DR-1からゴールドムンドのプリへ、さらにTelios200のセットになります。
 ここでの802Dは、以前にも書いたと思いますが、オーディオの正統進化系の頂点にあるといってよい音です。

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