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2008年3月 7日 (金)

クラシックがやってきた

 去年は「のだめカンタービレ!」というドラマがヒットしまして、今年も年始特番ということでスペシャル番組の放送をしていましたけど、何につけ影響されやすい私はご多分に漏れず、にわかクラシックファンの仲間入りをしてしまいました。といっても、まだまだ本当にちょっとずつ聴く機会が増えてきたというレベルなんですけど、確実に我が家のディスクにクラシックが増えていることに違いはありません。

 もともと私はオーケストラの「大げささ」が嫌いだったし、クラシックなんて、なんか静かで眠くなるだけの音楽だと思ってました。ジャズのノリ、スゥイング感もないし、演奏が堅苦しくてちっとも楽しそうじゃない。正装しないと聴けないような音楽はどうも肌に合わない。そういう感覚は今でもありますし、やはりその楽しさ、おもしろさがわからないところもたくさんあるんですが、一方で聴いて楽しい曲もあるということもわかってきたんです。「のだめ」の刺激を受けて、と書きましたが、実際にはオーディオ派の私ですからイベントなどでかけられるクラシック系のチェックディスクがそもそものスタートではあります。以前から少しはクラシックも持っていた方が良いなと思いつつ、買う段になれば、やはり日頃聴くジャズ優先になってしまうのが人情ですよねぇ。チェックディスクだと思って買っても、結局「チェックのためだけのディスク」はすぐに聴かなくなるんです。これも私の性格なんでしょうけど、これまでの経験からしてみんなそうです。「音の良いディスク」として買ったものはたくさんあるんですが、聴いて楽しいと思わないものは聴かない。すると、ちゃんと聴き込んでいないので結局よくわからないという、宝の持ち腐れ状態になってしまうんです。そんなこともあってクラシックのディスクもそろえようかなと思いつつ、手を出してこなかったという経過があります。そんなこんなで近づきそうで、近づいてこなかったクラシックなんですが、ちょっとずつ聴き始めたのが去年からの我が家の音楽状況なのでした。

 クラシックをかけてみると、我が家のシステムはあきらかにぎこちない音がしました。どうも音楽がたどたどしく、イベントなどで聞かせてもらうようななめらかな質感、音場の緻密さというのがない。おもしろいんですが、本当に慣れない筋肉を使っているなぁという感じそのものだったんです。最初に購入したディスクはオーディオディスクとしては定番の「カンターテ・ドミノ」。パイプオルガンの深い低域と折り重なる合唱。豊かさと力強さが合わさった響き。そして、それがほど良く分離している精細感。聴いてみるとやはりどの項目ももう一歩ずつ足りない感じがしてしまいます。もう少し響きのある音場にならないか、奥行きのあるフトコロの大きさが出てきて欲しい。高域がとげとげしくならないで欲しい。などと、新しい欲求が生まれてくるのでした。これらは今までジャズの中で求めてきたものとは違うものばかり。かないまるさんおすすめの「ユリア・フィッシャー」や「田部京子さん」も買いました。最近は弦の音が気になっていて、擦れる音の美しさと厳しさが上手く出てこないものかと考えたりしています。我が家のシステムは、こうして新しいオーディオの道が始まりました。すでに書いてきていたように「音の響き」が気になったり、「柔らかさ」に新しい魅力を発見したりしているのは、こうしたクラシックを聴いていることが強く影響しています。今後いったいどんな音楽がうちのシステムで楽しめるのか。私自身もまだよくわからないでいる今日この頃なのです。

      

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