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2008年4月30日 (水)

オーディオと音楽の両立を その1

 我が家のシステムにやってきたX-03SEですが、さて、とりあえずできることはなんだろうと考えます。まず考えたのは、電源ケーブルを変えたらどうだろうかということです。我が家の手持ちで、入れ替えて使えばいくつかのパターンが試せます。

 最初に使ったのはオヤイデのTUNAMI NIGOを使ったショップ製のケーブル。価格のわりにはしっかりと中域でしっかりと音を出すという特徴があります。高域が気になるということで、使ってみました。しかし、こちらは残念。相性からするとどうもハキハキ系が強調されるようで、音のバラバラ感がさらに気になる状態に。高域もより強調される感じでした。

TUNAMI NIGO

 次の試したのはワイヤーワールドのELP5の初期バージョン。こちらは可もなく不可もなく。高域の強調感はそれほどでもないものの、しいて良くなったという感じもしない。逆に音の質感としてのまじめさが心持ち強くなった感じがします。ときに落ち着いた木訥なイメージのあるケーブルなんですが、どうもそちらの方に傾いたみたい。

 3番目は同じワイヤーワールドでもSLP3+。こちらはELPよりも高域の伸びやかさがあり、少し華やかな面もあるケーブルですが、基本的にワイヤーワールドですから羽目を外しすぎることが無いので好きなんです。こちらにすると先の不満はなくなりました。まず音の質感がなめらかで品のよい感じがしました。この「品の良さ」というのはやはり大事で、音楽の質感と結びついているように思います。楽器の音の一つ一つがなめらかなんですね。デジタル写真でいうとエッジがデコボコしていないというイメージでしょうか。実際の演奏というのも、演奏者は常に音の質感を意識しているわけですから、こうしたところの表現のニュアンスが出るということは大事だと思います。高域が華やかになるという点を心配したんですが、印象は先のTUNAMI NIGOとは逆で高域は穏やかで中域がしっかりしてきた感じでした。こうしたところがオーディオの組合せのおもしろさでしょうね。基本的にはよいバランスなんですが、どうも優等生な感じは強くなる。たぶん、X-03SEの持っている素質と共通したところがあって、落ち着きと冷静さが特徴の音になるようです。クールに冷めているという感じではないんですが、淡々としたところがある。この辺が悩ましいところです。この組合せだとクラシックは不満がありません。でも、ジャズではどうか。もう少し跳ねて欲しい。スゥイング感が乏しい。そう感じるところはあります。これは保留。

 4番目はハーモニクスのX-DC15SMです。こちらは先の音よりさらに中域重視の音が出ます。音の出方も軽やか。重々しさはないんですが、逆に今度はちょっと軽い。低域の沈み込みでいえばSLP3+の方が出ていたでしょう。でも、中域重視でジャズを聴くならこちらの方が雰囲気があります。スゥイング感もあるんですが、ここに馬力が入った低域感がついてたらよい感じになりそうです。X-DC15SMは我が家の再生系の定番の1つで、とても気に入っているのですが、これで決定とも言えない感じがしました。クラシックならSLP3+、ジャズならX-DC15SMが我が家の手持ちの電源ケープルの評価でした。

X-DC15SM

  総合的にはSLP3+の方がよい感じなんですが、我が家の主力はジャズだし、SLP3+のどっしりとした音をスゥイングさせるのはかなりむずかしいのではないかということで、、当面はX-DC15SMにして、他を見直すことにします。

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