Photo is 10,000人の写真展
今年も8月6日に64回目の原爆の日を迎えたヒロシマ。私はこれより少し早く、富士フイルム主催の 「Photo is 10,000人の写真展」 を見に行くためにヒロシマに行って来ました。当日は朝から強い雨が降り続けていて、四国からの高速バスも遅れに遅れて、早朝出発したものの到着はお昼を過ぎるという状態。それでも無事についてくれたのはよかった。途中通行止めなどもあったとのことで、これをよけて、よけて遠回りしてようやくたどり着いたわけです。しかし、これも不幸中の幸いというのか、これだけ時間をかけてたどり着くと、ヒロシマの雨は何とか上がり、曇り空ではあるものの傘も必要のないお天気になっておりました。まあ、手元の傘は仕方がないのですが、雨さえなければヒロシマの写真もまた撮れる。そう思い直しつつ、まずは肝心の「Photo is 10,000人の写真展」の会場となっている地下街へ向かうことにしました。
「Photo is 10,000人の写真展」は写真のコンテストではなくて、純粋に展示のためのイベントです。富士フイルムが企画して全国の主要13都市をはじめ、他に7つの町を含めた計20会場で、誰でも自分の写真を展示してもらえるという共同展示会なのです。今年はすでに締め切られましたが、応募は富士フイルムか町の写真店で500円の台紙を購入。これがそのまま展示用の台紙になっているので、写真のタイトルや自分の名前、そして「Photo is」をテーマにした一言を記入して、希望の展示会場を指定して送ります。近くに写真店があればそこで頼んでもOK。これが1会場分ですから、他の会場でも展示を希望する場合はそれぞれの会場ごとに同じように台紙を購入して送ればよいわけです。私は今回、東京、大阪、名古屋、広島、新潟の5会場に展示を希望しました。展示について特に審査などはないので、応募者全員が、各県ごと、五十音順に展示されることになっているのです。
ヒロシマの地下街というのは初めて行きましたが、ちょうど中央となる広場で展示が行われていました。私もはじめて参加しましたので、どのような規模になるのかわからなかったのですが、ヒロシマはこの広場にちょうどおさまるくらいの展示スペースで、「10,000人の写真展」の写真以外に他の企画で募集された「小学生の撮った写真」や地元の写真サークルと連動した写真展ともなっていました。それでも入れ替わり立ち替わりに多くの人が足を止めて見に来ていましたし、私もじっくりと他の人の写真を見る機会ですので、ゆっくりゆっくり一枚一枚見せていただきました。「10,000人の写真展」はコンテストではないんですが、一応応募作品の中から特に目をひく注目作品を選んであるコーナーもありました。こちらも優れた作品が多くてみんな本当に知ろうとの方なのかと驚くばかり何ですが、その他の一般展示の作品にも素敵な写真が一杯です。この中に自分の写真が混ざっているかと思うとかなりはずかしいのですが、少しでも他の人のレベルに近づきたいと思えば、また撮るエネルギーにもなりますね。
また、この展示でおもしろかったのは「小学生の撮った写真」のコーナー。小学生にカメラを渡して自由に撮ってもらうという企画での作品です。これが本当に楽しかった。友達の写真、家族の写真、学校帰りや遊びに行ったときの思い出などですが、場面の切り取り方がみんな独特でユーモラス。ああ、こんな見方、世界があるのかと発見することばかりでした。子供の目というのは本当におもしろいものです。「10,000人の写真展」はすでに各地での展示が始まっています。先にあげた5つの中では東京、広島は終わりました。芸術性や美術性を追求した写真、戦争・報道写真などの生々しい写真も魅力なんですが、そうした写真展とはまた違う素人の、素人らしい自由な写真展です。お時間のある方はぜひ足を運んでいただけたらなぁと思いました。
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