2008年5月11日 (日)

300対ベオウルフ

300対ベオウルフ

 今やCGのない映画は皆無と言っていいほどで、どこかには必ずCGによる補正が行われています。そんな当たり前のことを知っていながらも、ここまでCGにこだわると、映画というのはいったいどこに行くものなのかと不思議に思うのもまた正直なところかも。

 「300」は伝説の都市「スパルタ」を描くスペクタクル映画。戦えないものは生きる資格がないという伝統に従い、幼少の頃から鍛えられ、有能な戦士として育てられるスパルタの町。しかし、ある日、この小国にもペルシア帝国の軍隊が押し寄せ、降伏を迫る。しかし、力に屈することを良しとしないスパルタの国王は、わずか300の兵を連れ100万のペルシア軍隊との戦いに望む。

 一方の「ベオウルフ」は伝説の英雄「ベオウルフ」の伝記。ギリシア神話の時代、数々のものを倒してきたベオウルフは、次に巨大な魔物グレンデルに苦しむ小国を訪れる。誰もが絶望を抱く中、ベオウルフは大格闘の果てに見事に魔物グレンデルを退ける。しかし、グレンデルには美しき母がおり、死んだグレンデルの代わりにベオウルフにある取引を持ちかけるが・・・。

     

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2008年5月 5日 (月)

AVP2に愛はあるのか

「エイリアンVSプレデター」の1、2を続けてみました。

実は「エイリアン」シリーズが大好きなんです。ベストはもちろん「1」なんですが、

最初は存在すらもよくわからなかったエイリアンも、「2」以降は隠れているのか、隠れていないのかよくわからないくらい大暴れして、どんどんアクション性が強くなりますよね。

 で、好き嫌いも分かれるんですが、それぞれの作品に個性があって、どの監督たちもみな「エイリアン」という存在が好きなんだろうなぁ、自分のエイリアンを表現したいんだろうなぁと思えるんです。そう思えば、「エイリアンシリーズ」は、シリーズ作品というよりは、みんな「エイリアン」を取り上げたオマージュ作品なんですよね。

そこがまたエイリアンシリーズのおもしろさかと思うのです。

それがこの「エイリアンVSプレデター」はどうも「プレデター」の方に肩入れしているんですよね。エイリアンは宇宙最悪のトカゲで、みんなの嫌われ者だと。

その設定がどこまで好きになれるかが、こちらのシリーズを好きになれるかどうかの鍵になる気がします。逆にいえば「プレデター」が好きになれるかどうか。

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2008年2月24日 (日)

オリジナルvs新版 「犬神家の一族」

以前から書こうと思いつつ、書き伸ばしていた「犬神家の一族」。

「オリジナルvs新版」とすれば、オリジナル版が優れていたことには異論はないと思います。そのインパクト、斬新さ、役者の存在感、物語の完成度、どれをとっても素晴らしく、次々に新作がリリースされたことにも、その評価がいかに高かったかが現れていますね。

一方遺作となった新版「犬神家の一族」は制作当時こそ富司純子さんや松嶋奈々子さんを起用して話題になりましたが、映画の評価としてはパッとしませんでした。何せ映画ファンなら誰もが一度は見たはずのオリジナル版とそっくりな脚本、演出、カメラ割りですから、「あの新しさ」がどこにもない。そもそもがミステリーですから、見る方はネタも結末もすべてわかっている。そうなれば見る方は誰もが評論家モードに入ります。オリジナルと何が違うのか、どこに「新版」の意味があるのか。でも、それがなかなか見えてこないというか、本当にない。目立つの金田一耕助の石坂浩二さんのシワばかり。それでやっぱりみんなガッカリしました。

新しいもの好きな市川崑監督がなぜ、そのままリメイクしたのか。市川崑監督のニュースを聞いて、私も金田一耕助の一連のシリーズ再び見ることにしました。

    

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2008年2月18日 (月)

あの人、まるで天から来た人のようだな 市川崑監督と金田一耕助

 今週、日本映画を代表する市川崑監督が亡くなられました。市川崑監督にはいろんな作品があって、いろんなジャンル、いろんな主題にチャレンジされてきた監督だと思います。映像の見せ方がいつも斬新で、新しい切り口の表現をずっと探しておられた気がします。それをうまく支えていたのが脚本のうまさ、すばらしさ。新しさを単に興味本位な形で終わらせずに、作品の中にしっかりと溶け込ませるうまさ。作品として本当に素晴らしい。

 この週末は市川崑監督の追悼の意味を込めて、石坂浩二さん主演の金田一耕助シリーズを見て過ごしました。市川崑監督の遺作となったのは「犬神家の一族」のリメイクとなったわけですが、もとは1976年の作品でした。当時小学生の私には池から両足が突き出た映像が衝撃的で、恐いというよりは今まで見たことのない世界に唖然とした感じでしたね。誰もがそうだったと思います。あの頃の僕たちはプールでいかにうまく逆立ちをするか必死でした (゜゜;)\(--;)ソッチカイッ。首が飛んだり、白いマスクの怪人が出てきたりするのに、出てくる探偵は着物姿でフケだらけて、登場する誰よりも冴えない風体。どこかとぼけていて、ふざけているようなのに、ときどきすもの凄く鋭いことを言って、謎を解いていく。小学生の私は「刑事コロンボ」と「金田一耕助」が大好きでした。

 

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2007年11月 2日 (金)

この話は、ある女の子にまつわる話だ スパイダーマン Blu-rayBOX

 Blu-rayもまだまだHD DVDとの競争を繰り広げているようです。8月には「Mi:Ⅲ」や「ドリームカールズ」などを発売してきたパラマウントと、ドリームワークスがHD DVDとの長期契約を結んだようで、Blu-rayの制作をしばらく注したという悲しいニュースがありました。期待していた「ザ・シューター」や「トランスフォーマー」がBlu-rayで見れなくなったのは本当に淋しい(「ハリーポッター」シリーズも初期3作が発売延期となったし)。ただ、年末にはBlu-rayでも話題のシリーズ作品がいっぱい出てくるということで、これからの発展を期待したいところです。

Spiderman  その先陣を切って登場したのは「スパイダーマン」のトリロジーボックス。孤独で、切ないヒーローとして登場したスパイダーマンもとうとう最終章になったわけです。ドジで、間が悪くて、何かにつけてさえない冴えない青年だったピーターが、科学技術によって生み出されタスーバースパイダーに右手を噛まれてからはや5年。叔父さんの死、親友の父親との決闘、幼なじみのメリー・ジェーンとの恋、大親友ハリーとの葛藤。スーパーパワーを手にいれたものの、ヒーロー稼業の忙しさに追われて私生活はボロボロ。職にも就けないし、ボロアパートの家賃も払えない。大事な叔母さんの家さえも銀行にとられてしまう始末。さまざまなことがあった5年間でした。ヒーローといっても所詮は20才そこそこの青年であり、戦いだって荒削り、あちこち壊したり、滑って転げてみたり、壁から落ちてみたり、時にはスランプに陥ったこともありました。個人的にいうと、この冴えないヒーローは、もう一つスッキリしないフラストレーションの固まりで、いまいち感情移入できないヒーローでした。ピーターはどうも自らわざと不幸に陥っていくような不器用人間なんですよね。普通なら上手に、おいしいとこに飛びつくところを、わざと悪い方を選ぶ。暗い方に行く。だから、物事がちっとも明るくならない。ネガティブ思考のヒーローなわけです。映画の1と2は、ともにそうしたものかどこか引っかかって、心底楽しめない作品でした。ピーターか惹かれているメリーだって、最初は不良のガールフレンド、次はスターを夢見て、気がつくと宇宙飛行士と婚約・・・どうも軽いじゃないですか。キルスティン・ダンストもどこか癖のある顔立ちで、普通のヒロイン像とちょっとずれているし。公開当時から最新のCGは話題でしたが、こうした理由から我が家で上映されることはほとんどないという作品になっていました。設定はほぼ同じなのに、何につけポジティブなスーパーマンとはまるて違うヒーロー映画。。。

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2007年7月15日 (日)

空が黒くなってくるとね、なんだか悲しい気持ちになるのね どうして?

最近なんかアニメを見る機会が多いですね。
特にアニメファンというわけではないんですが。夏休みが近いせいでしょうか。

 松本大洋さんが原作の「鉄コン筋クリート」が映画化されたというので、発売を楽しみにしていました。当初はBlu-ray盤も発売予定だったんですが、どういうことかDVD版のみの発売となってしまい、泣く泣くDVD版を購入しました。僕はこの原作を知らないんですが、松本大洋さんのマンガと言えば、太い線と大胆な構図、独特な世界の独特な登場人物がが特徴ですね。実は野球を題材にした「花男」が大好きだったりします。声優陣も豪華で主人公のクロには二宮和之さん、シロには蒼井優さんと共に昨年からテレビ映画で活躍した2人です。この組合せなら見ずにはおられません。

 クロとシロは、ネコと呼ばれる第一級虞犯少年の2人組。周囲の発展に取り残され、汚れた町並みが吹きだまる宝町が2人町。2人は孤児であり、家もなく、学校にも行かず、空き地に捨てられた車の中で、恐喝やスリをしながら暮らしをたてている。頭が切れ、血を見るのも恐れないクロは、宝町の裏の顔として町を仕切るほどの存在になっていた。相棒のシロは、11才になっても自分では服も着れず、靴のヒモも結べない。帽子と時計を集めるのが趣味で、いつも脳天気な夢を見て、クロが地球の平和を守っていると信じている。そんな2人の宝町に、ある日ネズミと呼ばれるヤクザが戻ってきた。ネズミの組織は金儲けの上手な新興組織と手を組んで宝町に「子供の城」を作るために宝町の地上げを開始したのだ。自分の町を荒らされるのを黙ってみていられないクロと、ヤクザたちの血で血を争う戦いが始まった。。。

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2006年12月26日 (火)

今年は音楽系のDVDも豊富でした

 他にも今年はミュージカルや音楽映画というものもたくさんでました。もちろんもっとも話題になったのは皆さんもよく知っている「オペラ座の怪人」。こちらはシステムのチェックディスクとしても非常に素晴らしい。

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2006年12月24日 (日)

今年のDVD その2

 昨日は派手目というか、「音楽・道楽」らしく、ホームシアターを満喫できるソフトを紹介したんですが、今年を振り返ってみると、派手派手なエンターテイメント映画は実は少なくて、印象に残るのはちょっとだるくて、ちょっと暗くて、スターのあまりいない作品に味のあるものが多かったようにも思います。B級ではないけど、佳作というように語られるものが多かった。まずアクション系のものを上げると「アイランド」「V フォー・ヴェンデッタ」「ボーン・スプレマシー」「トランスポーター2」などはもっと評価されてもよいんじゃないかと思います。これらは話題になる俳優さんも出ているし、昨日あげた超がつくA級作品とは言えなくても、その分無理がなく、ストーリーも楽しめるし、映画としてこれらの方が好きだという人もたくさんいるんじゃないでしょうか。

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2006年12月23日 (土)

今年のヘビーローテーション DVD

 DVDで今年もっともよく見たのはやっぱり「スターウォーズ エピソード3」でした。発売は昨年の暮れだったかもしれませんが、今年は我が家もいろいろと変化があって、そのたびに確認したくなるソフトの一つなのです。ストーリーや内容にはいろんな意見があるんでしょうけど、音と画という点では本当によくできていますねぇ。特に冒頭の宇宙戦争シーンは暗闇の中に展開する戦闘機の光が印象的で、これを鮮明に再生させるのは我が家ではまだ難しいところです。このシーンは音も速く、あちこちにちりばめられていてサラウンドの醍醐味を味わえる点でも素晴らしい。このシーンを再生してしまうと、結局最後まで見てしまうんです。同じようにちょっと前の作品ですが、「アイ,ロボット」「ヴァン・ヘルシング」は我が家の定番となっています。

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2005年12月24日 (土)

クリスマス・シアターでは何を見る?

スター・ウォーズ エピソード3 / シスの復讐

EP3 クリスマスにどんな映画を見るか・・・というのは
いろいろと意見の分かれるところ。

最新作もいいし、家族で楽しめるアニメもいいし、
もちろんラブ・ストーリーもあり。。。。
今年の話題作で、みんなが知っていて、
しかもホームシアターの迫力でお客をあっと驚かせたいなら、
もちろん、これしかない。

「エピソード3」の見せ場はスタート直後にやってくる。
これまでスターウォーズシリーズに期待しながら、
ありそうでなかった、宇宙での戦闘シーンが、やっと見れるのだ。
圧倒的な宇宙船の数、
そこを猛スピードで突き抜けていく戦闘機。
これぞ、スターウォーズに求めていた世界だ。
このシーンはスクリーンが大きいほど楽しい。
画面が小さくなるとたくさんある宇宙船が゛どんどん小さくなって、
その存在感を示せない。
広ーい宇宙に、無数の戦艦があることが、
戦争の規模が拡大していることを示している。
そして、この場面で欠かせないのはやはりサラウンド。
横から、前から、後ろから、
雨のように音がやってくる。
これでビックリしないお客はいないだろう。
きっと、口を開けたまま15分間は何もできないはず。
ホームシアターのフォースの力に誰も動けないのだ。

でも、うちのシステムではこのディスクを再生するのに十分ではない。
「エピソード3」は久しぶりに映画館で見た作品だった。
地元の映画館は映像も音も全くダメで、
我が家で見る方が数倍楽しいから、もう全然行っていない。
「エピソード3」を見たのは京都に出張したときだった。
「TOHOシネマズ 二条」はTHX映画館でも最新の設備をそろえた映画館。
電車待ちの3時間ほどの空き時間を使って見ることができた。
「TOHOシネマズ 二条」は本当にすごかった。
先にあげた冒頭の宇宙での戦闘シーン。
我が家と比べると星の数、宇宙船数が少なく見える。
これはスクリーンの大きさだけでなく、
コントラストや分解能が圧倒的に負けるためだ。
サラウンドにしても左右の空間の密度が足りない。
「TOHOシネマズ 二条」の方がずっと広い空間なのに、
音の密度も移動感も素晴らしかった。さすが最新の映画館。
我が家ではとてもとてもそんな再生にはならない。

といっても、「エピソード3」は大人から子どもまで、みんなで楽しめる。
誰もが知っている結末に向かって話が流れるから、
見る方にもゆとりがある。
オビワンのあまりの頼りなさ、
スカイウォーカーのわかりやすい反発とおごり。
R-2D-2がタコ墨を吐き、いまだに通信機を内蔵できなかったり、
秘密のはずの2人の恋なのに、けっこう人前でいちゃついていたり、
よく見るとクローン兵の顔がきちんと同じ顔をしていたり・・・。
どんどん話が進むにつれて盛り上がりもあれば、
つっこみどころも満載。
最初の20分を見せて、CGやサラウンドで圧倒してもいいし、
ダースベイダーを作らねばならない強引な展開を
ニヤニヤしながら楽しんでもいいし・・・。
いろんな評論家を生み出した「エピソード3」は
まさに最高のエンタテーメント映画になっった。
みんなで楽しむという点においては、
今年はこれ以上のものはない。

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