オーディオ

2009年5月26日 (火)

Stereo Sound Reference Record 柳沢功力先生 2

 せっかくだから聴いてみようかと、封を開けてみれば、こうした全ての心配が勝手な思い込みだったことをつくづく感じさせてくれます。このディスクのよいところは確かに名盤の聴かせどころを聴かせてくれるんですが、途中でむやみにフェードアウトしないこと。きちんと1曲、もしくは1楽章とキリのいいところまで聴ける。だから、サンプラーディスクではなくて、名曲アルバムになっていること。次ぎにあげられるのはオーディオのためのディスクであるのに、選曲が非常に音楽的で豊かなものになっているということ。ついつい聴いてしまう普通のオーディオディスクになってしまう。これ見よがしに大砲の音が入っているような選曲や太鼓の音を入れたりしていない。演奏そのものが本当に心地よいのです。

 では、オーディオのリファレンスディスクとしてはどうなのかということですが、確かに最新の録音ばかりが並んでいるわけではないので、目が覚めるような新鮮な音ではありません。これは解説にもありますが、元のディスクや楽曲にも様々な権利がありますので、中にはどうしても古い録音があります。しかし、音が古いかといえばそうではなくて、いずれもSACD、DSD録音をしっかり実施してますから十分にクリアだし、繊細で厚みのある音が入っています。むしろ、どの楽曲も録音としては非常に充実していると思いました。

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2009年5月23日 (土)

Stereo Sound Reference Record 柳沢功力先生 1

 書こう、書こうとは思いながら、ズルズルと来てしまいました。「音楽、道楽でブログ」でも触れなければいけないなぁと思っていたのはオーディオ評論家 柳沢功力先生が選曲、構成したディスク 「Stereo Sound Reference Record」 。昨年11月に開かれた大阪のイベント会場でついつい買ってしまったディスクでした。でも、クラシックを聴き始めたばかりの私は取って置き状態で、そのまま未試聴ディスクの棚の中に眠りっぱなし。ようやく封を開けたのが今年に入ってからです。

 柳沢先生のイメージというのを、他のみなさんはどう思っているんだろうと考えることがよくあるんです。オーディオ評論家といっても、音楽の聞き所、オーディオの調整加減や求める音についてはみんなそれぞれなのは周知の事実ですね。これは他の評論でも一緒だし、評論というのはそもそもその評論家の独自の視点の鋭さと、大衆に訴える力によって成り立つ商売ですから、いわゆる製品テストや性能テストとは違うものです。そう思って見ると、私の感覚ではクラシック、ジャズと幅広いながらもややクラシックよりでアナログ的な緻密かつ深い音楽を目指しているように思われる菅野先生。オーディオ器機の基本的な仕様を重視しつつ、オーディオによる音場空間の再生にこだわっているのが三浦先生。音場派でもより音の立ち上がりのスピード、音楽の爽やかな感触を求めていらっしゃるのが傳先生。ケーブル評論などが多くなっていますが、バロックなどの繊細な音楽の空間性や楽器の音色の素直さを基本としている福田先生。ロック・ポップスの音楽畑から入られて、リズムやノリを大事になしながら積極的に楽しむ音楽を教えてくれるのが  先生。オーディオ的というより音楽再生のストレートさ色づけのない素直さを求めつつ、アマチュアやガレッジ製品にも積極的に触手を伸ばされる村井先生。と、あげればきりがないわけですが、では柳沢先生はというと、菅野先生よりももっと自分の音楽を求めているという意味でオーディオ的というよりは音楽的指向重視。評論記事でもイベントでも必ず登場するのが女性ボーカルですが、その声のうるおいや人間味のある厚さ、抑揚など中域の味を重視する。楽器なら打楽器よりも弦楽器。菅野先生が陽なら、柳沢先生は陰の方で、オーディオ系の人からすると記事も中立的というよりは、だいぶ個人の好みによっているんじゃないかと思えなくもない。そういう意味では現在、器機としてのオーディオ製品に関して、高域・音場重視に進むオーディオ界の音の傾向に関しても中庸、中立を意識的に評論議事に取り込んでいるのは三浦先生あたりだろうかと思うんです。柳沢先生のイメージはちょっと逆になる。自分の好きな再生にこだわっていて、オーディオ的にはどうなのかとちょっと心配になる。だから、柳沢先生が選曲・構成したというこのディスクの価値を多くのマニアの方々はどう評価しているんだろうなぁと、話が進みます。

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2009年3月22日 (日)

炎のコバケン オランダ・アーネム・フィルと中村紘子さん

今日は珍しく近くの大きな町で開かれたコンサートに足を運びました。

コンサートもいろいろありますが、地方はやっぱり地方ということで、

なかなか魅力的なステージがありませんね。

それにいつもは翌日が仕事だと、夜遅く帰ってくるのが気になって、

結局はゆっくり楽しめないような気がしてついつい足が遠のきます。

でも、今日のコンサートは小林研一郎さん指揮のオランダ・アーネム・フィルという、

地方では本当に滅多にない聴くことのできない楽団でしたし、

さらには、ピアノの中村紘子さんが競演するとのことで、

これは行かねばならないという気持ちがかき立てられました。

しかも、開演が日曜のお昼14時からということで、

終了時間が遅くなることもないし、これまたうれしいことでした。

ということで、こんなによいことが重なるコンサートというのはありませんから、

チケット発売当初から行くことを決めていたのでした。

それでも田舎なのでチケットぴあなどというシャレタものもなく、

離れた町のプレイガイドまで行くか、ローソンチケットを利用することになります。

なんだ、ローソンチケットがあるじゃないかと思われたあなたは地方がわかってない。

ローソンすらなかなかないのがこの町なんですから。

コンピに業界も地方によって強弱があるんでしょう。

この町はサークルK&サンクスが多いんです。

ローソンなんて町のはずれの方に数件点在するばかり。

これで狙っていたにもかかわらず、購入が少し遅れてしまいました。

ローソンチケットも配送してくれればいいんですが、

今回はお店のロッピーで手続きをしなければならないとのことで、

本当に面倒でしたね。ロッピーわかりにくいっっっっっっ。

長ったらしいレシートもってレジに行かないといけないし。

こんなことをはなしても長くなるんですが、ともにかくにもチケットゲット。

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2009年1月28日 (水)

アキバも少しだけいってきました

 今年はあまり時間がなくて秋葉原もあまりあちこちにはいけなかったんですが、いつも足を運ぶ ダイナ555 もちょっとだけのぞいてきました。残念ながら7階はお休みで入れなかったんですけどね。

2009_01_04_74531  おもしろかったのは4階で、 フォステクスのG2000 が聴けたこと。初対面ですね。しかし、この独特のコーンの波が美しい。本当にきれいなトルネード型のデザイン。もちろん、デザインのためにこうなっているわけではないわけですが、すばらしい2本の技術。最近はぴかぴかと鍋底のように光るスピーカーがたくさんあるんですが、ともすると日本の室内にはちょっと合わないなぁと心配しなくもないわけです。もちろん、このトルネードだって嫌いな人は嫌いなんでしょうけど、木目のきれいなエンクロージャーに収まって、何か格調の高さを感じさせるんですよね。タイプとしてはトールボーイで、細身のバランスなのが、もうちょっと迫力があってもと思わせないでもないですが、すっきりとしたデザインは好感が持てます。作りのきれいはさまさに日本製。

2009_01_04_74541  音の方も丁寧で癖のない描写が特徴的。最近の高域重視のやや繊細感が強いスピーカーとは違って、音の描写がやや太いんですね。しっかりくっきりと描いていくタイプ。音の芯が明確で、どこにもへたったような弱さがない。こういうスピーカーというのは案外ないんですよね。もちろん、トールボーイタイプですから、音場感も良い。広い空間描写の中に太くしっかりとした音が出てくるところにこの世スピーカーの良さがありますね。独特言えば独特となんですが、味わいもあり、音楽の存在感が強い。もう少し気持ち緩めの低域でも良いかなぁと思ったりしますが、最近はしまった低域が流行っているし、音の階調感の正確さを求めれば、これが正確なんでしょうね。ちょっと真面目なのも日本製です。音の感触が太いので、旧来の面押しのスピーカーとちょっと似た聴き応えがあって、そこにトールボーイの良さが絡んでいるという感じでしょうか。両者の良いところを真面目に追い込んだ力作です。日本製スピーカーの正当進化系なんでしょうねぇ。

 再生はESOTERICのプレーヤーとゴールドムントのアンプ系でした。

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2009年1月26日 (月)

SACDマルチはどうなっちゃうんでしょう

 お正月は浅草以外にも、もちろん秋葉原にもよってきました。

去年の後半、カメラにもはまってしまって、オーディオ・ビジュアル的にはちょっとお休み中の我が家です。まぁ、お休みの理由はカメラだけではなくて、プレーヤーとして ESOTERICのX-03 を入れ、ケーブル、セッティングなどの吟味しなおして、ある意味で一つの安定期に入ったなと思えたこともあります。不満はない話わけではないんですが、全体の音のバランス、まとまり感がとってもよくなった。これをうかつにいじりたくないというのがありますね。

 それと、もう一つ大きなところにSACDは今後どうなっちゃうんだろう、という気持ちがあるからです。X-03の導入に踏み切ったのはSACDマルチが再生できるプレーヤーがどんどん減少してきていることが大きな要因でした。今のうちに買わないと高音質なSACDマルチが聴けなくなってしまうのではないか。それがさらに1年すすみ、今年発売された高級機はほぼ全てと言っていいくらい2チャンネル専用モデルになってしまいましたね。100万円クラスのプレーヤーでもマルチ出力がない。一方、ユニバーサルプレーヤーといわれる方ではどうかというと、こちらもようやくBlu-rayが次世代ディスクの座を勝ち取ったという段階で、まだまだ移行期間にあって、SACDなどという特殊なニーズについては意識が払われていないのが実情でしょう。昨年の後半よりいよいよ始まったBlu-ray専用機の登場ですが、そのなかでSACDの再生を取り入れたものはまだありません。SACDの生みの親とも言える ソニー でさえ、最新のBlu-rayプレーヤーにはSACDは非搭載で、SACDマルチが楽しめるのは今やPS3のみという状況。しかも、最新型のPS3ではSACDそのものが削られてしまいました。その中でデノンさんがようやく 今月の末に50万円クラスのSACD対応の高級Blu-rayプレーヤー (DVD-A1U)を発売されるようです。残念ながらお正月の秋葉原ではまだお目にかかることはできませんでした。月末のようですね。そろそろ実機を見れるところもあるんでしょうか。マルチ出力はどうでしょう。

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2009年1月23日 (金)

去年の音楽ディスク その2

 ジャズのディスクはというと先の通り旧盤のディスクが多かった1年でした。そんなの中もよく聴いたのが「ゴールデンサークルのオーネットコールマン vol.1」でしょうか。これは言わずもがなの定番ディスクですね。かの寺島靖国先生もおすすめしてます。SHM-CDディスクではなくて、今や格安になった輸入盤ですが、それでも素直に演奏の良さが伝わってくる録音。どの音にもしっかりとした芯があり、ジャズらしい太い音。いわゆる、フリージャズですが、三者の音楽性が見事に絡み合っているし、フリーといっても現代の前衛的なフリージャズとはまた違うので、ジャズとしてのまとまりもむしろ秀逸。マックス・ローチのドラムも生きてますね。ああ、カッコイイ。

 で、よく聴いた SHM-CD の中からも一枚あげようと思うんですが、どれも定番。マイルス・デイビスも良いし、オスカー・ピーターソンも良い。迷うところですが、考えて、個人的にはチャーリー・パーカーの「Now's the Time」をあげることにしました。 SHM-CD は限定版がほとんどなので手に入りにくいディスクも多く、おすすめしにくい面もあるんですが、ジャズもクラシック回帰ということでいかがでしょう。チャーリー・パーカーといえばビパップの始祖とも言える人として有名ですが、どうしても時代がもうひとつ古い。ですから、やっぱり録音も古い。オーディオというのは不思議なもので、録音が悪いと演奏もなかなか魅力的に聴こえないものです。オーディオマニアなんて音の悪いところばっかり気になってしまう。チャーリー・パーカーはこの点でずっと損をしてますね。名演と言われるディスクでも、録音はいつももうひとつ。だから、我が家でも聴く回数は少ない。でも、その点このディスクはチャーリー・パーカーのアルトがしっかりととらえられていて、気になるような録音の悪さがない。というか、1952年と1953年の演奏なんですから、素直によくこうした音がちゃんと残っているなと感心してしまうくらい。演奏の方もチャーリー・パーカーの才能が随所に散りばめられていて気持ちいい。あのジャズのフレーズ、演奏がこの人の中で生まれたのかと思うと感慨もひとしお。そういう歴史を抜きにしても、素直に「ジャズ」を堪能できる1枚でした。

  

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2009年1月21日 (水)

去年の音楽ディスクは その1 

 前にも書いたように、我が家の去年は新譜ディスクの開封率がかなり低い状況になりました。その理由としては我が家ではこれまで聞くことがほとんどなかったクラシックの再生率が伸びたこと。初心者なので、旧盤の有名どころを聴く率がどうして高くなりました。なので、私としては新鮮なんですが、もともとクラシックファンの方からすれば「なぁんだ」というもの。では、ジャズはというとこちらも去年はSHM-CDがすっかり気に入ってしまって、たくさん買い込んでしまいました。このシリーズはさらに進化してHQディスクなんてのにもなっているようですが、共通しているのは基本的に旧盤の再発ものが多いこと。もちろん、フォーマット自体が旧来のCD規格を生かした高音質ディスクということがポイントなので、再発路線というのはよくわかるんですけどね。ということでジャズも去年は旧盤の買い直しが多かったなぁというのが実感でした。

 そんな状況の我が家なんですが、その中でもっともローテーション率が高かったディスクを紹介したいと思います。我が家のディスクに興味のある方は、続きをどうぞ。

 で、今年もっともよく聴いたディスクはクラシックからでした。購入数でも多かったのは「ヒラリー・ハーン」。さらに、もっともよく聴いたディスクは「バッハ ヴァイオリン協奏曲集」でした。ヒラリー・ハーンのディスクの良さは、もちろんバイオリンの丁寧で美しい音色にもあるんですが、私がこのディスクをよく聴いたのは、共演するオーケストラとのバランスの良さが秀でていることがその理由です。特にこのディスクはヒラリー・ハーンのバイオリンに加え、さまざまな楽器が代わる代わる登場してはその柔らかく豊かな音色を繋いでいくイメージがとても好きなんです。しかも、そのどの音色も全体のバランスを乱すことがなく、美しく、最初から最後までとてもきれいに録音されています。演奏も軽快で、楽しい。この時ホールにいれたらきっとそのまま気持ちの良い1日が終えられる。そんな仕上がりになっていると思います。去年はよくこの話題に触れたんですが、オーディオ的に「高音質」というイメージのディスクはもっとたくさんあるんです。非常に刺激的だったり、低音が重厚だったり、分解能が優れているディスクは他にもあります。「バッハ ヴァイオリン協奏曲集」はそのどれを取っても優れているとは感じません。ヒラリー・ハーンの演奏にしても彼女の技術をもっと際だたせたアルバムも他にたくさんあります。でも、このディスクはよく聴けばとても丁寧な録音で、音の混濁がなく、非常にバランスが取れている。ホールの質感+αがちゃんとあります。録音の高感度としても私はとても好きなんですね。このディスクは本当によく聴きました。ちなみに、視聴はSACDのマルチです。

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2008年12月23日 (火)

残った写真だけでも、掲載しちゃいましょう

我が家にはない、アナログ。美しく、重厚なフォルムが印象的でした。

一方対照的にこちらはデジタル。メカメカしいデザインもカッコイイです。

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2008年12月14日 (日)

最後は、傳先生登場。 大阪ハイエンドショウ2008

 第3日目。この日は半日で帰途につきました。私にとっても最終日。前日から見えていた傳先生ですが、私はこの時が最初で最後となりました。傳先生のイベントでうれしいのはお薦め試聴ディスクを紹介したプリントが配られること。実際の試聴もこのプリントを見ながらディスクを紹介してくれるので、あとあと「あの試聴はなんだっけ」と思い悩むことがありません。

 このイベントでも クレモナM アキュフェーズ の組合せが登場しました。ただし、プレーヤーもアキュフェーズに変更になりDPー600の登場です。で、結果としてさすがに統一感のある組合せで昨日よりも素直にこちらの方が良かった。クレモナMが低域を締めて標準的なスピーカーに近づいたと書きましたが、それをきちんと標準的に鳴らす才能はアキュフェーズが1番なのかもしれません。クレモナに期待されるようなウェット感をむしろ弱めて、ちょっと軽い歌い方になってますが、その方がクレモナMの目指す方向にあっているんでしょうね。ディスクを買えても低域の歯切れも良いし、リズム感がかなりしっかり出ていました。圧巻はヒラリー・ハーンの「パガニーニ」。バイオリンの繊細さと透明感、そして力強さが非常にバランスが良く、オーケストラの盛り上がりでもここぞとばかりにエネルギーが高まりました。M-6000の実力発揮という見事な再生でした。

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2008年12月12日 (金)

夢の組合せと、夢の夢の組合せ その2 大阪ハイエンドショウ2008

 「夢の夢の組合せ」。総額1900万円で、先の「夢の組合せ」と比べても約4倍近いという豪華さです。システムは マークレビンソンのSACDプレーヤーNo512 、S OULUTIONのプリ 、パワーはマークレビンソンのNo35、スピーカーは カーマのGrand Midi 1.0 なります。

 柳沢先生定番のローズマリー・クルーニーですが、「夢の組合せ」と比べるとこちらの方が低域に深みがあって、より伸びていることがわかります。クレモナMは少し絞っているし、細いキャビネットですから、カーマの方がより低域に強みがあることは見た目にもわかります。中域や高域の方はややさっぱりめ。どちらかといえば中域に良さがあって、強い分解能や高域特性の良さで聴かせるタイプではないようです。ただ、個人的にはもうちょっと伸びる感じがあっても良いのかなぁと思いました。スピーカーとしてまだ固い感じがします。エージングが十分ではなかったのかもしれません。もう少し抜けの良い音がしていいんじゃないかと。音としてもこちらの方がニュートラルであることは確かなんですが、その分おもしろみがない。楽しさがちょっと足りないというのもあります。

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2008年12月 9日 (火)

夢の組合せと、夢の夢の組合せ 大阪ハイエンドショウ2008

 2日目の最後に行われた柳沢先生のイベントは「夢の組合せ」と「夢の夢の組合せ」。「夢の組合せ」は ラックスマンの久しぶりのSACDプレーヤーD-08 アキュフェーズの最新のプリとパワーM-6000 ソナスファベールのクレモナM を使った組合せ。「夢の組合せ」はそれぞれ100万円前後の製品で500万円クラス。「夢の夢の組合せ」は マークレビンソンのSACDプレーヤーNo512 SOULUTIONのプリ720 パワーはマークレビンソンのNo35 、スピーカーは カーマのGrand Midi 1.0 で、総額1900万円という設定でした。ただ、柳沢先生曰く、今回は各社の新製品を使うということで、価格設定の似たものでそろえたセットだということだそうです。組合せの相性だとか、トータルの音の良さで合わせたわけではないとのこと。どれも本当の新製品、大阪初登場というものばかりがそろったイベントになったわけです。

 感想ですが、まず「夢の組合せ」。といっても多くのオーディオファンがまず高級機の組合せとして目指しているのがこのクラスだろうと思います。おおよそ100万円のクラスはハイエンドの大台に乗る標準のようなもの。多くの雑誌でもこのクラスがトップエンドとしても扱われていますし、それにふさわしい高音質を追求した製品であることにも間違いありません。「夢の組合せ」を見れば、ラックスマン、アキュフェーズと国内代表クラスでいわば標準機。さらにクレモナも定評のあるスピーカーの2台目となれば言わずもがなという誰もが1度は考える組合せですね。

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2008年12月 6日 (土)

趣味だからこそ最上のJBLを 柳沢先生とともに 大阪ハイエンドショウ2008

 2日目も精力的にあちこちのブースを聴いて回りましたが、もう一つビリッとしません。朝の JBLブース がとってもよかったこともありますが、他にも新製品や新しいメーカーの製品がありましたが、なかなか神髄にたどり着くことができませんでした。そうこうするうちに柳沢先生のイベントに。こちらに登場したのは同じJBLでもエベレストDD66000。駆動系もマークレビンソンですが、こちらも今後登場予定の 大型タイプのNo53 。こちらはマークレビンソン初のデジタルアンプだそうです。デジタルアンプと言えば、小型かつ効率の良さがうりですが、No53はそんな常識を覆す大きさっっっっ。発熱量も相当あるようで、アナログアンプだとしてもこのようなタワー型は最大クラスです。解説によると通常は1台で済むスイッチングアンプを4台重ねることで、スイッチングの切り替え周波数を上げ、音のなめらかさを向上させているようです。まあ、DD66000を置けるのなら、このくらいの大きさのアンプくらい心配ないでしょう。さらにプレーヤーのNo512もマークレビンソン初のSACDプレーヤーとなります。

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2008年12月 4日 (木)

これはおすすめ! JBL TS8000 大阪ハイエンドショウ2008

 2日目に足を運んだのは JBLブース 。昨日に引き続き和田博巳先生が案内をしてくれました。和田先生はこのあと柳沢先生と交代となるようで、どちらかといえば和田先生の話をもう一度聞くためにJBLブースに足を運んだというのが本当です。なにしろ今回のJBLブースでなっていたのはTS8000というトールボーイ型のスピーカー。JBLらしいホーンもないし、スピーカーも銀色ツルツルで、どうもJBLらしくない。JBLでこういうタイプのスピーカーというのはどちらかというと低価格の、家庭用タイプに多いスタイルです。はっきり言ってしまえば、こんなJBLには興味がないというのが、そのときの気持ちでした。駆動系はマークレビンソンで統一です。

 和田先生が最初にかけたのは「クリスチャン・マクブライド」。JBLならジャズだという選択です。しかし、先の通りこのスピーカーは見るからにJBLらしくない。大丈夫かなぁと心配になりますね。しかし、しかし、ディスクをかけてしまえばそんな心配は一発で吹っ飛んでしまいました。引き締まったベースの響き、すっきりと、きれいな定位感が際だちます。そして、それがJBLらしい良さですが、このベースが踊っている。中域から低域にかけてもしっかりと厚みがあるので、音が上滑りしていないのもいい。本当によくスイングしている。さらに、JBLらしくない良さとして、低域から高域まで音の出方が非常にそろっている。和田先生はこのスピーカーの細かい仕様を話しませんでしたが、このスピーカはマグネシウム合金でそろえているようで、その良さがちゃんと出てました。非常に丁寧な音の作りで、音の感触もとてもきれい。JBLの音は年々荒々しさが抑えられたきれいな音色になってきていますが、これは本当にきれいでした。こうした音は昨年から話題になっているエベレストDD66000系ではなくて、K2系の良さに通じていると感じました。個人的にはK2は好きなんですよねぇ。ホーンがなかったり、アクの抜けたようなきれいさだったり、良くも悪くもJBLという主張の押しつけがないスピーカーとなっているようで、これをここに集まったJBLファンはどう聴いたんだろうかと思います。

  

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2008年11月28日 (金)

初日 6社協同イベント その3 大阪ハイエンドショウ2008

 初日のトリを飾ったのは、今年も JBLのDD66000 でした。というか、このクラスになるとトリを取ってもらわないと納得出来ないという方が多いんじゃないでしょうか。むしろ、この組合せで驚かせたのは SOLUTIONのバカでかいパワーアンプ 。もう、本当にでかすぎ。こんなのふつうの家じゃぜったに置けないし、置きたいデザインでもない。フェイスやデジタルの表示部分だけを見れば悪くないんですが、サイズがあまりにアンバランスなんですよね。でも、駆動するのはこのDD6000ですから、聴く方としては期待が膨らみます。このSOLUTIONのアンプは秋葉原のダイナ555で見たことがありましたが、本腰を入れて聴くチャンスはなかなかありません。その時もでかいなと思いましたが、このイベント会場の広い部屋でどっかと置かれて見るとその大きさが一段と大きく見えるものです。

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2008年11月26日 (水)

初日 6社協同イベント その2 大阪ハイエンドショウ2008

これに続いて登場したのは、その最新型の典型のような丸いエンクロージャーと特殊な素材を駆使した コンセンサスオーディオ のスピーカー。 アンプはパスのプリとパワー 。再生はラックスマンの久しぶりの 新型プレーヤーとなるD-08 です。私にとっては定番中の定番、王道中の王道という組合せからこちらに移ったということを前提に、感想を書きますね。まず、一聴してわかるのはまず上から下まできれいにそろった同じ音がするということ。いや、本当に測ったように音波のうねり方がそろっているという感じ。「測ったように」というか、もちろん「図って」作ったわけですから、その通りの再生ができているということなんですよね。ATCだって当然ユニットの音をそろえることくらいやっているわけですけど、聞こえ方がやっぱり違うのがおもしろさです。ATCには音楽のうねりがあった。こちらにはそれはない。さり気なく、しとやかに、丁寧に音をそろえていくきれいな再生です。

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2008年11月24日 (月)

初日 6社協同イベント 大阪ハイエンドショウ2008

 毎回初日の最終イベントは関係6社による協同イベントです。大阪ハイエンドショウの原点となる6社が特権的に行うイベントですね。今回進行役は先にも登場した和田博巳先生と細谷信二先生のお二人です。細谷先生も自宅ではJBLやウエストレイクの大きなスピーカーを使用していることで有名。好きな音楽もクラシックよりはジャズやロックとなるわけです。オーディオというと常に主題がクラシックに偏りがちなんですが、ロックだってポップスだって良い録音で楽しみたいですよね。その代表的なお二人がそろってのイベントということで、おもしろい企画となりました。

 最初のセットは ATCの100SLPT アキュフェーズの新しいパワーアンプ M-6000 とプレーヤーは ワディア 581 という組合せです。去年は本当に感激したATCの100SLPTですが、今年もその音は健在。最近は見た目もスラッと細長、新素材の特殊なエンクロージャー、ユニットの色も銀や白というオブジェのようなスピーカーが次々と登場する中で、なんともおなじみのスタイルを守り続けているのが、これ。そして、その音の出方もまた、長いオーディオファンにとっては違和感のない正統的な進化を感じさせるという意味で非常に良いスピーカーです。これをやっぱり正統的な進化を続けるアキュフェーズで鳴らし、プレーヤーもデジタルに厚く太い音を持ち込んだワディアとくれば、出てくる音は「安心」そのもの。厚い中域をメインに音楽を色濃く、しっかりと鳴らすシステムでした。これはオーディオ的な追究するよりも、音楽にのめり込むための組合せですね。ジャズやクラシックに特化すればさらに濃い音の組合せもありますが、これは本当に中立の良さを持っていることも特徴です。

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2008年11月22日 (土)

和田先生とLINNを聴く その2 大阪ハイエンドショウ2008

 さて、理屈はそうなわけですが、心配がないわけでもありません。まず最初に考えるのは音楽データを取り込むソフトがどんなものか。iPodで言えばiTuneにあたるソフトですが、これがどれほど高音質なものなのか。CDから取り込むということであれば、いくらエラー補正がないといってもCDはCDであって、いまやSACDというより高音質な録音を可能とするディスクがある現在では、個々に魅力があるものかどうか。そういう点でいえば、むしろ期待されるのは高音質をうたうデジタル配信が実際にどれほど行われるのかどうか。それに「デジタル」という言葉に対する抵抗感を持つ人もたくさんいるでしょう。デジタルオーディオシステムといえば、高周波ノイズの固まりのようなイメージも消えません。

 と、前置きばかりが長くなりました。実際どうなんだと思われている方も多いでしょう。一言で感想を言いますと、「良かった」と書いていいと思いました。再生は「Poulenc Concerto for Organ」というものですが、デジタル配信版で、96Khz 24bitの録音だそうです。通常のCDは44.1khz 16bitですね。タイトルの通りのオルガンを入れた演奏なのですが、どの響きを聞いても混濁した感じがしない。空気が透明ですっきりとした静寂感が漂っています。特に良かったのは低域にかけての抜けの良さ。これはちょっと独特で、しっかりとした響きをともないながら透明感が出ていると言う非常に立派な再生でした。個人的には LINN の製品のなかではスピーカーだけがどうも冷たいクールな印象があって好きじゃないんですが、今回の再生ではそんなことは一切感じませんでした。これはパワーアンプのチャクラも貢献しているでしょう。ちなみに、プリの方も今回大阪初登場という新型だそうで、LINNとしてはまさに万全の組み合わせを用意したということなのかもしれません。

  

 その証しに、和田先生が用意したCDは 古謝美佐子さん はかつてはネーネーズという沖縄系のグループでヒットも飛ばしたことのあるボーカリスト。この再生がこれまた良かった。曲は[アメイジング・グレース]を沖縄の言葉に置き換えたものだったんですが、力強い歌声に独特のイントネーションが混ざり合い圧巻の再生でした。もちろん、この演奏はハードディスクプレーヤーの方ではなくて、現在LINNのプレーヤーの中では最上位機種となる  での再生です。それでも十分すばらしかった。つまり、この再生システムが非常に良かったということになるわけです。

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2008年11月20日 (木)

和田先生とLINNを聴く その1 大阪ハイエンドショウ2008

 ハイエンドオーディオショウの楽しみの1つと言えば、雑誌で活躍される評論家陣のデモンストレーションがあげられます。今年は細谷先生、和田先生、柳沢先生のお三方。ステレオサウンドの仕事があって、柳沢先生は2日目からのご登場で、入れ替わりに和田先生は2日目には帰られました。

 個人的にうれしかったのは和田先生が来られたこと。大阪ハイエンドショウには初登場だそうで、これからもときおり来て欲しい先生です。和田先生の魅力はやっぱり何かというとクラシック、ジャズという世界に終始しがちなオーディオの世界にあって、ロック、ポップスという身近な音楽も語られるということ。音楽が身近だから、言葉も身近。今年は来られませんでしたが、沖野先生が「レコード演奏家」という局地を語られれば、その対極として若者の音楽を気持ちよく楽しんでやろうという熱意もまた局地。どちらの先生の記事も考えるところがたくさんで大好きなんですが、今年はこの和田先生が来られている。今回のオーディオショウに行ってみる気になったのも和田先生が来られているからでもあったりします。

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2008年11月18日 (火)

きれいな音たち モニターオーディオ 大阪ハイエンドショウ2008

 去年はサラッとした口当たりでもうひとつつかみきれない印象だったモニターオーディオのブースです。今回も小型の方が鳴っていました。ただ、一聴して今年は音の充実感が違うなと感じました。個性としてはやはり中立で色づけのない音ではありますが、女性ボーカルの厚み、艶というものがしっかり出ていて、低域のパワーも腰が入っている感じ。いわゆるモニター調の音かというと、聴いたのが小型タイプのPL100せいか、音が少し軽やかで高域に抜ける感じが強くなる。大型のPL300なら素直にモニター的な中域の厚みも出てくるかも。ただ、どちらにしてもしっとりタイプの音ではない。たぶん、高域の質感が軽やかだからだと思う。爽やかな音で、丁寧に細かい音を散りばめてくるタイプ。きれいに音が拡散する。そう「きれいに」という言葉がよく似合うかも。こうして聴くとやっぱり大型のPL300が聴きたい。中低域の厚みが入れば、「きれい」に「しっかり」が加わるだろう。いわゆるモニター調の音というと、中域に音が集まっているように感じる場合もあるが、このスピーカーは本当に丁寧に音を出してくるから、オールマイティーのオーディオ的な再生を求めれば、これはよいスピーカーなのではないかと感じました。

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2008年11月15日 (土)

中庸という世界 大阪ハイエンドショウ2008

 たとえば、弦の強さを求めれば少し弱い。分析的な克明さも足りない。音楽の繊細さも最上とは言えない。しかし、それは物足りないというのではなく、全てについて中庸なのだ。こういう音を聴くと、オーディオにはいろんな世界があると改めて思う。オーディオは「原音再生」だという人もいるが、「原音」は難しい。録音された音楽はすでに普通にホールで聴くよりもかなり克明だったりする。普段、聞こえないような小さな音も聞こえるし、また聞こえるように私たちはステレオをセッティングしたりする。それがオーディオ的な快感でもある。そうして私たちは「原音」がわからなくなってくる。だって、すでに「弱い」とか「足りない」とか「最上とは言えない」と感じてしまう自分がいる。そして、ホールで本物を聴いてもがっかりしてしまう。もっと大きな音で、もっと細かい音まで・・・なんて。結局、自分のイメージとの整合性で私たちは考えてしまう。

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2008年11月 9日 (日)

歌を歌おう 大阪ハイエンドショウ2008

 ユキムさんのブースでは人気のエラックとAura Noteの組合せが今年も聴けました。最高級、大型システムの頂点と言える2つの音から一気に私たち一般の人が手が届く身近なオーディオシステムへと変わったわけです。で、もうどうしようもなくしょぼくれてしまうかというと、一切そうしたところがないのがオーディオの世界でもあります。

 小さなホテルの一室に移っての試聴ですが、これがまた楽しく弾むような音楽を再生してくれていてうれしくなりました。小型だから低域が無いとも感じないし、超高域が聞こえないなんて不満もありません。むしろ、この鳴りっぷりの良さが本当にいい。スピーカーが楽しく歌っているという表現でいいんじゃないかと思います。エラックのスピーカーはこの輝かしいユニットからして、高域にエネルギーがよっているのではないかと思いがちなんですが、実は中域がしっかりしているのが特徴なんですよね。特にこの小さいスピーカーとAura Noteの組合せは見るからに頼りない、ミニチュアな音楽ではないかと思わせるんですが、この部屋の音はぜんぜんそんなところはなくて楽しくて、音楽の味わいもあって、生き生きとしていました。家庭で、小粋に,気軽に音楽を楽しむという上で、これ以上のシステムは特にいらないんじゃないかと素直に思いました。

 前回紹介した大型システムはまじめな顔して正装で演奏している感じに聞こえますが、こちらは明るい日差しの中で陽気に歌が飛び出してきたというイメージです。お薦めの組合せですね。

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2008年11月 7日 (金)

魔神・ブー 登場 大阪ハイエンドショウ2008

 

 さて、この会場で椅子をぐるりと回して正面を入れ替えると、ステラヴォックスジャパンさんのブースになります。椅子を返すのはその場にいる人の手作業なので、若干試聴位置が前後左右に動くので、このブースでは絶対センターというのがないわけですが、センターを取れる人は限られるので、大半の人にとってはこれでも特に問題はないですね。で、ひっくり返して出てきのはドラゴンボールの「魔神・ブー」。カクカクとしたイメージのウィルソンとは全く逆で丸っこい独特のフォルムが特徴です。頭のてっぺんがくるっと回っているのもおもしろい。色もこちらはパープルに近い赤。以前に一度秋葉原のダイナ555で試聴したことがありますが、その時は音量も小さく、時間も短かったので、ちゃんと聴くのは今回が最初といってもいいでしょうか。スピーカーはVivid audioのG1 GIYA。

 ダイナ555の時も中域に特徴を感じたのですが、今回聴いてみてもその印象に変わりはありませんでした。ウィルソンに比べるとはっきりと中域に厚みがあります。中域が厚く、気持ち柔らかめ。高域にかけては少しハリがあって、ちょっとこの中域と比べるとメリハリが強い感じがしますが、エージング不足かもしれません。ウィルソンがスーゥッと高域がどこまでも伸びきるよう感じなのですが、こちらは中高域から中低域に音のおいしいところがまとめられているような音作りです。このスピーカーを作ったのはローレンス・ヴィッキーさんで、かのB&Wのオリジナル・ノーチラスを設計された方です。目標はノーチラス同様に四角いエンクロージャーの角で起こるような反射を無くすこと、エンクロージャーそのものの共鳴を無くすこと。これによってユニットそのものから出る音を生かしたい、全ての音をそろえたいということなんでしょう。写真の通りユニットはみな同じ。アルミ製なんだそうです。

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2008年11月 5日 (水)

白いモビルスーツの話 大阪ハイエンドショウ2008

久しぶり更新となります。

 今年はカメラの購入でフトコロ的に厳しかったんですが、まあ、せっかくカメラも買ったので、むしろ行かないわけにはいかないではないかと、決意を固めて「大阪ハイエンドショウ2008」へと出かけて参りました。

 会場は毎年変わらない心斎橋のハートンホテル。2階から各フロアに別れて各メーカーがデモンストレーションをしています。まずのぞいてみたのは2階の大広間。大場商事さんステラヴォックスジャパンさんが交互にデモをしています。入ったときにやっていたのは大場商事さん。デーンと白い大きな物体が並んでました。

「なんだ、あれはっ。連邦の新型モビルスーツかっ」などとついつい叫びたくなりますな。

 細身のフォルムですが、ほとんどの日本人よりは背が高いでしょうね。実に立派なスピーカーです。何度か見ていますが、外装もきれいで部屋さえ大きければ部屋のデザイン的にも満足出来るのではないでしょうか。メーカーはウィルソン。MAXX2です。形は大きいですが、出てくる音はいたってまっとうで普通。以前は音の硬さや高域の伸びで鮮明に聴かせる感じがあったウィルソンですが、年々中庸のバランスなってきて、これ1台を聴く限りにまったく整った音だと素直に感じます。高域が強まることで感じたどこか青いようなクールな音色も、全くなくなって冷たさを感じさせない音になっています。どこまでも抜けていく空気感とそれに反するように音像の実体感がしっかりしているよいスピーカですね。再生に使われている装置を見るとプレーヤー系はdcsです。この音色の良さはdcsがずいぶんと貢献しているのではないかと想像します。

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2008年9月23日 (火)

やっぱり一眼レフ EOS Kiss X2

 最後に選んだのは キヤノンの一眼レフ EOS Kiss X2 でした。一眼レフの入門機として人気が高く、手堅い実力機でもあります。上を見ればキリがないのですが、初心者は初心者ですから、この辺は堅実に行くのがよいかということです。ただ、せっかくなので、おきまりのレンズキットはではなく、レンズに少しお金をかけることにしました。カメラ本体はいつものオークションで探しつつ、レンズは9月末に発売予定の タムロンのAF18-270mm F/3.5-6.3 Di II VC LD Aspherical [IF] MACRO を選択。これは簡単にいえばWズームレンズキットに入っている2本のレンズを、1本にしたようなレンズということです。持ち運びも1本でもいいし、レンズの付け替えも気にしなくていい。初心者としてはレンズの付け替え、持ち替えなんてことをできるだけ減らしたいということも強くありました。Wレンズキットと比べると、価格的には1万から2万円くらい高くなるんですが、便利さをとりました。ただ、本体の方はオークションで予想よりも1万円くらい安く落札できたので、価格的にはあまり変わらないことになったのですけどね。その分気持ちがよかったので、おまけとして、 EF50mm F1.8 II というレンズも追加したりしたのでした。

これは本体のみ。レンズがないと撮れません。

ということで、他に標準レンズキットと、

さらに望遠ズームレンズを追加したWズームレンズキットもあります。

タムロンのAF18-270mm F/3.5-6.3 Di II VC LD Aspherical [IF] MACRO

キヤノン EF50mm F1.8 II

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2008年9月14日 (日)

ダイナ555 7階で巨大なオウム貝に会う

 久しぶりに行くダイナです。試聴室に入ってみるといつも大きなスピーカーたちが鎮座たてまつっていることが、まず壮観な景色なんですが、今回は本当に「すごいっ」と言うか、もう口が開いたままふさがらないような驚きの景色が目の前にありました。

 vividオーディオの最新型 G1 GIYAで す。この見た目のインパクトは本当になんといっていいのかわからない。完全にオブジェであり、芸術作品となっている。そうでなければ、太古のオウム貝か巨大イカの化石が形そのままに掘り起こされてきたとでも言うのでしょうか。細身のフォルム何ですが、横を見ると上も、下も長く伸びた管がくるりと巻き込まれている。誰が見ても、スピーカーには見えない。

Vivid01

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2008年9月11日 (木)

レフィーノandアネーロ 組み合わせもオーディオの楽しさ

 どうもこのところ忙しくてなかなか更新が進まないですね。先回の夏休みの話もまだ続きを。

 足を運ぶのは レフィーノandアネーロ 。高級機の並ぶお店の定番ですが、店の雰囲気も格調が高くて、試聴を頼むのに気後れしてしまうのがこのお店。まあ、根性の問題なんですけどねぇ。どうも、気が小さいもので。

 このお店は品揃えはすごいんですが、なんか今一つ音が私の好みと違うというか、すっきりしないことが多いのですが、今回鳴っていたのはWilsonの「システム8」。これが柔らかく品のある音でよかった。「システム8」特有の音場の良さはもちろんなんですが、このスピーカーを柔らかく鳴らすというのはちょっと珍しい。どうしてもこの最先端のスピーカーを強調しようとするのか、わりと分解能を高めて、厳しい音で鳴らしていることが多いんですが、ここはそうではありませんでした。鳴っていたのもジャズボーカルで、高性能をアピールするソフトでもありません。ここら辺も含めて品がよい。

 他にも組合せの例をあげると、ソナスファーベルをマークレビンソンのプリ、パワーの組合せで、プレーヤーがソニーのSCD1。これはソナスファーベルの柔らかさ生かしながらも、クラシック以外にも通用するニュートラルさを狙った組合せか。アバンギャルドのNANOにラックスマンのC-60、M-60のアンプで、デノンのDCDSA11SPのプレーヤー。こちらは素直に厚みのあるジャズを聴きたい組合せ。試聴室ではJBLのエベレストDD6600にホブランドのパワーアンプ、ライラのプリ、ガマットのプレーヤーがありました。こちらは常に入れ替わるので、この組合せが常態なのかはわからないですが、ちょっと興味のある組合せですね。最近はDD66000をどのアンプが、どうコントロールするのかというのがもっとも聴いてみたいポイントなので、いろいろな組合せで実験してもらえるのは大歓迎です。

 ちょっと駆け足での紹介になりましたが、まずこのような種々の組合せは他のお店では聴けないので、関心のある方はぜひいってみてはいかがかと思います。

And

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2008年8月14日 (木)

我が家でマーラーを聴く HQディスク

 最近クラシックを聴きだした我が家ですが、これまでジャズでの音作りですから、クラシックのディスクはまだまだ思いように行きません。先日購入したマーシャル指揮のマーラー交響曲第九番のこのディスクもしかり。

   

 このディスクはあちこちのオーディオ雑誌で好録音の評価を得ています。たとえば、ステレオサウンド166号では菅野沖彦先生が「優れた再生システムなら空間に拡がる大編成のオーケストラのスケール感と、マーラー円熟のオーケストレーションの細部の音色の綾も緻密に、そして各楽器の音の質感が自然に再現される最高の録音である」と絶賛しております。ディスクの特徴としてはEXTONレーベルが最近こだわっているSACDの2チャンネル録音です。マルチチャンネルでの収録をあえてしないことで、ディスクの容量を空け、SACDのデータ圧縮をしないで収録しています。HQディスクというんですね。さて、そのマーシャル指揮のマーラーが我が家ではどうなるだろうかと、期待は膨らみます。

 はっきり言って私はマーラーを知りません。だから、最初にこのディスクをかけたのは夜でした。そして、ものすごくがっかりしたのです。音の調子がどうも一辺倒で、ときおり一気にオーケストラの音が高まる。全体的には穏やかで優しい音色なのですが、どうも音が埋もれているようで、ちっとも何も伝わってこない。楽器の分解能や音場感などが特に優れているわけでもなく、オーディオ的にもどこが最高の録音になっているのかよくわからない。菅野先生のところではこのディスクが「最高の録音」に聞こえるのに、我が家のシステムはなんとお粗末な・・・(; ;)ホロホロ

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2008年7月27日 (日)

レッドバロン、現る

 修理に出したX-03SEは2週間ほどで戻ってきました。やはり内部的に問題があったようで、基盤の入れ替えという対処だったようです。バージョンアップから3ヶ月経っていなかったことで、修理費なしで対応していただきました。今回の話は、この故障の少し前までの話です。

 X-03SEに変わって音の明晰感や安定感はしっかり出てきました。高域の方で感じた何かチリチリとした神経質っぽい感じも取ることができました。しかし、一方でどうも音楽の腰が重い。ジャズ特有のスイング感、踊るような、弾むような楽しさがなかなか思うように出てこない。音色としては厚みもあるし、クールではないものの、羽目を外さないようなまじめさが、なんとももどかしいところなんです。この状況を変えるために、何かよいアイテムはないかと模索しているところに、現れたのが「レッドバロン」です。

 もちろん「レッドバロン」は正式名称ではありません。本当の名前は7NX PSC-5500XGというもので、メーカーは オルトフォン製 です。オルトフォンジャパンの前社長の前園氏がケーブルの開発に凝っていたのはよく知られたことですが、その前園氏自慢の1本と言えるのがこのレッドバロン。「レッドバロン」の命名は作家の安原顕さん。これを広めたのがそのオーディオ仲間の寺島靖国氏。このケーブルはその名の通り、赤と黒の引き締まったフォルムに特徴がありますね。しっかりとした太さに、このデザインはまさに強さと優雅さを併せ持ったような力強いイメージを生み出しています。普段は器機の後ろに隠れてしまう電源ケーブルなのに、このこだわり。寺島氏の「Jazzオーディオ 寝ても覚めても四苦八苦」を見ると「柔らかイメージのオルトフォンが何を間違えたのか、中低域をほとんど無視してがつーんと中域がすっ飛んでくる」なんて書かれてます。そんなにエネルギーを押し出すタイプのケーブルというのはいったいどんなものだろうと、以前から思ってはいたのですが、なかなか地方ではお目にかかることもなく、生産も終了し、私にとっては幻の1本となっていました。

 そのレッドバロンが中古市場に現れた瞬間、買おうと決めました。今、我が家のX-03SEに必要なのは、この優雅に落ち着き払ったような演奏のケツを蹴り上げて気合いを入れることだと直感したからです。沸き立つような血潮が今必要なのだと。

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2008年7月19日 (土)

システムバージョン4.21で、PS3の音に変化が

 先日バージョンアップの不具合が指摘された PS3 なんですが、対策済みの2.41に我が家もバージョンアップして久しぶりにライブDVDを見てみると以前との印象が違うのにびっくり。以前はやや硬めの音調で、いわゆるモニター調。変にエッジを立てたような強調感があるわけではないのですが、輪郭がしっかりしていることがPS3の特徴で、そのせいか不思議と楽器の位置関係がわかりやすい音場を提示する。ただ、我が家のシステムは光デジタルから、フォステクスの光-同軸変換器を使って外部のD/Aコンバータにつながっていて、そこからアナログ受けをしているので他の方の視聴環境とはやや違うかもしれませんが。

 今回のシステムバージョンアップではいろいろと変更があって、主にBlu-ray関係とXMBバーの操作方法などの変更だったようです。注目の音声でいうと、DVD-Video, Blu-ray DiscのDTS再生において、DVD-VideoのDTS-ES、DTS 96/24、Blu-ray DiscのDTS-ES Matrixの再生に対応したというのが公式の発表です。機能アップがメインで、基本性能を改善させているというようなことは、これまでのよう発表はありません。それでも我が家の印象は以前の音とだいぶ違います。

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2008年7月17日 (木)

SE-CLX9の感想です

  SE-CLX9 の感想ですが、標準状態の音はまさにフラット。低音から高音まできれいにそろった音が丁寧に再生される感じでした。DENONのAH-C700が低音から中音にかけて厚みのある音で、音楽の雰囲気を濃く聴かせるところがあったのに対して、こちらは音の出が軽やかで、音の歯切れがよいタイプ。音場はすっきりとしていて、さらっとした質感になってます。分解能や音数はあきらかにこちらが上。ただ、オーディオのおもしろいところはこうした基本性が上だからと言って、音楽性が良くなるかというとまた違うところ。こういうのには好みの問題も大きく関係しているんですが、SE-CLX9はどうも「音楽」としての抑揚や味わいが薄い。AH-C700の音はにちょっと粘りがある。それが音楽になったときにも生命感とか、深みを感じさせるものにさせていました。SE-CLX9は音があまりにフラットで、1音1音がきちんと出ているせいか、1度機械の中で蒸留でもさせて、アクをも汗も抜いてしまったかのようなところが出てきている。さて、どうしようか。通常なら好みの音ではなかったで終わるところなんですが、このSE-CLX9には調整ノズルというのがついている。

 それで今度は調整ノズルを入れ替えて再視聴です。パーツをいくつか外したあと、標準でついていたノズルを取り除き、そこに別なノズルをおいていきます。位置などを間違わないようにかみ合わせの溝が切ってありますが、なにぶん小さいので、固定するためのカバーを回していると、内側ノズルも一緒に回転してズレたりして、不器用な私はちょっとイライラ。ノズルの変化はどうかというと、実はそれほど大きな変化ではないようです。低音、高音ともに2段階の変化ができることになっていますから、5段階の調整幅があるわけですが、いずれも極端に変化するわけではありません。低音2レベルにしても基本的には音調のバランスはフラット型の範囲を出ることはないようです。あくまで個性を排除したバランスの中で、遊び心を持たせているという感じでしょうか。で、私の選択は結局、低音レベル2を装着することにしました。それでもAH-C700のようになるわけではありません。

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2008年7月 5日 (土)

新しいヘッドフォンはPioneerのSE-CLX9

 ヘッドフォンが断線してしまったというのは前回の話し通り。ということで、また新たなヘッドフォンを買うことになりました (; ;)ホロホロ  DENONのAH-C700 に特に不満はなかったので、そのまま買い換えても良かったんですが、新し物好きな私としてはどうせ買うならやはり違うものにしようかとウズウズとしてしまいます。AH-C700はちまたでは低音が良く出ることに特徴があって、人によっては低音過多だという意見もあるようですが、私にはちょうど良い量で、むしろチャカチャカとした高域を聞かされるよりはずっと良かった。ヘッドフォンもいろいろな音作りがありますが、安いものはどうもメリハリをつけようとするのか、テンションが高めで、ちょっと聴きには良い音なんですが、長く聴いていると音楽の腰の座りがどうも物足りなくなってくる。ヘッドフォンは物が小さいので、低音は最初から出ないより、それなりに出ていた方がよいと思うのですが。

  

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2008年6月27日 (金)

タタられた6月 (>_<)ヽ ナケルゼェ

今月の頭に体調を崩してからというもの、どうもついていないことが続いています。

まずは毎朝使っているミルクパン。
以前に1度空炊きしてしまって、そこの部分が弱くなっていたんですが、
とうとう穴が開いてしまいました。
我が家は電磁調理器なので平らな天板ですがそこに水がたまる。
最初は吹きこぼれかとも思ったんですが、さすがに普段より多いので、
試しに水を入れてミルクパンを持ち上げてみたらぽたぽたとしずくが垂れました。

この体調が悪いときというのは身体の動きも重いし、
その分どうも動きも雑になってしまいます。
それでやってしまったのがヘッドフォンの断線。
コードを引っかけたのを気がつかずに引っ張ってしまいました。
最初は左側だけがつながらなくなったものの、根本をねじってたらつながっていたのです。
それが次第に左側だけでなく、右も切れてしまい。とうとう何も聞こえない。
この半年間使ってきたのはデンオンのAH-C700というやつで、
低温過多という評判も多いのですが、個人的にはとても気に入って使ってきました。
耳からかけるように工夫したりして、これも我ながらよくできたと思っていたのに。
思えばわずかなおつきあいとなりました。
何かやらかすときというのはこんなものなんですね。

そして、最後は先日買ったばかりのCDプレーヤーX-03。
いつものようにCDをかけていたら急に止まってしまって、
どのボタンを押しても操作ができない。
ディスプレイを見るとステレオCDのはずなのに、5チャンネル分の表示がついている。
仕方なく電源をオフにして、入れ直してみるものの、
最初の「ESOTERIC」「X-03」とまでは表示されるものの、
あとは訳のわからない数字が出たり、全く意味のない図形の模様が出たりとおかしい。
これは内部ソフトがバグったのか。。。。
X-03にはDVDプレーヤーの姉妹機があるんですが、
ディスプレイの表示には「映像」を示すのかビデオカメラのアイコンまで出てしまう。
気になるのはトレイが完全に開かなくなっていて、
ディスクを1枚飲み込んだままになっていること。
もう、何度電源を入れ直してもディスプレイに表示される内容が変わるだけで、
停止した状態自体は全然変わらない。
これであえなくあきらめました。
現在はメーカー修理に出しているところです。
これもそろそろ一週間になるところです。

こうして次から次へと不幸が続く1ヶ月でした。
そう思うとため息ばかりです。
さて、新しいヘッドフォンを探さないと。

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2008年6月11日 (水)

ジョセフ・リン バッハとイザイ 円を描く音楽の旅

 我が家は一ヶ月ごとに今月のCDが入れ替わるのですが、その一ヶ月を通してもっとも我が家のターンテーブルにのったのは間違いなくこのディスク。ジョセフ・リン「バッハとイザイ 円を描く音楽の旅」。このディスクに収められたジョセフ・リンの演奏は本当にすばらしい。クラシックが全くわからない私ですが、本当にずっと聞いてしまいました。

      

 実を言うとこのすばらしい演奏を言葉でどう表現すればいいのか、私には全くわかりません。それでも私なりに言葉を探すと、この演奏の良さは、まさに演奏が音楽と重なっていること。バイオリンの音が柔らかく、かつ凛としていて、強くもあり、弱くもあり、なめらかで、響きの美しさにたどたどしさがない。だから、音色が深くて色彩がある。聞いていて思うのは演奏に汚れやためらいがないのではないかと思うこと。柔らかい音を自信を持って弾くには、迷いがあってはいけない。僕は野球が大好きなのでついついベテランのピッチャーの投球を思い出すのですが、柔らかい変化球でバッターをうちることほど難しいことはない。遅い球だからといって回転が甘かったり、中途半端な投球フォームではたやすく打たれてしまう。例え球速は遅くてもしっかりと意識の入った球を投げなければ、プロのバッターは見逃さない。「球に意識を持つことができる」。観念の世界のようだけれど、そこにやはり何かがある。ジョセフ・リンさんは78年生まれだと言うからまだ30歳。野球界では引退もといわれる年だけれど、一般の社会や音楽会ではまだ若手なのでしょうねぇ。でも、彼はこの緩い球に気持ちを込めて投げられる。緩い球を中途半端にならず投げきろうとする。その潔さ、力強さ。柔らかい音でも音が濁ったりぶれたりしない。どの音もしっかりとした音でかつ音色の豊かさを持っている。これも迷いの無さを表している。どこにも無駄な音はないというような演奏。本当に彼と曲が一体になっているかのようなすばらしさ。まるで、このまま天使とともに天に昇っていくかのような音楽の清廉さをに包まれている。クラシックの世界には曲理解というものがより重要だそうで、そういう意味でどうなのかは私にはわかりませんが、そんな理屈抜きで、素直に彼の演奏に魅了されてしまうのでした。

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2008年6月 7日 (土)

ハツラツとして力強いタッチ 長富彩

 私にとってのクラシックは全て入門編なので、クラシックとしてとか、演奏としてどうだろうという評価は相変わらずできません。長富彩さんのこのCDは雑誌で見て、「録音がよい」と評されていたことと、もちろんジャケットがかわいかったことで購入しました。あれ、以前もそんなこと書きましたねぇ。そんな程度の私です (;^_^A アセアセ…

 でも、こんなかわいいジャケットにだまされてはいけませんというか、だまされてもいいんですが、演奏は「かわいい」という枠では収まりませんでした。最初の曲は私たちのいう「キラキラ星」。今年の初めの「のだめカンタービレ スペシャル ヨーロッパ編」でラストのコンサートでのだめちゃんが弾いた曲です。その時初めてモーツァルトなんだと知りまして、「へぇーーーー」と机を20回叩いた私です。でも、実際にCDなどに入っている本格的な録音ものとして聞くのは初めてでした。長富さんの「キラキラ星変奏曲」は楽しく、そして美しかった。何よりタッチの切れというか、音がしっかりしていて、ハツラツとしている。

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2008年6月 4日 (水)

清廉とした調べ グレン・グルード「ゴールドベルク変奏曲」

 コロコロと転がるようなピアノの音色。静かで、清らかなホールの響きを伴いながら、軽やかに弾むように奏でられるゴールドベルク変奏曲。何とも美しく、部屋中の空気が浄化されるような印象のディスク。しかし、この演奏はグルード本人によるものではない。

先日テレビを見ていたら、朝の番組で小倉さんがグレン・グールドのディスクを紹介していました。小倉さんといえば、先日も藤田恵美さんのディスクを紹介して大ヒットに貢献したという実績があるのですが、今回もそうなることは確実と思われますね。しかし、今日紹介したいのは別な一枚。

 グレン・グールドを一躍有名にした「ゴールドベルク変奏曲」ですが、私は1955年に発売されたというオリジナル盤を聞いたことがありません。私が今聞いているのは、この曲をヤマハの自動演奏ピアノを使って完全再演したという何とも不思議なディスクです。なので、演奏はともかくオリジナル盤にこうした美しい響きやピアノの音色が入っているのかどうかは定かではありません。

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2008年5月30日 (金)

チリチリとした高域が気になるのです

 電源と足を変えたんですが、どうもまだしっくりこない。気になるのは2つ。先にも書いているんですが、どうも音の躍動感というか、生命感みたいなものがもうひとつ出てこないんです。音そのものは鮮明だし、SNも良いし、低域の締まり加減も良い。でも、トータルとしてやはり機械的というか、一つ一つの音が重いというか、落ち着きすぎた印象から抜け出せない。

 もうひとつはどうも高域の方にチリチリとした鋭さが隠れている感じで、音楽としてのまとまりを妨げている感じがするんです。この高域の感じは微妙で、おそらくこのちょっと鋭い感じが分解能の良さや音の鮮度感を感じさせる要素にもつながっている。DU-7と最も違うのは、この高域の扱い方をどうするかというメーカーの考え方なのではないかと思ったりします。エソテリックはこのところ落ち着いた傾向の音でクラシック系の再生に良さを感じるんですが、どうも我が家では高域の硬さが気になって、クラシックがむしろ引っかかるのです。トータルな印象は我が家でも落ち着いた静かな印象なのに、このチリチリのおかげで全体のバランスにちぐはぐ感が生まれているような気がしてしっくり来ないのです。先日宮本笑里さんの記事を書きましたが、バイオリンの弦が気になるのもこうした事情と関係があるのでした。電源と足を変えてもこのチリチリが取れない。どうしたらバイオリンの弦を、もっとうまく再現できるのかがここしばらくの我が家のテーマにもなっていたのでした。

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2008年5月24日 (土)

弦・入門 宮本笑里「smile」

最近、弦が聴きたいと思うのです。

 これまでジャズ派だった我が家には弦を引く音というのはほとんどありませんでした。そのせいか、クラシックを聴くようになって、とても新鮮に響くのが弦の音。でも正直何を買っていいかわらかないこともあって、とりあえずジャケ買いですねぇ。買ったのは宮本笑里さん。ね、きれいですよねぇ。愛らしい瞳がクリッとしてますなぁ。で、そんなことはオーディオに関係ないんですが、我が家はCDをかけるときは写真のようにCD立てにジャケットを立てているので、ジャケットの美しさは重要なポイントです。もうひとつの理由は宮本笑里とさんが「のだめカンタービレ」の「のだめオーケストラ」の一員だったと聞いたからです。のだめからクラシックの世界に入ったのだから、感謝の気持ちを込めて買わせていただきました。

 クラシックは完全初心者なので、何がどうと評価することはとうていできません。ということで、作品の善し悪しは別なサイトをご覧ください。という前置きはいつもの通り。で、私の感想は・・・

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2008年5月18日 (日)

オーディオと音楽の両立を その2

 電源ケーブルの次ぎに気になったのは足。X-03SEはエソテリックが単独販売もしているインシュレーターがそのままついているんです。通常の販売価格は3つで3万円ですから、別売りのインシュレーターとしてはしっかりしたものと考えてよいと思います。雑誌などの評価も悪いわけではありません。おもしろいことに前2点、後ろ1点の3点支持は特徴的。特に確認したわけではありませんがVRDS-NEOを積んでいるので、前方の方が重いんでしょうか。最初は普通に4点支持だと思ったんですが違いました。ちょっと珍しいですね。いろいろな記事などを見ますと、X-03SEも設置場所や足でだいぶ音が変わるという評価をよく見ます。VRDS-NEOといえば、トランスポーターとしてこれ以上のないしっかりした安定性が売りなんですが、それでもというべきか、それだからというべきか、それを支える足の意味は大きいようなのです。我が家はTAOCのラックを使用していますが、その上にTAOCのSUG-50というボードを敷いています。このボードは棚板のみの状態からするとわりと効果があって、DU-7を使っていたときも低域にグッと力が入った感じ、音のコントラストを上げる感じを実感しました。今回の入れ替えでもこれをそのまま使用しています。で、最初はそのままTAOCのボードに置いて使いました。音的にはエソテリックらしい落ち着きと安定感のある音。電源ケーブルを変えて少し中低域に厚みがついて、ノリの良さみたいなものが出てきていますが、基本的にはきまじめさを感じさせるのがエソテリックでしょうか。

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2008年4月30日 (水)

オーディオと音楽の両立を その1

 我が家のシステムにやってきたX-03SEですが、さて、とりあえずできることはなんだろうと考えます。まず考えたのは、電源ケーブルを変えたらどうだろうかということです。我が家の手持ちで、入れ替えて使えばいくつかのパターンが試せます。

 最初に使ったのはオヤイデのTUNAMI NIGOを使ったショップ製のケーブル。価格のわりにはしっかりと中域でしっかりと音を出すという特徴があります。高域が気になるということで、使ってみました。しかし、こちらは残念。相性からするとどうもハキハキ系が強調されるようで、音のバラバラ感がさらに気になる状態に。高域もより強調される感じでした。

TUNAMI NIGO

 次の試したのはワイヤーワールドのELP5の初期バージョン。こちらは可もなく不可もなく。高域の強調感はそれほどでもないものの、しいて良くなったという感じもしない。逆に音の質感としてのまじめさが心持ち強くなった感じがします。ときに落ち着いた木訥なイメージのあるケーブルなんですが、どうもそちらの方に傾いたみたい。

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2008年4月27日 (日)

いきものがかり 「ライフアルバム」

 たぶん、音楽が好きだという人には、好きな音色があるんだと思います。どうしてそういう音色が生まれるのかはよくわからないけれど、私は生まれてこれまでの経験と同時に、それぞれの脳が求める心地よい音色というのが存在しているのではないかと思うのです。その音色がうまく響くと、脳の中に心地よさを感じさせる物質を一気に噴出させて、ステレオの前から動けなくなる。

 私には好きな声というのがあります。これはもうかなり明確で、自分でもよくわかります。わかるといっても、最初から知っていたのではなくて、たくさんの音楽を聴いているうちに、いつの間にか気がつくと同じような声の人のCDがたくさんあるということに気づくわけです。あ、この声はあの人に似ているなぁ、なんて思っていると、そういうCDばかりが実はたくさんあるわけです。楽器でもたぶんそうで、ジャズでも、クラシックでもその音色があるだけで、何となくうれしくなっているんだと思います。

 「声」についていうと、私がもっとも好き声(これは歌声に限るわけですが)はかつては「赤い鳥」から「ハイファイセット」で活躍し、今はソロシンガーとして歌っている山本潤子さんの声。山本潤子さんの優しく伸びていく高域の歌声が大好きなんです。でも、世間はあまりそうではないらしくて、最近は活動もめっきり減ってきました。代わりに、このところお気に入りなのはParis matchのミズノマリさんの声。この2人の声は私の中では本当によく似ていて、とっても気持ちいいんです。この2人は力を入れているようで、どこか肩の力が抜けている大人の声です。

 で、それとは逆に思いっきり歌うことの気持ちよさというのもありまして、最近とっても気持ちいい、大好きだなぁと思うのが「いきものがかり」の吉岡聖恵さんの声。先の2人が透明で繊細だとすれば、吉岡さんの声はちょっとかすれ気味で、歌い方も前に、前に出る歌い方。元気さと精一杯の情熱を声に乗せるタイプ。上手か下手かといえば、ちょっと通り一辺倒に聞こえなくもないけれど、技術をどうこういうのがバカらしいくらいに、この声は脳に響く。元気で明るいだけでなく、その声の奥に切ないような響きがあるんですよね。本当の吉岡さんの人生はそんなに切なくないのかもしれないけれど、そう感じさせる声を持っているのは確かで、だから、この声を聞いてるといつも何となく目元が熱くなる。

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2008年4月20日 (日)

X-03SEの導入から

 X-03SEといっても、実はX-03を購入して、あらためてバージョンアップに出したものです。この時期エソテリックは最上級のセパレートP-01、D-01のバージョンアップを開始しようとしているところだったようで、時間がかかりました。通常は1週間程度とのことですが、1ヶ月くらいしてようやく戻ってきました。X-03の音を聴いても良かったんですが、今回は迷わず出しました。オリジナルの方がカチッとした音だということですが、私は最近のエソテリックの音の方向は少しずつ音の質感が上がってきて輪郭が必要以上に強調されていないのが、柔らかさにつながっていると思うので、迷わずバージョンアップしました。

 しかし、これですんなり音がよくなったかというと、そう簡単に事が運ばないのがオーディオの世界。やっぱりすったもんだとしないといけないんですね。多少古くはなっていたもののDU-7を使って長いですから、DU-7の音で調整してきている。最近は本当によかったんです。私の耳にすっかりなじんでました。高域がどうとか、低域がどうとか、S/Nだとか分解能だとか、オーディオっぽい要求が刺激されなかった。オーディオショーで聴くと確かにそれぞれによりすぐれた世界があるあることもわかるし、それを求めての入れ替えだったわけですが、今から思えばそうした「オーディオらしさ」を気にさせないくらいのまとまりの良さ、バランスの良さがあったのだとわかります。ということですから、X-03SEは再びオーディオの世界に、私を引き戻したということです。つまり、不満がいっぱい (;^_^A アセアセ…。

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2008年4月12日 (土)

私はマルチの味方です

 プリアンプの導入、プレーヤーの入れ替えなどと続いてしまいました。ハイビジョン環境を整えるという当初の予定はどこ吹く風で、気がつくとオーディオ系の展開となっている我が家です (;^_^A アセアセ…。

 プレーヤーの話はまた書くんですが、私も一応mixiに入っていて、オーディオ系のコミュニティーをのぞきに行ったりします。すると、時々「初心者なんですが、オーディオはどこから始めたらいいんでしょうか?」というような質問があったりするんですよね。本家「音楽・道楽」も「初心者のための・・・」なんて銘打っていたりして、できれば「オーディオ仲間」「ホームシアター仲間」を増やして、その魅力を少しでも広めたいと思っていたりします。「よい音よい映像普及委員会」の自称会長なんです。で、話を戻しますが、mixiのコミュニティーでのやりとりを見ていると、やっぱり世の中は「ピュア」上位で、AVアンプは音が悪い、マルチは偽物だという雰囲気がどうもあるみたい。

 ピュアオーディオアンプとAVアンプを比べた場合、単純に同じ価格ならAVアンプは構成上よりいろんなところにお金が必要だから、音質は悪くなる。これは本当にその通り。やはり、純粋なクォリティーは落ちてしまいます。5チャンネルかそれ以上の増幅系とサラウンドのためのデジタル系、最悪は映像系を同居させざるを得ない宿命にありますから、音だけに特化できる製品とは違う。でも、これは純粋に音質だけを比較し、その優劣を競った場合の判断で、自分の楽しむ音楽としてどうかというのはまた違う側面もあると、私は思うのです。例えば、最もよくあるのはスピーカーの設置にどこまでこだわれるか。リビングで聞くとする。もう自分がセンター位置に座れない。BGMとして音楽を楽しむという環境ですね。あるいは、自室に置くけれども左右のスピーカーの高さはちぐはぐだと。こういうことはたくさんあるというか、こういう例の方がはるかに多いんじゃないかと思います。2人がけのソファーで夫婦で聴く。この良くあるスチュエーションですら、ピュアの世界では不純になるわけです。自分の試聴位置から左右のスピーカーまでそれぞれを等位置に配置できる。そういう環境にこだわれば、それはもう十分にマニアじゃないかと思うんです。そうしたいけど、生活がそれをさせないのが現実。この時点で「ステレオ」という概念は簡単に崩れてしまうんです。

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2008年3月26日 (水)

新プレーヤーの話

 DU-7と分かれることになったのはレクストのDACを聴いたのと、次世代ディスクがBlu-rayへの一本化が決まり、いよいよ本格的な次世代時代に突入してきたと感じたことが大きな理由です。去年の動向を見ると次世代ディスクの高画質・高音質可が注目を集める一方で、オーディオ業界ではCD回帰というか、CD規格でもまだ行けるという製品がたくさん出てきました。CDのサンプリング周波数は44.1kHzで、人間の耳に対して必要十分な規格設定となっています。しかし、技術も進みましたし、実際に必要以上の音で録音されるSACDの音は確かに良いわけです。それで最近はこぞって44.1kHzのサンプリングレートをデジタル技術で持ち上げる高音質化が取り入れられてきました。それが去年は44.1kHzを持ち上げるよりも、その音を出し切った方が良いんじゃないかということなんでしょうか、CD規格のままで高音質化を目指すという製品がドンドンできた。レクストのDACもまさにそれ。ネットで人気の高いソウルノートのDAC、CDプレーヤーもそう。SACDを持たず、CDオンリーで行こうという製品です。Simple is Best。Blu-rayとは全く逆の波が一方では起こっていたわけです。

 Simple is Bestはさらにステレオ再生への回帰にも現れています。マルチチャンネルによるサラウンド再生がなかなか伸び悩んでいるわけですが、それならもう2チャンネルでいいじゃないかというように高級SACDプレーヤーの2チャンネル優位がはっきりしてきました。マルチ否定派がオーディオの世界には多いのは知っていますが、本当にマルチチャンネル再生できる製品が無くなってきましたように思います。SACDは対応しても、マルチはいらないという方向性が定まりつつあります。

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2008年3月21日 (金)

DU-7は嫁いでいきました。

 長く使ってきたDU-7は無事嫁いでいきました。ホッとしたのと同時に名残惜しさもありますね、やはり。大きな不満があったわけではないので、よけいにこの決断が良かったのかと思ったりします。我が家も時間をかけて少しずつシステム変更を実施していくことにしまして、たまたまプレーヤーの方が先になってしまったということなんですが。嫁ぎ先でも長く愛されて欲しいです。

 しかし、そうして感慨にひたっていたのもつかの間、我が家のメインパソが急に停止してしまいました。このところ不安定な状態が続いていて、ヤバイかなぁと思っていたのは確かなんですが、ある日突然起動できなくなってしまったのです。途中で停止するために、何度も電源を切ったり、入れたりするのですが、必ず止まってしまいます。おそらく、システムのどこかがやられたんだと思いますが、問題はここから先でした。このメインパソは1年ほど前からDVD-ROMが開くかなくなって使えなくなっていました。これもしディスクさえ入れておけば何とか開いていたのですが、何も入れていないとなかなか開かないという状態を繰り返して、とうとう半年ほど前にディスクを1枚飲み込んだまま永眠しました。それ以降は外付けのマルチディスクプレーヤーをUSBで接続して使ってきたのです。それがWindowsの再インストールとなると、USB経由ではできないんですよね。こちらもいろいろ試してみたんですが、ダメでした。一番がんばったときは95%までコピーが進んだんですが、最終のインストールまでにはいたらず。試みに以前使っていた古いパソのCD-ROMと交換してみましたがやはりダメ。現在もメインパソは停止状態です。

 ということで、現在我が家のパソは仕事用のセカンドノートパソを持ち帰って細々とやっている状態です。仕事用はモバイルも兼ねるので薄型軽量ではあるんですが、毎日持ち帰るのは面倒ですねぇ。と、悩んでいても仕方がないので、結局おニューを買うことにしました。DU-7を放出して、何とか軍資金を補充したところだったのに、こんな所に落とし穴があるとは。おニューパソはメーカー製はとてもとても無理なので、ショップ製を選んでいます。今までのメインパソもeMachineだったので、あまり変わりはないですねぇ。OSをXPとVistaを迷ったんですが、我が家のソフトはウィルス対策用のNorton以外は5年ほど前からまったく止まっているので、安易にVistaに乗り換えることもできずXPにしました。ただ、XPもSP3の発表が伸びているし、今年いっぱいしかフォローされないということなので、ゆくゆくは乗り換えが必要になると思い、Vistaには対応できるレベルにはしました。たまたま、新入学、新社会人シーズンということもあり、CPU、メモリーの無料グレードアップサービスもついてきましたし。少しずつソフトも入れ替えないといけませんね。その代わり納期には4月くらいになるようで。それまでは細々とセカンドパソ生活が続きます。

         

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2008年3月 9日 (日)

DU-7をオークションに出品することにしました

我が家も少しずつシステム変更が進んでおります。

 まだまだ発展途上なんですが、とうとうこれまで長くおつき合いしてきたDU-7ともお別れすることになりました。DVDはBlu-rayの登場もありどうしても現代的な性能にはなりませんが、音の方はまだまだ現役。SACDマルチをきちんと再生できる機器を探すともう本当に限られた選択肢しかなくなる現状ですが、そう思うと逆にここで思い切ってステップアップしておいた方がよいかなとも思い、お別れすることにしました。本当はあまり手放したくないんですけどね。マルチ再生を考えると、どうしても次のプレーヤーは高額になるのでそのままおいておくわけにもいかず・・・。我が家のフトコロ事情はいつも厳しいです (>_<)ヽ ナケルゼェ

我が家のシステムアップについてはおいおいと・・・

オークションページはこちらになります。

よかったら、私に変わって末永くおつき合いしてあげてください。

http://page5.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e74722302

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2008年3月 7日 (金)

クラシックがやってきた

 去年は「のだめカンタービレ!」というドラマがヒットしまして、今年も年始特番ということでスペシャル番組の放送をしていましたけど、何につけ影響されやすい私はご多分に漏れず、にわかクラシックファンの仲間入りをしてしまいました。といっても、まだまだ本当にちょっとずつ聴く機会が増えてきたというレベルなんですけど、確実に我が家のディスクにクラシックが増えていることに違いはありません。

 もともと私はオーケストラの「大げささ」が嫌いだったし、クラシックなんて、なんか静かで眠くなるだけの音楽だと思ってました。ジャズのノリ、スゥイング感もないし、演奏が堅苦しくてちっとも楽しそうじゃない。正装しないと聴けないような音楽はどうも肌に合わない。そういう感覚は今でもありますし、やはりその楽しさ、おもしろさがわからないところもたくさんあるんですが、一方で聴いて楽しい曲もあるということもわかってきたんです。「のだめ」の刺激を受けて、と書きましたが、実際にはオーディオ派の私ですからイベントなどでかけられるクラシック系のチェックディスクがそもそものスタートではあります。以前から少しはクラシックも持っていた方が良いなと思いつつ、買う段になれば、やはり日頃聴くジャズ優先になってしまうのが人情ですよねぇ。チェックディスクだと思って買っても、結局「チェックのためだけのディスク」はすぐに聴かなくなるんです。これも私の性格なんでしょうけど、これまでの経験からしてみんなそうです。「音の良いディスク」として買ったものはたくさんあるんですが、聴いて楽しいと思わないものは聴かない。すると、ちゃんと聴き込んでいないので結局よくわからないという、宝の持ち腐れ状態になってしまうんです。そんなこともあってクラシックのディスクもそろえようかなと思いつつ、手を出してこなかったという経過があります。そんなこんなで近づきそうで、近づいてこなかったクラシックなんですが、ちょっとずつ聴き始めたのが去年からの我が家の音楽状況なのでした。

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2008年3月 1日 (土)

他にも昨年、高音質で印象に残ったディスクを上げてみると

 ソフトについては先日からちょっと変わり種をいくつか紹介したので、もうちょっと他のものも上げてみることにしました。まず、変わり種シリーズではないんですが、音質の良さと楽しさでは「BIG Band Stage」はとてもきれいな録音になっています。今珍しくなってきたDVD-AudioとCDの2枚組セットというものなんですが、スカッとした音場にちりばめられる音、音、音という感じでマルチチャンネルで聴くと本当に楽しい。マルチで聴く音場感の豊かさというのはぜひ多くの人に体験して欲しいと思うんですが、このディスクもよくできています。このディスクはスタジオで作り込んであるので、各楽器の音がとってもきれいに撮れているのが特徴です。ビッグバンドの楽器がひとつひとつ立っていて、かつバランスよくミックスされている。これはオーディオならではの快感ですね。本当のステージだとこれほど楽器の音が細かく聞き取れるようなことはありません。演奏も明るくて、エネルギーがあって、さわやかで、ジャズっぽい暗さが幾分ないのは好みの分かれるところですが、MALTAさんをフューチャーしているので、「らしい演奏」なのではないかと思いますね。

 

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2008年2月15日 (金)

大人買いしてしまった SHM-CD

 藤田恵美さんの「chamomile・Best・Audio」を聴いて、いわゆる高音質ディスクとの違いついて触れました。では、一方の「いわゆる高音質ディスク」というのはどうなのかということも考えますよね。いやいや、実はこちらも紹介せねばと思いつつも、そのままになっていたので話題にしようと思います。去年もちょっと触れましたし、最近は雑誌などでも紹介されているSHM-CDというやつです。Super High Material-CDというよくわからない名称なんですが、要はCDの材料として使われているポリカーボネートを、より品質のよい材料を使って作り直しましたよというものです。品質を上げるというと強化ガラスを使ったCDという20万円もする特殊なものもありますけど、こちらはそこまでは行かない。同じポリカーボネートなんだけど、液晶などにも使われるより透明度が高い材質のものを使ったというものです。まあ、新しいといえば新しいけど、中途半端といえば中途半端な選択ですね。その代わり価格は2800円で通常の国内発売ディスクとあまり変わらない値段を実現してはいます。また、おもしろいのは高音質を目指したのに、録音方法がSACDのDSD形式ではなく通常のCD形式を選んでいるということ。その代わりオリジナルのマスーター音源を使って、できるだけ操作を加えず、そのままの音を収録しようとしたと解説されています。そういうことで何か異様に中途半端な存在のディスクに思えるんですが、往年の名盤と言われるものから12月にジャズ系20タイトル、クラシック系20タイトルで発売が開始されました。その後、ジャズ系に関してはブルーノートレーベルの録音で有名なルディー・ヴァン・ゲルダーが録音した名盤から3月まで各月10タイトルずつが発売されていきます。ジャズ系はトータル50タイトルになりますね。他にもロック系の名盤20タイトルも発売されました。いずれも数量限定発売とのことです。詳しいタイトルはHPで確認してください。

 前置きが長くなりました。私が最初に聴いたのは東京に出かけたときのイベントで紹介されたジョン・コルトレーンとジョニー・ハートマンのディスクでした。うちにも一枚ありますが、SHM-CDの音はしっかりとした輪郭と同時に声のニュアンスや細かい音の情報量が明らかに違うと感じました。え、このディスクにこんなにいっぱい音が入っていたのかと思ったのです。それで12月の発売時にも何枚か注文しました。それも聴いてみるとやっぱり違う。同じように音の輪郭がビシッと立っていて、くっきりしているので、透明度がより高くなった感じを受けます。分解能が高く、あきらかに音数が多い。我が家にも同じディスクがありますが、どれを聴いても、素直にこんなに違うのかと感心するばかりです。それでそのまま調子に乗って大人買いを決行するにいたってしまいました。それほどちょっとうれしくなってしまったのですよ、本当にsign03

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2008年2月 9日 (土)

PASS X2.5導入 AVアンプに、プリアンプを重ねることに

 昨年の大阪ハイエンドショウの刺激を受けて、もっとも気になったのは音の鮮度の低さです。我が家もSNはかなりよい方だと思いますし、分解能も悪くはない。しかし、やはり聞き比べてみれば薄いベールをかぶったような鈍さを感じます。大阪ハイエンドショウで体験したのはいずれも最低ラインが100万を超える高級機ですから、どうしてもこの辺に影響が出てしまうのか。あるいはやはりAVアンプをプリアンプとしていることに限界があるのか。

 そんなところにひょっこり現れたのは、PASS LABのプリアンプX2.5。決して新しい機器ではありませんが、X2.5は元気でしっかりとした音で定評があります。音に活力を与えてビシッと締める。やや個性的な傾向に入りますが、嫌いではありません。何より私はPASS製品の顔が好き。特にパワーアンプは大好きです。将来はパワーアンプをPASSの「・5」シリーズに変えたいと、心の底で思っているくらい。X2.5も評判はいろいろありますが、私にはマイナスイメージはあまりありませんでした。むしろ、いずれパワーアンプをPASSにするのなら純正セットになりますし、悪かろうはずがない。この時の決断は早かった。なんせ中古ですから、迷っているヒマもありません。私はパッとお店にメールを送ってました。週末に見つけて翌週の中半には手もてとにX2.5は届いていたのです。

 X2.5をどういうふうにシステムに入れるかということですが、いずれアキュフェーズのヴォイシングイコライザーが追加されれば、完全にオーディオ系とビジュアル系を独立させることができます。現段階ではまだ左右の音合わせをAVアンプの調整機能に頼っているので、完全分離はできません。結局、現状ではAVアンプの後ろに入れることにしました。目標はあくまで完全分離におきつつ、それまでの暫定処置ということです。接続方法は少し悩んだのですが、RCAとXLRの変換端子を使ってバランス接続を選びました。PASSの製品は基本的にバランス構成でできているので、音的には変換端子を使っても少しよいようです。むしろ、問題は入力のゲイン調整でした。PASSのプリアンプは入力ゲインをHighとLawから選ぶことができます。Highの方が高感度入力となるわけで音的に有利という情報をネットでも見るのですが、我が家のパワーアンプも入力ゲインが高いので、X2.5をHigh設定にすると非常に大きな音になる上に、「サー、サー」というノイズが盛大に入るようになってしまいます。AVアンプのボリューム設定を使えば音量を変えることはできるのですが、どうもこの「サー」というノイズは消えてくれません。それがX2.5のゲイン設定をLawにすると、このノイズも消えるし、音量のバランスも通常の器機と同程度に収まります。実用上、我が家ではLaw設定しか使えないところです。

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2008年1月31日 (木)

話題の「chamomile・Best・Audio」を聴きました

 

「とくダネ!」で、司会の小倉さんが「音がいいッ」と連呼したことで、一気に広まったCDなんですが、PS3に関心のある人はかないまるさんのHPで先に知っていた方もおられるでしょう。私も気にしていたんですが、小倉さんのおかげというか、あまりにヒットしてしまったので、初回販売時には購入できず、ちょっと遅れて購入できました。小倉さんがオーディオマニアなのは有名なことなんですが、その方が「音がいいッ」と連呼するディスクとはどんなものか。かないまるさんが作るディスクとはどんなものか。興味がありますよねぇ。ということでいろんな方がこのディスクは購入されたのではないかと思います。さて、皆さんの感想はいかがだったでしょうか。

 なぜ、こんな書き方をしたかというと・・・。このディスクの評価、もちろん「音楽・道楽」ですから、高音質ディスクとしての評価になるわけですが、さぁ、このディスクはいったいどう受け止められたんだろうかと、最初に聴いた瞬間に思ったからです。このディスクはあきらかにいわゆる高音質ディスクと聞こえ方が違う。「うわー、やられたなぁー」と思いました。「そうか、こうきたのか」と。

 いわゆる高音質ディスクでは、まずボーカルのクッキリさ、はっきりさが喜ばれます。さらに演奏される楽器の分解能だとか、リズムを刻むベースやドラムの低域の強さとか、ホーン楽器の鋭く伸びる高域の感じとか、あるい高域に華やかに抜けていく歌い手の声が目立つものです。そうしたものが鮮明であればあるほど、高音質とされる。しかし、このディスクにはそのどれもがない。藤田恵美さんのボーカルはセンターで主役をとっているものの、他の楽器たちはどちらかというと後ろに引っ込んでいて、「伴奏」に徹している。決して前に出てこず、目立つことがない。低音の強い楽器も、高音の伸びる楽器も出てこない。分解能が優れて目に見える感じもない。藤田恵美さんのボーカルも華やかさや輝きのあるクッキリさとは全く違う。落ち着いた声で、高域に伸びきるタイプの歌手ではない。だから、これは今まで聞き慣れた高音質系ディスクとはあきらかに違う。「違う」というよりは、ものすごく普通のディスクに聞こえるんじゃないかなぁ。もちろん、J-POPの下手なディスクよりはよっぽどいいけど、はてさて、何が驚くほどのことがあるのかと。いかがでしたか。小倉さんが「音がいいッ」て叫んだディスクの音は。小倉さんが大げさな分だけ、「え、こんなものか」と思われたのではないかと思ったりするのですよ。

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2008年1月27日 (日)

ちょっとだけニュース DS-8000がオークションに登場

 我が家でも現役続行中のDS-8000がヤフーオークションに出ているんですね。まぁ、普段はめったに出ないんです。DS-8000はダイヤトーンでありながら、ダイヤトーンらしくない。ダイヤトーンと言えばたいていの方は密閉型のカチッとした音、デザインをイメージされるんですが、DS-8000はフロントに大きなバスレフダクトが2つある。デザインもピアノブラックでもないし、スタジオモニターで見られたひとつ目の感じでもない。むしろ、ダイヤトーンらしさを捨てたというくらい、往年のというか、古いデザインがそのまま大きくなったというような感じです。でも、これがダイヤトーンの記念モデルあるということは今や誰も知らない・・・というくらい。

 HPの方でも書いていますが、私はこのDS-8000のダイヤトーンらしからぬ開放感というか、伸びの良さ、音楽の楽しさが気に入って導入にいたりました。密閉型は低音のピッチが確かによいけど、豊かさとか、スウィング感を出すのはちょっと大変。もちろん、バスレフは音を閉めるのが大変なわけですが、当時の私は楽しさを取りました。ともすると、表面的にサラサラと、数値を音に帰ったといわんばかりの鳴り方をする日本製スピーカーの中にあって、おおらかさや深さのある鳴り方が魅力的でした。しかも、これが実はチャンとダイヤトーン製で単に情感型のすビーカーとも違う。走り出したら止まらないJBLでも、沈み込んだらはい上がれないタンノイとも違う。その節度の良さ。バランスの良さが気に入りました。現在はJBLもタンノイもどんどんその節度を身につけて本当に大人のスピーカーになってますが、DS-8000は反対の道から上り詰めてきたスピーカーだと思うのです。惜しむらくは発売してすぐにダイヤトーンがスピーカー業界から身を引いたこと。日本製のスピーカーを選んだのはダイヤトーンというメーカーに対する信頼感もあったんですが、それが消えてしまったことだけが本当に予想外でした。

 なぜ、こんなことを書いているかというと、本当にこのスピーカーはちまたで人気があるのか、ないのかよくわからない存在なんですよね。使用している人の話もあまり聞かない、ネットでも見ない。中古やオークションを賑わすこともあまりない。私はとってもお気に入りだし、価格も発売当時から100万を切るセットでとってもお買い得だと思うんですけど、どうも話を聞かないんですよねぇ。それが海外輸入品と、最近ではダイヤトーンのリモデル発売を手がけるようになっているロビン企画さんからの出品という形で出てきました。何がうれしいといっても、そのロビン企画さんのコメントの評価が高いこと。もちろん、販売が目的ですから、悪く書くはずがないんですが、先も触れたようにダイヤトーンのリモデルを開始しているにもかかわらず、DS-8000には手をつけなくていいと書いていたりします。開発者の感性を信じて使うべき製品だと。うれしいじゃないですか。おお、そんなふうに感じてくれている人がいてくれるのかと、ついつい感動して、このコメントを何度も読み返したりするのです。こうして長く使ってくると、ダイヤトーンらしさというのも実によくわかります。このコメントにもありますが、「おおらか」と書いた一方で、丁寧にいろんな音をよく拾うし、敏感なモニター調の面もしっかりあるんですよね。硬くも柔らかくも鳴る。未だにユニットにへたりもないどころか、むしろどんどんなじんできて、ここ数年が本当によいという感じすらありますから。気がかりだったダイヤトーンも最近復活を果たしたこともうれしいニュースですしね。
 と、そんなこんなで感慨に浸る、我が家のニュースなのでした。ちなみに、オークションの終了はもうすぐ。今のところ価格はセットで13万円という、いやいや本当にビックリ。かなり大型なので誰でも買えるということはないですが、セッティングのゆとりのある方はどうかと。仲間がたくさんいてくれた方が楽しいんですよねぇ。

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2008年1月25日 (金)

寺島靖国さんの「メグ」にも行きました

 そうそう年末には、レクストさんと合わせて寺島靖国さんで有名なジャズ喫茶「メグ」にも足を伸ばしました。こちらは同じ東京でも吉祥寺。新宿を超えてさらに向こうに行くんですねぇ。地方在住者は山手線から離れると怖いんですよねぇ。山手線圏内なら必ず戻ってこれるという安心感があるんですが、そこから離れるともうどこに向かっているのかも自信がなくなります。向かったのはジャズ喫茶「メグ」。ジャズオーディオ界では超がつくほど有名なお店です。経営者が寺島靖国さんですからね。で、一度は行ってみたかったんですが、時間がないとなかなか吉祥寺まで向かうということができません。今年はようやくそのチャンスが訪れたという感じです。

 「メグ」なんですが実は地図らしい地図がないんです。ネットで探しましたが見あたりません。結局、住所からたどってネット上のマップサービスを利用して経路を確認しました。行ったのはレクストさんと同じ12月28日。平日のお昼です。吉祥寺はまったく始めて。高架橋の下の出口から出て、前の通りに沿って進みますが、目印らしい目印がないので、ちょっとわかりにくかったです。「メグ」のある小道に入る角にあるビルの名前が頼りなんですが、ビルの名前が大きな看板ででいる分けでもなく、最初はちょっと行きすぎてしまいました。戻って、その小道を進むんですが、これまた「メグ」がわかりにくい。こちらも大きな看板があるわけではないんですね。実をいうと私は「メグ」がなんとなく地下にあるというイメージを持ってました。だから、なんとなく1階から下に向かうような入り口を捜してたみたいです。本当は2階になんですね。小道の入り口に戻ってよくよく見たらわかりました。「あ、階段昇るんだ」と。

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2008年1月19日 (土)

システム変更の波が訪れる・・・・

さて、今私は正直大いに悩んでいます。レクストさんのDACを我が家のシステムに入れるのはどうかと。

これまでの通り、レクストでの試聴の感覚は、私の求めている音の方向性に非常に近いことを確かに感じます。だから、その意味で不満はありません。音的な点で気になるところと言えば、確かに私のイメージより少し線が細い。と言うよりは、私はもう少しい音が好き。それとちょっと音像が奥に行きすぎる。でも、そう思っていると、実は今の我が家の音にどんどん近づいてくるわけで、さてどうしたものか。我が家の音はどんなふうに変わるのか、変わらないのか。しかし、なんだかんだ悩んでも結局一番問題なのは、やはりフトコロ、サイフのの問題ですね。お金があれば、いくら買ってもいいわけですが、現実はシビアです。要は38万円で我が家の音はどう変わるのかという問題。ちょっと悩みどころです。

 我が家は「オーディオ革命」だと言いました。それは実は昨年中からすでに、システムの変更が進められているからなのです。昨年末は各社のAVアンプの完成が延び延びになっていたこと、さらに予定していた額よりかなり高額なラインナップ展開になっていたこともあって、ビジュアル系の充実を見送って、先にオーディオ系の充実をする方向に気持ちが切り替わっていたのです。大阪ハイエンドショウでの体験もやはり強い刺激になりました。

 大阪ハイエンドショウで体験したビシッと鮮烈さのある新鮮な音をもっと聴いていたい。そう思えば引っかかるのはやはりAVアンプをプリアンプとして使っている我が家の現状です。そこにはやはり限界があるだろう。きちんとしたオーディオ専用プリアンプでシンプルな構成を目指すのが王道ではないか。少なくとも大阪ハイエンドショウの体験に近づくには、このまではいけないのではないかという思いが頭をめぐりました。しかし、一方で左右の環境が違う我が家では、音響調整できるイコライザーも必需品。パイオニアの自動調整機能MCACCは本当に素晴らしいものだということも教わりました。しかし、オーディオの世界でイコライザーというと限られています。最も安心感があり、信頼がおけるのはアキュフェーズのDG-38。大阪ハイエンドショウでもJBLのDD66000を再生するのに非常に効果的に働いていました。これは1月にDG-48という新製品に入れ替わりますから、この時に買い換えで中古がたくさん出てくる可能性がある。なんなら将来性をかってDG-48にするのも悪くない。アキュフェーズなら長期的に使用することに何の心配もありません。

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2008年1月14日 (月)

レクストのDAC-NS1Sと、私の求める再生について

 ジャズで空間がよい、音色の多彩さがよいということを不思議に思われる人も多いかもしれません。そんな聴き方、音楽評はないだろうと。私も以前は分かりませんでした。強いリズム、強い音を求めてました。リズムは歯切れとパンチ、トランペットは天に駆け上がるような音の爽快感というようなものばかりを気にしてました。もちろん、それはジャズの魅力の大きな要素であって、必要不可欠なものなんですが、どうもそれだけではないなと、このところ思うようになっているのです。

 きっかけはサックスの音色。サックスはリードが木製で、その振動が音になります。あのきらびやかな胴体を見ると間違いやすいですが、サックスは木管楽器なんですね。フルートなどもそう。どうもうちの音はこの木管としての音色、もともとの音の太さや柔らかさ、その音色の微細な変化がちっともとらえられていないんじゃないかと思い始めたことでした。スピーカーの間隔を修正したり、部屋の音響を整えようとしたり、いろいろと試してみました。すると、少しずつ音の柔らかさ、弾力感が出てきました。さらに、濃淡や音色の変化も少しずつ出てくる。ソニー・ロリンズの「サキソフォン・コロッサス」にもいろんな響きが入っていることが最近になって分かるようになったのです。これまではロリンズのサックスの音ばかりを聴いていて、音が太いとか、強いとかに気をとられるあまり、その周囲に広い響きがあること、そこでロリンズのサックスが軽やかに歌っていることを知りませんでした。そのことに気がついてから、もっと空間や音色の変化を再生できるようにと思うようになったのです。昨年の1年はそうしたことへのチャレンジに明け暮れた1年でもありました。

 マイルスに話を戻すと、その結果この1年で最も魅力的に見えたアーティストはマイルスなんですね。私はジャズファンですが、マイルスが好きというわけではありませんでした。線が細くて、神経質な感じが私にはあまりあわなかった。音を小出しにしている感じで、もったいぶっているようでもある。力押しのジャズを求めていた耳には、そう聞こえていたわけです。しかし、響きや音色を聞き出すと、マイルスのミュートの魅力的な音色、強弱の微妙なバランス、優しくかつ鋭い響きなどが生き生きとしてきました。レクストさんで聴いた「カインド・オブ・ブルー」もまさにそうしたところが良く出ている。我が家がずっと悩んできたところをすぅーっと当たり前のように再生されていることに気がつきました。さらにリクエストして、当の「サキソフォン・コロッサス」をかけてもらいます。これもイメージ通り。最初のドラム、シンバルを強く聞こうと思うあまりにロリンズのサックスの音が一面的になって抑揚が見えなくなる。この超有名なディスクはこれまでずっと聴いてきました。ワンホーンカルテットで、比較的単純な分かりやすい録音です。だから、ずっとあの直接的な音でいいんだと単純に思っていました。それでいいのかと悩んだ1年だったのに、レクストさんではパッと当たり前にそういう音が出る。「ああ、そうなんだ。こういう音が入っているんだ。サキコロはやっぱりライブなんだ」と納得できる音が出ています。私は、これでいいんだと思うんですね。サキコロはライブなんです。ライブとスタジオ録音の違い。我が家でもようやくこの違いが分かるようになりました。レクストさんのD/Aコンバーターはこれをしっかり表現します。

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2008年1月10日 (木)

年末に、レクストのD/Aコンバータに出会った

「レクスト」さんは「音楽・道楽」でもよく登場するレゾナンスチップを開発したメーカーさんです。我が家はレゾンナスチップの中の「クライオ」という黒いチップを標準として、各機器の電源スイッチやスピーカーに貼ったりしていますし、銀色の「ムーン」、陶器製で限定発売された「スノウ」も電源のヒューズボックスに使わせてもらっています。他にも陶器製の「スクゥエア」はスーパーツィーターの台座となっていたりします。こうしていろいろ使っているんですが、こうしたものはオーディオアクセサリーと言っても、かなり小型。それ自体がものすごい変化をさせるというよりは、機器の働きを助けるというか、補助するような役割のものですね。そうした小さいアクセサリーで有名になった「レクスト」さんですが、ケーブルの開発から始まって、最近は「レクスト・プロ」を立ち上げて本格的なモニタースピーカーを作成したり、CDまで録音したりとどんどんと活動の範囲を広げているところでもあります。そして昨年はNS441Dなる技術を開発して手持ちのCDプレーヤーの調整をはじめたかと思ったら、とうとうD/Aコンバータまで作るようになってしまいました。最初に作られた1号機はネットでも話題というか、以前からレクストさんと親交の厚いマニアの方々が試聴して、あっという間に買われて無くなってしまいました。なので、話題になったのもつかの間で、現物が無くなってしまったわけです。その後、さらに開発を進めて今年後半に無事2号機が発売となったと思った矢先に、今度は付属の電源ケーブルやバランス出力の音の調整をしたとのことで、はや3号機が登場しているというめまぐるしい活躍をしておられます。その都度ネットでも取り上げられて、いろいろな話が聞かれるのですが、「ああ、聴きたい」と思ってもなかなか聴く機会というものがありません。年末に「イケオン」さんでイベントが行われたらしいのですが、おそらく一般のお店では試聴することもまず無理と考えてよいと思います。レクストさんは毎週金曜日に独自の試聴イベントを行っているので、そこで聴くしかチャンスはありません。

 で、やっぱりぜひ聴きたい。今年はCD回帰というか、SACDを再生できる機器メーカーが非常に限られた現状に、製品開発が伸び悩んでいることを反映しているのか、CD専用DACというものが何機種か登場しました。それぞれに、それぞれ独自アプローチを行っていて、特徴があるようですが、このレクストさんのDACもその一つ。NS441Dの内容は分かりませんが、ネット上の評価はなかなか高いようです。

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2008年1月 4日 (金)

菅原正二さんの「サウンド オブ ジャズ」

 今年一番最初の記事は、岩手県一関市にあるジャズ喫茶「ベイシー」の店主菅原正二さんの「サウンド オブ ジャズ」について書こうと決めていました。この本はもともとは「ジャス喫茶「ベイシー」の選択 酒とジムランの日々」として出版されたものの文庫化です。と言うより、「ステレオサウンド」誌に連載されている菅原さんのエッセイを収録したものという方が分かりやすいと思います。私は現在その「ステレオサウンド」誌が大好きで、毎号購入していることもあって、文庫と言っても、あらためて買うつもりはもともとありませんでした。だから、実際の発売は去年の初めでしたが、私が買ったのは11月に入ってからでした。そして、一度読み始めたら止まらなくなってしまいました。
 オーディオという辺境の趣味は分かってもらえるようで、実はなかなか分かってもらえません。まあ、何でも趣味の世界は没頭している当人しかその楽しさはわからないのかもしれませんが、この本を読んでいると素直に、ああここにわかる人がいる、大先輩がいると思えるのです。

 例えば、「ベイシー」で最初のスピーカーを自作するくだりがまず楽しい。部屋の柱を切ってエンクロージャーの支えにしたり、布団を吸音材にしてみたりと、それは破天荒なのだが、「スピーカーの気持ちになって考える」という菅原さんのポリシーはまさにオーディオマニアの心を揺さぶる。「スピーカーの気持ち」を本気で考える人はそんなことまでできるのかっとまず圧倒されてしまう。ひたすら音にのめり込む菅原さんの姿も尊敬に値する。ある日一瞬浮かび上がったコルトレーンの姿とはどんなものだっただろうと想像する。レコードプレーヤーのオイルに悩み、スピーカーケーブルのわずかな長さに音の違いを感じる。激しい音圧の中にさっと飛び込んで音のバランスを把握する。どれもこれも、オーディオマニアならやってそうな出来事だが、実際にそこまで追求する人がいるのかということに感動してしまう。私達もいくつかは経験し、チャレンジし、挫折しているが、菅原さんは全てやり尽くしているかのよう。それが菅原さんの日々の中ににじんでいる。だから、きっとこの方の音はすごいはずだと納得できる。もちろん、マニアの音には好き嫌いがあるわけで、万人が納得できる音があろうはずもない。そうではなくて、菅原さんの熱意のこもった、菅原さんらしい音なんだろうなぁと納得できる。オーディオはそれでいいんじゃないかと思う。
 私も以前はニュートラルな音を目指していた。万能な音。原音に忠実であればどんな音楽も再生できるはずと思う。しかし、これは正しそうで正しくない。万人の音は、結局自分の好きな音、自分がひたりきれる音ではない。自分がひたれない音、感動しない音は楽しくない。そんな単純なことに気がつくのにだいぶかかった。もちろん、バランスは大事。個性と自分勝手はまた違う。結局、オーディオの世界はまだ未熟なもので、正しい音というのはたくさんあるのだ。これまで各メーカーの音をいろいろ聞いて、どれが正しいのか、ニュートラルなのかと考えていた自分がバカだったと気がついた。どのメーカーの人もみんな自分の正しい音を目指しているし、それに間違いはないのだ。それでもみんな個性がある。というか、個性ができる。それを買い、使う私達にも好き嫌いがある。それを否定してもはじまらない。結局自分はどんな音がうれしいんだろうと、自分に素直になれることが大事なんだと気がついた。菅原さんはまさに最初からそういう人だ。だから、エンクロージャーの中に布団があってもいいのだ。プレーヤーはケースのない裸のままでもかまわないし、ケーブルもメーカー品なんかでなくもいい。しかし、レコード針は自分の気に入った音が出るものを見つけるまでいくつでも取り替え続けるし、スピーカーのほんのわずかなズレも気に入らない。自分の思う音に正直なのだ。そこに自分のコルトレーンがいる。自分のベイシーが歌う。そうしたひたむきな人の音が悪かろうはずがないことを、私達は知っているのだ。

 オーディオの話しも楽しいが、多くの人の出会いの話しもまた魅力的だ。オーディオ評論家の菅野沖彦先生がベイシーを訪れたときの話し。岩崎千明さんの豪快な個性。エルビン・ジョーンズの繊細かつ楽しい人柄。そうした出会いもまたオーディオの世界な気がする。オーディオは本来孤独な趣味だけれど、ネットの世界が広がって、多くの人の交流や世界の広がりを感じることができるようなった。楽しみが共有でき、仲間がいることが実感できる。この本にはそうしたたくさんの出会いもまた詰まっている。

 「今は先見の明がある人は多いが、あきらめきれぬ人は希になった」と石山修武さんの言葉(「室内」1990年3月号 ”現代の職人”)を借りて、菅野さんは語る。僕はこの言葉が好きだ。「あきらめきれぬ人」。趣味の世界でも、仕事の世界でも、ものわかりがよくなったのでは何かが終わってしまう。結局こだわりのある人は「あきらめきれぬ人」なのだ。もう一つ、もう少しと思っている人が前に進む。泥臭くて、偏屈で、頭が固い。そういう生き方をしたいと思う。最近周りを見てもそういう人が少なくなった。若い人も、実はみんな利口になった。生きることや仕事のやり方が上手だ。器用でうまい。物事もよく知っている。でも、みんなサラサラしている。それがどうも気に入らない。オーディオもそうだ。どのシステムも平均点は高い。どんな製品でも聴けないような音はなくなった。ノイズだらけの製品なんてひとつもない。だからこそ、最近は高級機にはちゃんと個性があった方がいいと思うようになった。しっかりとした自分の音、信念があった方が音はよい。そうした製品が奏でる音楽は何かしら心に触れるものがある。
 この小さな文庫本はそんなことを教えてくれる。「ステレオサウンド」を読んでいる人はすでに一度は読んだことがあるものばかりかもしれない。最近のエッセイはちょっと理屈っぽくなってきて、私には時に読み切れないものもあるけれど、この頃の文章は心地よい。オーディオっていいなぁ、ジャズって熱いなぁと思える。オーディオの世界で暮らす人には、ぜひ、読んでもらいたいと思った。

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2007年12月30日 (日)

今年の我が家のナンバーワンディスクは・・・ 音楽編

 年末年始の「今年を振り返るシリーズ」ですが、たぶん今年の更新はこれが最後でしょうね。ということで、今年我が家でよく聴いたディスク、よく見たディスクをご紹介したいと思います。

 なんて、思ったんですが実はよく聴いたディスクをいろいろ考えると去年ほどパッと思いつくものがないんです。確かに今年はよく聴きました。いいディスクもたくさんありました。今年は話題の高音質ディスクと言われるものをたくさん聴きました。だから、当然どれも満足度は高かった。しかし、では「これぞっ」というディスクを上げるとなるとなかなか上がらない。我が家は基本的に1ヶ月でローテーション交代となりますが、お気に入りディスクはこのローテーションを超えて、試聴コーナーに残り続けるのですが、今年はそうしたディスクがあまりなかったと思います。むしろ、いろんなディスクを次々に聴きいたという1年だったかもしれません。ということで、今年はちょっといつもと違うディスクたちを紹介したいと思います。

 その変わったディスクとなると、まず今年の前半によく聴いたのはベースが特徴的な「14 YearsAfter」。広島のASCというグループが独自に作ったディスクなんですが、小さな空間にしっかりとしたベースがドシッと座っていて、ベースの楽しさが満喫できます。ジャズ喫茶の店内での録音ですから、ときおり会場のいろいろな音がひろわれているのもライブの雰囲気があって楽しい。

 有山麻衣子さんのディスクも一時期よく聴きました。クラシックの歌い方などはよく分かりませんが、素直に透き通る歌声が、ホールの響きの中で上手くとらえられていて気持ちよかった。「14 YearsAfter」が直接音中心だったのに対して、こちらはまた別な魅力がありました。

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2007年12月26日 (水)

今年を振り返れば・・・ その2 センタースピーカーにこだわる

 PS3の導入はやがて来るハイビジョン環境、次世代サラウンド環境への布石に他なりません。年末には一気に我が家のシステムを入れ替える。そのために費用の方も少しずつ貯めて準備してきたつもりです。そうなると今年はあまり大きな買い物はできません。特に現在使用している機器は手をつける時期ではないわけです。しかし、一方では打てば響くPS3のおかげでさまざまな刺激を受けましたから、他にもなにか対策できるものはないかと探し回る1年でもありました。

 我が家でいつも気になっているのはセンタースピーカー。「音楽・道楽」を長くご覧の方は、まだ悩んでいたのかとビックリされているかもしれません。ええ、悩んでいるんです、相も変わらず。Blu-rayになってより真剣に、より集中して映画を楽しむことも増えました。それだけの画力、音力を持っているのがBlu-ray。そうするともっと欲が出てくる。最近どんどんセンタースピーカーの役割は重要になってきていて、下手をすると映画もほぼセンターを中心に展開するという作品もよく見かけるようになりました。そうすると私の希望としてはもっと深みのある、しっかりとした音で聞きたいと思うようになりました。特にセリフの肉厚感というか、ふくよかさがもっとあっても良い。我が家のモニターオーディオ GoldenReferenceCenterはどちらかというと明朗快活、分解能も良くしっかりと音を出す優等生タイプ。そこにもう少しの翳りというか、陰影がほしくなりました。

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2007年12月23日 (日)

今年を振り返れば・・・ その1 PS3でBlu-ray

 今年を振り返れば、まずPS3を導入してBlu-rayデビューを果たしたのが、前半の最も大きな変化でした。我が家はいまだにハイビジョン環境ではないんですが、やはりBlu-rayのパワーはすごかった。少しずつ、ソフトの方も増えていますが、Blu-rayの画質に目が慣れてくると、DVDのザラザラ加減やギザギザ加減がどうも気になってくるというのが、最近の正直なところです。我が家では「Mi:3」の緊迫感ある映像と音の迫力から始まったBlu-rayですが、「イノセンス」「パイレーツ・オブ・カリビアン」「X-MAN final」「007 カジノロワイヤル」「鉄コン筋クリート」と画質、音質共に魅力溢れる作品も続きました。最近ではこうした高画質の方が当たり前で、DVDには不満ばかりが出てくるのも人間の悲しさですかねぇ。

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2007年12月 6日 (木)

デノンのAH-C700にしてみました

 前置きが長くなりましたが、たまたまデノンのAH-C700がオークションに登場。

ネットで調べた価格としては1万2千円くらいが販売価格の相場のようでした。オークションでは8000円程度ですね。オーディオテクニカのATH-CK9はもう少し高くて、オークションでも一万円くらい。ER-6はオークションではなかなか見つからなくて、ネット相場も12000円くらいでした。日常使うものなので、あまり待っていてもしょうがないし、こうしたものも何かの縁ということで、オークションで見つけたデノンのAH-C700を落札しました。

 AH-C700は耳栓タイプのカナル式といわれる形式ですが、耳の外側に来る方にも円錐形に長く飛び出ているのが特徴でしょうか。円錐形の頂点は穴が空いていて、ここから空気が少し抜ける形になっています。これをアコースティックオプティマイザー構造とかいって、音の出方のバランスが取れるんだとデノンはいっているようです。まあ、細かいことはよく変わりません。他のカナル式のヘッドフォンから比べるとちょっと大きいかなぁというのがむしろ素直な感想ですね。付けた感じとしては、耳の形の個人差があるので、あくまで感想なんですが、Mだとちょっと大きくて、とSだとちょっと小さい。細かくいうと、左はMで良しなんですが、右が少し合わないんですよねぇ。右の耳がちょっと小さいようで。といっていてもはじまらないし、実際使いながら選んでいこうと思います。

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ヘッドフォンが壊れてしまいました

 私はバス通勤をしていて、朝夕とバス待ちの時間があったりします。

で、その間をiPodで埋める習慣がついてしまいました。最近はどこに行くにもiPodを持ち歩く状態。

iPodはもちろん、そのままで音を聞くことはできません。iPodを使うためにはヘッドフォンがいる。うちはAKGのK26Pというヘッドフォンに長くお世話になりました。

なぜこれを選んだかというと、ポイントはあまり高価でないこと。

なんせ毎日外に持ち歩きますから、消耗品といってもいいわけですから。実際耳当ての部分のパッドを左右1回ずつ交換しました。一度は取れてなくなって、もう一度は擦れてボロボロになってしまったので。

あとはもちろん音がそこそこよいこと。ヘットフォンもお金を出せばピンキリなのは知っているんですが、そこはそこそこ。音もそこそこでと。

もうひとつ当時のカナル式がもうひとつ耳にしっくりこなかった。ヘッドフォン生活にも慣れていなかったので、まあ、オーソドックスなタイプを選んだわけです。

このK26Pはネットでは低域がやや強調されているということですが、実際にはむしろ高域が伸びていないというか、冴えていないというのが私の感想でした。iPodの設定を変えて、でも、iPodで高域を伸ばすような設定に変更すれば、とってもバランスのよい音になりました。高域も、低域も伸びきっているかというと、もちろんそういうわけには行きませんが、これはiPodの転送時にもビットレートも落としているので、K26Pのせいばかりではありません。私としてはバランスとしてはこれで十分で、とても気に入って使ってきました。

 ・・・が、やっぱりこれも消耗品ですから、耳のパッド以外にも次第に壊れ始めて、とうとう、写真のようにツーピースになってしまいました。もう、こうなれば仕方がないので、新しいヘッドフォンを買わねばなりません。

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2007年12月 2日 (日)

大阪ハイエンドショウ 2007 最後のトリはエベレストDD66000

 長く書いてきましたが、最後はやっぱりエベレストDD66000。こちらも2回聴きました。最初はアキュフェーズのブース。そして、本当に最後の最後で輸入元のハーマンさんが企画したイベントで、大阪ハイエンドショウもこれが締めくくりとなりました。

 去年のアキュフェーズも同じDD66000でしたが、去年の音はひどかった。アキュフェーズもこのスピーカーを選んで苦労ししているんじゃないかと書きました。しかし、さすがに1年。このところDD66000はあちこちで見かけるようになってきましたが、どこもそれなりの音がしている気がします。みんなこのスピーカーの鳴らし形がわかってきたと言うんでしょうか、スピーカーがようやくこなれてきたんでしょうか。今年のアキュフェーズプースも本当によい音で、去年との差にビックリしました。一聴して、低域から高域までフラットな音の出方で気持ちよかった。我が家もパイオニアのAVアンプの自動調整機能で、ほぼフラットなバランスに合わせているんですが、アキュフェーズブースの音もそれに近いことがすぐに分かりました。もちろん、音のスピード感や充実感、いろんな面でDD66000は上ですが、バランスはとても近い。DD66000は低域のコントロールができないと、ブヨブヨの豊かすぎる低音にのまれてしまう感じがするんですが、今年はビシッと締まった低音が決まっていてとても気持ちよかった。やや高域が明るい感じもありますが、それが音の見通しの良さ、分解能の良さにもつながります。ジャズ、ロック、ポップス、ボーカルと言うことなし。全体としてはややモニター調ですが、DD66000は単にきれいな音で鳴らないところが良いところで、音楽が無機質にならず、何か生き物のような生っぽさを持っているんですね。音のバランスの良さとこのDD66000の特徴が見事にマッチしているというんでしょうか。こうして鳴らせればベストと言ってもいいくらい。聴く人によってはややドンジャリ系の音に聞こえるかもしれませんが、周波数特性がフラットだと高域がちょっと華やかな感じに聞こえるんですね。その特徴が出ているんだと思いました。もともと素直な伸びのする高域なので、個人的には気になることもありませんが、クラシック系の人には少し高域を落とせば、品も出て来るでしょう。また、鳴ら方としては部屋の関係でスピーカー間の距離がどうしても狭いことが少し残念なところ。このスピーカー自体が幅広なんですが、中域は中央のホーンから出ているせいか、やはり距離がとれないと、音が中央にこぢんまりとまとまる傾向があるようです。ジャズではそれでも良いんですが、クラシックならがんばって左右を広げるというのがセッティングのコツなのかもしれません。駆動系としては低域がA-60、中高域がA-45で、チャンネルデバイダーのDF-45を介してマルチ駆動されていました。プレーヤーは今年一押しのDP-700。DG-38もラックにありましたから、最後に「使ってますよね」と確認したところ、「使ってます」との返事でした。昨年は「入ってるんですか?」と心配したところ、「入れてません」と言われたんですが、部屋の環境もありますから、使って正解だと思います。(年末発売予定のDG-48は展示だけでした。これも残念。)

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2007年12月 1日 (土)

大阪ハイエンドショウ 2007  その他いろいろ

 大阪ハイエンドショウシリーズももうちょっと。最後を前にチラチラと見て回ったお部屋も紹介しておきます。こちらはジャーマンフェジックのHRS-120。今年はエンクロージャーに新しくカーボンを採用したようで、見た目も以前よりちょっと軽やかというか、適度にカジュアルな印象になりました。このスピーカーは360度の完全無指向性が特徴ですから、音が360度、すべての方向に出ていることになりますが、実際に聴くと、そんなことを意識せずにけっこう普通に聞こえるからまた不思議。音像はちゃんとセンター定位するし、すごく音が引っ込むかと思えばこれも適度で、楽器や演奏が遠すぎるということもない。そのくせ空間がいやらしさのない音で満たされる感じがある優しいスピーカー。なんですが、これは以前ダイナ555で聴いたときの話し。今回は本当に部屋が狭くて、逆にこのスピーカーの良さが全く生きなかったのではないかと思いました。細長のホテルのワンルームですから、スピーカー間の距離が2メートルくらいで、左右はすぐに壁ですから、音が広がるより反射し過ぎちゃうんじゃないでしょうか。逆にいうと、このスピーカーは音が解き放たれるような空間があった方がよいのかもしれません。この会場では漠然と音がしているだけで、ちっとも良さが出てなかった。カーボンの軽やかさを体験したかったのに、残念。

 こちらはより目のスピーカー。写真では分かりづらいでしょうか。ツィーターがちょっと内側によってるんですよね。珍しい配置です。

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2007年11月29日 (木)

大阪ハイエンドショウ 2007 大場商事のイベントに魅了される

 大場商事といえば、これまた超ハイエンドの数々を輸入している代理店。通常のデモ会場はいつも満員。といって、どの製品も私の手の届くようなものでなし。夢のまた夢の世界ですから、足も遠のいて、とうとう最後のイベント企画でようやく音を聞くことになりました。

 このイベント企画は傳さんが機器の構成をされたそうですが、イベントですから、それぞれが自慢の一品を選んでいることに代わりはありません。では、そのビックリする構成はというと、まずはプレーヤーにはデジタルの王様dcsから最新のScarlatti Transport、Scarlatti DAC、Scarlatti Clockのセット。Scarlatti TransportはエソテリックからVRDS-Neoを外部供給された初めての製品ということで話題です。ちなみに、これだけで9百万円をこえるというとんでもなさ。

 プリはNagraのPL-Lという管球式のものを使います。管球管を使っているといっても本体はものすごく小さくてビックリするんですが、メカメカしいフェイスも個性的で、機械好きにはたまらないデザインであることに違いないと思います。このプリはおもしろいことに信号回路の入力から出力が一方通個で、向かって左から入力して、右から出力するという変わり者です。本体は小さいんですが、ケーブルのプラグが左右に飛び出す形なんですね。価格は120万。

 パワーアンプは銀色に輝くJeff RowlandのModel312。Nagraとは対照的にものすごく巨大で真四角なボックスがデンとあります。見るからに邪魔で、家庭ではケンカの元になること間違い無しなんですが、銀色に輝くフェイスでほんの少しだけ救われています。少なくとも部屋に機械が置いてあるという雰囲気が和らぎます。これは1000W出力だそうですが、最近話題のデジタルアンプなんだそうです。ステレオアンプなのが救いですが、価格は250万くらい。

 最後のスピーカーはAvalonで、こちらは今回Indraでした。Avalonの中では比較的購入しやすい価格で、ペアで300万。見た目は見るからにAvalonだし、最上級ではないにしても、普通なら全く不満のないスピーカーですね。ちなみに、ケーブルはカルダスでしたね。

 さて、この組み合わせなのですが、どのような音になると想像できますか。

  

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2007年11月26日 (月)

大阪ハイエンドショウ 2007 ティール CS3.7 これは地球製なんだろうか

 去年はプロトタイプということで発表されたティールのCS3.7ですが、今年もまだ完成とは言えないのか、微妙な立ち位置なようで。。。ほぼ完成品ということでした。こちら進行が傳先生です。私はちょっと遅れてブースに入ったので、今回は立ち聴き。位置も悪かったので、音を云々と言える状況ではなかったということを最初にお断りしておきます。

 ということで、外見の感想からですが、去年とはデザインは全く同じ。しかし、どうしてこの鍋ぶたのようなデザインがよいのかが、正直よくわからない。どうも私には近未来のセンスがないようで、このスピーカーを部屋に置いて音楽を楽しむにはかなり抵抗感がありますねぇ。最新の技術なんでしょうが。リビングに置くよりもむしろ本格的なオーディオルームにおいて、その個性を積極的に生かす方がよいんでしょうねぇ。音の方は他のサイトとは評価が分かれるようで、私としてはまだこの新しいユニットの高域をどう扱えばいいのか、ティールもよくわかっていないのではないかとちょっと思ってしまいました。このスピーカーも音のつながりでいうと、モニターオーディオMAGICOエラックと同じように非常につながりはよくて、目指すところは同じなのではないかと思いましたが、この順で、エラックよりもさらに高域にエネルギーがよっていると思います。このため結果としては、もっともスピーカーらしいスピーカーになってしまいました。音は繊細系で分解はよいし音もたくさんあるし、たぶんユニットが相当軽いんじゃないかと思うような反応の良さがあるんですが、ちょっと音に座りというか、落ち着きがない。確かに、音そのものの質感はエラックよりは上品で、決して悪い音ではないんですが、何かが足りない。よく言えばとてもゴージャスな音で、華やか、きらびやか。天井でミラーボールが回っている感じ。これが下品なうるさいスピーカーならキャバレーになるんですが、さすがにそうしたところはなくて、むしろ上品な質感でそう聞こえることがおもしろい。私は、NHKの紅白歌合戦か、なんとか歌謡ショーのステージを思い浮かべてしまいました。決してジャズクラブではない。こちらも密閉型のエンクロージャーですが、MAGICOに比べるとあきらかにガチガチに固めてあるので、響く感じはないです。低域はもうちょっと量感を出してもいいんじゃないかと思いますね。

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大阪ハイエンドショウ 2007 MAGICO V3

 エレクトリのブースではMAGICOのV3を聴くこともできました。去年は同じMAGICOでも、Model6という超超大型のスピーカーが置いてありましたが、まあ、あまりの大きさに、価格のすごさに驚くばかりで、もう完全に別世界な印象でした。なので、音も聞かずじまい。評判はよかったし、せっかくだから聴きたいとは思ったんですが、試聴のタイミングが合いませんでした。一方、小型ながらもその美しさと音の良さで人気のMiniもありますが、こちらはこちらで小型愛好者でないと、この小ささに100万円はある意味別世界。なかなか縁がないMAGICOなんですが、ようやく当たり前の大きさ、一般家庭にもなじむ工芸品のような美しいデザインで登場してくれました。それがV3。私の年代などは仮面ライダーばかりが思い出されるのですが、あちらは赤と緑の派手派手なヒーローだったのですが、こちらはシックで、上品。価格はペアで300万だそうで、ATCの100SLPTよりもさらに高額になるわけですが。。。

 はじめはPASSのXA160.5でドライブされていました。プレーヤーはKALISTAですね。最初は女性ボーカル。素直で、柔らかい歌声が響きました。その歌声の素直さ、なめらかさに驚きました。今年は最終日の後半まで100SLPTのあまりの良さにあとはどうも冴えない感じに聞こえたところが多かったのですが、最後になっておっと思うスピーカーに出会えました。上から下まで非常に音がそろっている。適度に暖かくて、適度につややかで、適度に音の芯が入っている。このバランス感覚は非常に素晴らしい。このMAGICOのV3やモニターオーディオのPL300あたりは上から下まで非常に引っかかりがない音で印象的でした。それだけを比較すれば100SLPTは中域のユニットにサブウーファーとスーパーツィーターを付けたような音の作りに思えてしまうくらい。もちろん、100SLPTだって、そんな音には聞こえないんですが、そういわせるくらいにつながりがよい。外見はウーファーが他のユニットと離れているので、視覚的にもバランスが悪いし、こうしたものは低音はどうなのかと心配になるんですが、全くそんなことはない。確かに、派手にドスドスという低域ではないんですが、きちんと締まった低域がちゃんと伸びている。これはこのスピーカーが密閉型だということと関係があって、最近多いパフレス型の低域とはやはり違う魅力があるわけです。このしまった低域がV3を下品な音の柔らかい、工芸品だけのスピーカーになりがちところを助けている気がまします。

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2007年11月21日 (水)

大阪ハイエンドショウ2007 ATC100SLPT その2 アンプもいろいろ

 エラック、モニターオーディオと書きましたが、初日の最初に聞いたATC100SLPTの印象があまりによくて、どうもその他のスピーカーがいまいちピリッと来ない。今年は正直その印象が後半まで続きました。なぜなら、そのあとにも聞いた100SLPTが中押しの形で、やっぱり非常に印象がよかったからなんです。

 ということで、輸入元のエレクトリさんの部屋に行ってみると、今年のエレクトリは本当に粒ぞろいという印象です。スピーカーはこの100SLPTの他にMAGICOのV3があり、アンプはPASSに、アンプジラ、HEGEL。プレーヤーはMetronomeのKALISTAがあります。MAGICOのV3についてはまたあとで書きます。今回はATC100SLPTに絞って書きますね。

 で、エレクトリの部屋のセットはアンプがPASSのXA60.5というモノのパワーアンプとX0.2というこれも3つの箱にわかれたプリアンプで駆動されてました。プレーヤーはMetronomeのKALISTAとC2A Signatureです。デザインは一見シンプルなんですが、箱の数だけはなぜかいっぱいになるという驚異のシステムです。CDを聴くだけでここまでたくさん箱がいるのかと。。。。これでSA-CDがかからないのが不思議なくらい。

 このセットで聴くとATC100SLPTがより情感豊かに、奥深い印象の音で鳴ります。基本的に後ろに音場が展開するタイプではありませんから、奥深いといっても、消極的なおとなしい音ではありません。むしろ、積極的に音楽であろうとする姿勢を感じます。ああ、こういう音は落ち着くなぁと素直に思います。しかも、何を聴いても足りない音がない。高域の伸び、レンジの広さ、しっかりした音楽の骨格は100SLPTの良さでしょう。PASSのアンプにすると低域が少し柔らかく、音楽としての奥ゆかしさが出てくる感じがします。そのくせその低域にゴリッという芯が出る。ここがいいんですよね。単に柔らかいだけだとフニャッとししてしまうんですが、きちんとグリップしているから、ゴリッとしたベースの弦の強さとか、ドラムのアタックとかがしっかりしている。音の線としては太めです。これもPASSの持っている特徴でしょう。太い筆で音楽を大胆に描き上げていく感じがします。なので、繊細な音楽の精密さとか、空間の巧妙な展開を求める人には別な選択肢が必要です。でも、私は個人的にこういう音が好きなんです。音楽の存在感が心地いいんですね。ずっと聴いていたいと思いました。ジャズも、クラシックもよかった。もちろん、ボーカルも胸にしみました。

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2007年11月17日 (土)

大阪ハイエンドショウ2007 モニターオーディオ PLATINUMシリーズ

 今回ぜひ聴きたかったスピーカーにモニターオーディオのPLATINUMシリーズがありました。我が家はモニターオーディオのゴールデンリファレンスセンターを使用していることもあって、個人的にもなじみがあるというか、関心のあるスピーカーメーカーです。ゴールデンリファレンスセンターはメタルコーンが使われているのですが、そんなことをちっとも感じさせないしっかりとした中域を持っています。非常にニュートラルでいて、高域から低域まで音の出方がそろっているのがよいところ。フロントはダイヤトーンのDS-8000Nですが、センタースピーカーとして個性を主張することがないのでとても使いやすいです。セリフの担当が多いわけですが、音の立ち上がり、下がりも早く、変にもたつくことのない点も気に入っています。センタースピーカーだから中域重視などと思うと、どうも声がもっさりする気がします。きちんとしっかりしたバランスで鳴るスピーカーの方がよいと思います。今回のPLATINUMシリーズはそのゴールデンシリーズよりもさらに上、モニターオーディオとしては最上級のシステムになります。すでに雑誌などでも取り上げられていますが、ユニットは全て新設計。ゴールデンシリーズはユニットにゴルフのティンプルのようなくぼみがつけられていて、それが音のくせっ気を取ってくれるという工夫がありましたが、今回はツルツルの美肌ユニットになりました。ティンプルのデザインも個人的には好きだったんですが、こちらは見るからにエンクロージャーの仕上げも違いますし、すっかり近未来的なイメージに変わっています。高域はモニターオーディオ初のリボンツィーター搭載です。こうして全てを新しくして頂点を目指したわけですね。勇気のある決断です。そのスピーカーをぜひ聴いてみたい。そういう思いがうずうずしていました。

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2007年11月16日 (金)

大阪ハイエンドショウ2007 ELACの蒸留水のようなスピーカー

Elac01  大阪ハイエンドショウは会場がハートンホテルなので、試聴会場が宿泊用の部屋であることも多いのが特徴です。狭い部屋に試聴用の椅子が3つというところも珍しくありません。こうした小さな部屋に最もなじんでいるといえば、yukimuさんが扱うELACが筆頭に上がるような気がします。この写真を見てください。本当に美しいじゃありませんか。黒く光るエンクロージャーに銀色に輝くユニットの何とも言えない組合せ。

このFS247とBS243は今まで見たことのない幾何学的な模様で形作られたユニットが特徴的なのですが、そこから出てくる音のまとまりの良さ、素直さには感心させられます。このユニットを見ているとスパイダーマンのコスチュームを思い出してしまうのは私だけでしょうか。こうした奇をてらったようなデザインがくると、たいていは高域がうるさかったり、ジャカジャカしたりというイメージなんですが、まったくそういうことがないという本当におもしろいメーカーですねぇ。

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2007年11月14日 (水)

大阪ハイエンドショウ2007 エリプサ 「楕円形」という名前 その2

Photo  初日はもうひとつ印象に残らなかったソナスファーベルのエリプサですが、このスピーカーをどう鳴らすかというのはいろいろ考えてしまいますね。初日のイベントでは組合せも傳先生が考えたそうですが、柔らかく美しい音のするエリプサですから、これを管球アンプで鳴らしたいと考えるのはとても自然な発想だと思うのですが、今度はその柔らかさに溺れて、締まりがなくなる。傳先生もそういうことをやはり考えるそうです。傳先生といえば、美しく繊細で、かつ分解能のすぐれた透明感溢れる音を聴かれているというようなイメージがありますし、柔らかすぎる音を好まないのはそうだろうと思います。しかし、これが柳沢功力先生だったらどうかというのも興味のあるところ。大阪ハイエンドショウでは柳沢先生の企画ももちろんありました。柳沢先生がエリプサのために選んだのはクレルのエボリューションでした。プレーヤーはアキュフェーズのDP-700。柳沢先生もやはりどこかで締めるところがないと、このスピーカーの良さがかえって薄らいでしまうと考えているのでないかと思います。

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2007年11月10日 (土)

大阪ハイエンドショウ2007 ATC 100SLPT その1

100slpt  そして、次に接続されたのがATC100SLPTです。試聴の組合せはワディアとクレル。最初に登場するのは傳先生が紹介された松本俊明さんというピアニストのディスクです。今回私は傳先生のデモに何度も行くことになったのですが、必ずといっていいほどかけられたディスクの1枚。松本さんは現在アメリカで活躍中とのことですが、ピアノがベーゼンドルファーを使っているとのことです。私はクラシックにまったくうといのでよく知らないのですが、一般のピアノに比べて1オクターブ分低域に伸びているピアノだそうで、大きさも2メートル90センチと大型になるそうです。その分だけ低域の響きがましますから、音は深くなるが、高域の音を強く弾かないと低域に負けてしまう難しさがあるらしいです。曲はオリジナルとのことですが、試聴は1曲目の京都をイメージした曲だとか。とにかく、このディスクがかけられた瞬間、その音の深さ、濃さにビックリしました。もちろん、ディスクの音の良さもありますが、音の表現がしっとりとしていて優しいのに、輪郭や実在感がすごくしっかりしている。高域も伸びているし、低域もちゃんと出ている。なるほど、ベーゼンドルファーのピアノの音は少し太めで明確さよりは音楽の質感を大事にした響き。それをうまくとらえて表現していると思います。曲は宮崎駿の世界をイメージさせるような懐かしさと温かさを感じさせますが、100SLPTのもつ中域の良さが見事に生きている。まさかATCがこんな音を出すとは思わなかった。ATCの音は実は久しぶりです。昔聴いたときはただただまじめな音だった。中域中心で、やや窮屈と思えるくらいに音の伸びも抑制していた。律儀でやや硬めで、骨格のしっかりした音だったけど、あまり楽しいとは思わなかった。それがこんなに表情豊かに、しかも以前感じていた「まじめさ」の枠をすっ飛ばして、伸びやかに鳴るとは思わなかった。肩から重い荷物をすっかり下ろしたら、鍛えられた筋肉の躍動感と内面の辛抱強さが、そこにあったという感じ。それにしても中域の奥深さは、むしろ先のエリプサで聴けると思っていたのに、本当によかった。それに比べると先のエリプサの方がちょっと淡泊で、表面的。情感の薄い鳴り方と思えてしまう。100SLPTはその後もディスクを変えて、ジャズもクラシックも非常に魅力的。元気なハツラツさやドラムのアタックの厳しさも素晴らしくよく表現してくれましたし、音のつながりよく、なめらかで潤いのある質感を失わないのもよかった。

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2007年11月 8日 (木)

大阪ハイエンドショウ2007 エリプサ その1

Oosaka  11月3日と4日の2日間、大阪ハイエンドショウ2007に行くことができました。昨年も行ったんですが、四国からのお出かけですから、ホイッと行くわけにもいかないんですよね。昨年は、翌週にもあった大阪オーディオセッションにも出かけられたんですが、今年はこのハイエンドショウだけの参加となります。両者の違いはハイエンドショウが基本的には輸入元を中心とした外来機種中心、オーディオセッションか国内メーカー中心ということになります。例外としてアキュフェーズとラックスなどがハイエンドショウの側に参加しているのですが、アキュフェーズとラックスはハイエンドショウを最初に企画提案したメーカーということのようです。この2日間、たくさんの音を聴かせていただきました。朝から晩まで音漬けだったのですが、今年の印象を先に書いておきますと、今年はどこもそれなりによい音だったなぁと思いました。総じて平均点が高く、聴いた限りでは嫌になる音はありませんでした。だから、とてもおもしろかった。感心したし、驚いた。とてもよいショウでした。

 私の行った3日はハイエンドショウとしては2日目にあたります。初日は金曜日なので行けませんでした。3日も朝5時に起きて、特急と新幹線を乗り継いで大阪入り。なんとか最初の企画イベントに間に合う時間にたどり着くというスケジュールです。まずはこのイベントから触れたいと思うのですが、今回のハイエンドショウでは1つスピーカーを、いろいろな組合せで聴くことができたというのが収穫で、この朝の企画はまさにその皮切りにふさわしいものだったからです。

2  この朝の企画は評論家の傳信幸先生を中心に、アキュフェーズとアクシス、エレクトリ、ノアがそれぞれ代表機種を持ち込むという4社の共同企画でした。プレーヤーはアキュフェーズがDP-700アクシズがワディアの581というSACDプレーヤーをそれぞれ用意。スピーカーはエレクトリからATCの100SLPTを、ノアがソナスファーベルのエリプサを出します。アンプはエレクトリのHEGELのプリとパワーのコンビ。アクシズがAyreの薄型のパワーアンプと、クレルのエボリューション302と202のコンビをそれぞれ出してきました。一見して豪華絢爛な布陣ですね。この冬の新製品がずらりと並んでいます。

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2007年10月28日 (日)

森博嗣の「イナイ×イナイ」で、オーディオマニアな女性名探偵はいかが

 出張にしても、旅行にしても、出かけるときはミステリィを一冊持って行くことにしています。乗り物に乗っている間、待ち時間の間、ホテルの夜。どうしても無駄な時間が多いですから、この間にミステリィを読むのが好きなんです。最近は「森博嗣」さんのミステリーを持って行くことが多くなりました。森博嗣さんは中部地区にあるN大学の工学の先生なんですが、今や作家としても超人気作家となりました。今やテレビドラマにもなるという理系ミステリィの世界を作った人の1人ですね。どちらかというと情念や動機の改名に焦点が当たりがちな日本のミステリーですが、そんなこととは他人の理解のおよぶことではないと割り切って、犯罪の実行可能性や登場人物の客観的な行動、振る舞い、状況に焦点を当てていくというやり方です。だから、ミステリーファンの中には、スッキリと全てが改名されていかないという形式に物足りなさを感じる人もいるかもしれません。でも、結局素人探偵が事件に迫るという本来無理のある設定がミステリーには課せられた課題でもあるわけで、謎が謎として残ることがむしろ現実に近いともいえます。また、基本的には全てが密室で起こる一見実行不可能な事件ばかりで、これも最初はビックリするんですが、ここでも通常の密室ミステリーのような緻密さで謎が解かれるのではなく、工学や建築学、物理学(あと、ものすごい財力)を利用した大胆な発想であっけらかんと割り切っていく形式で、驚きはしても謎解きの感動もまた薄いものだったりします。では、森ミステリィのおもしろさはどこにあるのか。森ミステリィのおもしろさはまさにその淡々と、事件や登場人物に関わっていくという、客観的な出来事の重なり合いが現実だという姿勢そのものなんですね。私たち心理学をやっているものは「心」が理解できると思われがちですが、実は「行動」を見ることでその人を理解しようとしています。言葉を大事にしますが、実際の行動という裏付けがない限り、それは現実の中に存在しないわけで、やはりいつも行動を見ていることになるのです。森ミステリィにはそうした客観的な視点によって犯罪を解明し、さらには登場人物の関係さえもとらえていこうとする姿勢が、とても刺激的で、またある意味の本質に触れるところがおもしろいと思わせるところです。まあ、そうは行っても実はこれにも裏があって、森ミステリィは最初の著書となる「すべてがFになる」からはじまって、すべてがつながりを持っているんですね。すべての出来事はバラバラなように見えて、人間はみなどこかでつながっている。東京で吹いた風が、ニューヨークのチョウチョに影響を及ぼすかのようにつながっている。それぞれの出来事が、少しずつ登場人物の変化に結びついていく。こうした要素も森ミステリィの重要な魅力になっています。ということで、初めて読まれる方には「すべてがFになる」から読まれることを強くお勧めする(作品としてもこれが一番の傑作です)のですが、今回のたびに持参した「イナイ×イナイ」はもっとも最近はじまった×シリーズといわれる作品の1号に当たるものです。こちらもいずれ他のシリーズとのつながりが明確に出てくると思いますが、「イナイ×イナイ」ではそれほどでもないので、最初に読んでみてもよいと思います。ということで、森ミステリィの紹介が長くなってしまいましたね。

  

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2007年10月25日 (木)

REVEL AUDIOのULTIMA SALON2

 パイオニアのS-3EXに感心しつつ、時間があったので新しくなったオーディオユニオン新宿店の方にも足を運んでみしまた。この日は朝から雨がちで小雨の降り続く天気でしたが、新宿はやっぱり人が多いですねぇ。もう嫌になります。人の波にもまれつつ、地図を片手に田舎ものが移動します。この通りのはずだなぁと思いつつ、看板がないかと見て回りました。ふと見ると、紀伊国屋。あれ、地図では紀伊国屋の隣のビルだったはず。と思ってよく見ると、ああ、あった、あった。隣のビルの4階と8階に移転してきたんですね。4階の方はディスク中心なので、エレベーターで8階に直行。8階は中古のオーディオフロアとクラシックのディスクフロアとなっています。オープンしたばかりのフロアで、セールス中ということもあって、こちらもけっこうな人だかり。この日はちょうどオーディオ評論家の三浦先生がREVEL AUDIOのULTIMA SALON2の試聴会を開いていました。開始からちょうど1時間くらい経過していたんですが、もうしばらくあるようなのでおじゃまさせてもらいました。ULTIMA SALON2というスピーカーはあまりよく知らないのですが、上品な感じのすらっとしたボディに、メタル系のユニットがいくつも並ぶ、高級感漂うスピーカーです。このメタル系ユニットがトゥイーター、ミッド、ウーファーと並んでいるわけですが、口径が違うだけで、見た目はみんな一緒。色も形も同じで、大きさが少しずつ違うだけ。同一系のユニットをそろえて質感の統一をそろえていることが見るからにわかります。

Revel

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2007年10月14日 (日)

S-3EXの試聴会

 今回の東京出張で確認してみたいことのひとつにPioneerに新しいスピーカーS-3EXの試聴会というものがありました。アバック グランド新宿店で行われたものです。Pioneerのこの新しいシリーズは兄貴分に当たるS-1EXも地方では聴けそうで、聴くチャンスのないスピーカーの1番手ではないかと思います。国産の、しかも大手メーカーの製品なのに、なかなか出ていない。このスピーカーの魅力は試聴位置までの距離を精密に計算して出されたフロント面のカーブにあって、3メートルの円を描くように音場がリスナーを包み込むということなので、もし展示してあっても多くのスピーカーの中に埋没しているようではちゃんと聴けていないんじゃないかという気持ちも大きくあります。だから、きちんと試聴スタイルのとれたところでぜひ聴いてみたいというのが念願だったわけです。ちょうど一年ほど前に大阪の試聴会でS-1EXを聴く機会がありましたが、このときは会場が広すぎて、十分な音量感というか、パワー感が感じられずに期待通りということにはなりませんでした。それで弟分のS-3EXではどうかという再チャレンジの機会となりました。

 アバック グランド新宿店はヒルトン東京の地下にあるんですね。なかなか珍しいことです。何軒か並ぶ地下ショップの奥の方に位置しているんですが、お店のスペースは表から見るとあまり大きいわけでないのに、進んでみるとシアタールームが3つあって、トータルにするとけっこうな広さです。「メカリア」と名付けられたシアタールームはかなり広いので、たぶん普段はイベントとか、さまざま機器を視聴できるスペースになるんだと思います。当日は機器がほとんどなかったのでよけいに広さを感じました。こちらでも三菱のLVP-HC6000とソニーのVPL-VW60が別々の部屋で設置されていましたが、どちらも美しくしっかりとした絵でした。

 S-3EXの試聴会は13時からだったのですが、このすビーカーのベストポジションを取りたいので、1時間以上前から行ってました。お店の方には開演前に改めて入場になるのでお席の確保はご遠慮をなどと言われたんですが、この日は朝からかなりの雨で、来場者も少なく、私の到着もかなり早かったのでちょっとだけ融通効かせていただきました。ありがとうございました。と言うことで、視聴時は真ん中のベストポジションを無事にキープ。10名弱という参加者で音響的にも偏ることがなく、視聴する側としてはありがたいことです (;^_^A アセアセ…

(楽天市場)

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2007年10月 6日 (土)

東京 第2日 アバンギャルドの赤い花

 赤い大きな花びらのようなスピーカー。一度見たら忘れられないようなルックスです。これはどんな音がするんだろうと想像もできない。そんなスピーカーを見たければRefino&Anhelo(レフィーノ・アンド・アネーロ)に行くのがよいようで。以前も紹介しましたが、本当に高級品がよく並んでいるお店です。最近は写真を撮ろうとすると丁重に断られるので掲載できないんですが、目の保養になりますね。あまりに高級品が多くて、気軽に視聴させて欲しいと言えないんですよね。気が弱い性格でして。
 そのスピーカーはroomAというお部屋に設置してあります。より奥にあるのがroomBで、こちらは完全予約制で、roomAは予約なしでも音は聞かせてもらえるというお部屋になっているようです。roomAに設置してあるのはアバンギャルドのMETA PRIMOというスピーカーでした。丸い大きなホーンが特徴的なんですが、オシャレなことにこのホーンの色が5色から選べると言います。ここにあるのは情熱の赤。いやー、カッコイイ。ドライブするのはブルメスターのプリアンプ035と、オラクルのパワーアンプP-1000、プレーヤーはリンデマンのSACDプレーヤー820Sという構成でした。広いお部屋にシンプルなセットが設置してあり、試聴用の椅子が中央にあるだけという贅沢な空間でもあります。
 そして、こういうスピーカーはどんな音を出すのだろうと思うと、まあ、アバンギャルドは本当に不思議で音はいたってまともな音なんですよね。あれだけデカデカと立派なホーンがついているので、どれだけスピード感のあるド派手な音を奏でるかと思いきや、実は本当に「穏当」で、うるさいというイメージとはかけ離れた音が出る。よく聞けば高域の方もしっかり伸びていて、とてもスムーズに抜けているんですけど、あまりに素直に抜けるせいか中域の方が目立つんです。大柄なシステムなのに、小さくまとまるボーカルがとても印象的。お店もよくわかっていて、選曲もボーカル中心のようでしたし。おもしろいのは本当に大きなシステムなのに、音像の定位する位置がわりと低いこと。試聴用のリスニングソファーがあるんですが、そこに腰を下ろしてももう少し低い位置に定位する。また、音のまとまりがよいせいもあるんでしょうけど、音場がわりと奥に広がるところもあって、迫るような音を期待するとちょっと違ったりもします。だから、何かと見た目と違う音の印象になってしまうのがおもしろいところです。実は個人的には、このソファーに身を沈めて聴くよりも、本来足をのせるオットマンに腰を下ろして聴く方がバランス的に好きだったりします。当然、よりスピーカーに近づくわけでオットマンの位置だとかなり扁平な三角形ができるんですが、音場の遠さがなくなって、むしろ音楽全体に包まれる感じが出てくるように思いました。この方がこのスピーカーのイメージに合うように思うんですけどね。

 ちなみに完全予約制のroomBにはウィルソンの超大型スピーカーX-2 Alexandriaが設置してありました。どんな人が買うんでしょう。。。。もう、そっちの方が気になりますね。

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2007年10月 1日 (月)

東京初日 LINN AKURATE CD

9月の最終週の一週間。私は東京に出張に行ってきました。
仕事の合間や夜の時間を利用して、趣味の世界も楽しんで参りました。
せっかくの東京の旅ですから、仕事だけで終わらすのはねぇ。
ということで、何回かに分けて、今回見聞きしてきたものについて触れていきたいと思います。

初日は、東京着がすでに4時を越えていて、とりあえずホテルにチェックイン。
今回の旅は5泊6日と長いし、仕事の道具もいるし、
事前に宅急便で荷物を送っておりました。
ホテルで荷物をほどいて、パソコンなどを取り出して、セット。
そんなこんなで遅くなって秋葉原に向かったのはもう6時近く。
初日ですから、今日は定番のダイナでちょっと聞いて、晩ご飯を食べることにいたしました。

ダイナ555でも、向かったのは4階。
このところもっともお勧めで、個人的には外れ無しかと。
このときにセッティングされていたのはウィルソンのシステム8で、
ドライブはゴールドムンドのプリがMIMESIS27.3L、パワーがTelios200、
プレーヤーがLINNのAKURATE CDでした。
いずれも一流品ですね。
LINNのAKURATE CDは今回始めてみましたが、
海外製品では珍しく、音楽系のディスクは全部再生可能というオールマイティータイプです。
個人的にはマルチチャンネルがしっかりとかかるプレーヤーがないかと思っているんですが、
SACDの高級プレーヤーは2チャンネルが主流で、マルチ対応はあまりないですね。とても残念です。

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2007年9月17日 (月)

かないまるさんお勧め ドンフリードマン「Timeless」

 「音楽・道楽」はジャズ好きを公言しながら、ジャズノ紹介がほとんどないのですが、確実にジャズのウェイトは大きくて、毎日ちゃんと聞いています。ただ、私がはじめて聞いたとしても、もともとの制作が古いというものが多いので、あまり紹介にならないかと。

 最近、かないまるさんのHPによくいってPS3の情報を得ているわけですが、お勧めのソフトについてもご紹介していただいていますので、そこから興味のあるものを買わせていただいています。このドン・フリードマン VIPトリオの「Timeless」もその一枚。かないまるさんの解説によると、CDにしても、SACDにしても録音時にコンブレッサというものを使って、それぞれの楽器の音を明確にして、味付けしているということなんですが、「Timeless」はそうしたものを挟まないストレートな録音が行われているとのことです。なおかつ、これがSACDでマルチチャンネル再生もできるという点で珍しいものだということです。

 解説にもあるとおり、「Timeless」をかけると、最初の曲から中央に座るベースの音に耳が奪われます。特にソロパートはベースの楽しさ全開。このベースが小気味よくリズムを刻み、曲をリードしていく姿はまさにジャズの楽しさでしょう。コンプレッサの事情については私はよくわかりませんが、このベースの音は確かに他のアルバムと違うことはよくわかります。ベースの弦があきらかに他より細いのです。弦が細いというのは何か変ですね。もともと弦は細いもの。しかし、ジャズベースの楽しさはブンブンとうなる低音のパワーにあるわけで、この弦がいかにもキツく、いかにも固く、いかにも太く聞こえることに快感を覚えたりするものです。寺島靖国さん風にいえば鉄のような弦が張ってあるというのがいかにもジャズらしい。確かにその通りなんですが、それがいつの間にかベースの形まで違うもののようにイメージさせてしまうのなら、それはやはりよくない録音なのかもしれません。音が力強いことと、弦が太いこととは本来別な要素なんですね。ベースの音がにじんで、弦を恥じているということもよくわからない録音も多々あります。弦が細いとジャズらしい体験ができないかというと、実は全くそんなことはないということがこのディスクを聞くとよくわかります。細く、立体的であっても音は力強い。グイグイとくる。オーディオ的にいえば弦の解像度がよいわけです。細いから弦の弾かれる感じもよくわかる。決して鉄製じゃない。音の力強さの中に柔らかさもある。

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2007年9月 8日 (土)

大変身 ブラッシングでスピーカーの静電気除去

Photo  ふと思いついたんです。静電気の除電ブラシのでCDをブラッシングしているときに。このSFC製「静電気キラー SK」を買ったのは去年。大阪のハイエンドショウに出かけたときに日本橋のお店によった時でした。今ではマーク2の新タイプが発売されていたこともあって、旧タイプの除電ブラシがワゴンセールに出されていたわけです。価格も定価の半額だし、荷物になるほどでもないし、何気なく買ったもののひとつでした。これまでも我が家にはアコースティックリヴィブのRD-1というディスクの静電気除去を目的とした製品があって、これを使ってディスクを消滋すると音の粒立ちが明確になってスッキリしっかりとした音になることを経験しています。映像の方も輝度が上がった感じになりますね。最近は新しいディスクを開封するとまずこれをかけおくというのが儀式のひとつ。古いディスクの場合はそんなに使いませんが、思いついたときにはかけてみるという感じで使っています。毎回やらないのはやっぱり15秒程度といえど、このひと手間が面倒と言えば面倒で、いつも使っていると言うほどではないのが現状ではあります。話を戻して除電ブラシ。RD-1があるので除電の意味はあまり考えていなかったというか、特に期待していませんでした。買ったのはディスクのほこり取り用のブラシとして使おうと思っったんです。ディスクの信号面にときどき大きめのホコリがのっていることがありますが、これを手で取るのは嫌だし、何かよいものはないかと思ってたんですね。一応クリーニングクロスも持っているので、それで拭けばいいんですが、クロスというのは布ですから、これも常時出しておくのが精神的によくない。かといっていちいち箱に片付けたりすると結局使わない。無精な人間は何かとめんどくさがりなんです。それでちょっとしたときはパッパッと掃いてホコリ取り。これが購入動機です。だから、マーク2の新タイプである必要もない。東京のダイナ555などに行くと店員さんがディスクをセットする前にパッパッと掃いたりしていることがよくあるんですが、それもカッコいいななと思ったりして。

 そんなこんなで除電ブラシはプレーヤーの前にいつも置いてあって、これも気が向いたらパッパッと掃いたりしていました。実際除電の効果についてですが、あると言えばある、ないといえば無いという感じ。先にも書いたようにRD-1をときどき使ってたりしますし、注意して聞き比べることもなかったので、除電用としては性能は何ともいなかったのが正直なところです。ここでも紹介しなかったですし。まあ、使いやすいという点ではブラシのハケの部分が柔らかくて、手で触っても気持ちいいくらいです。パソコン用にも似たようなものがたくさんありますが、なんかダスキンのように科学薬品の染みたような繊維を使っていたり、逆にまるでハタキの小型版なだけで布をパタパタするだけのものだったり、手頃なものがないんですよね。その意味ではなかなかお手頃。ディスクを傷つけることもないし、大げさでもない。

 で、いつものようにプレーヤーの前でパッパとふっていたときにふとスピーカーが目に入ったわけです。我が家のスピーカーはすでに10年以上の歳月がたち、スピーカーのコーン部にはホコリが溜まっている。ダイヤトーンだけあってエッジがへたったり破れたりするようなことはないんですが、サランネットもはずしたままなのでホコリが溜まっているのは以前から知ってました。でも、触るのは怖いわけで、息をふいたり、柔らかな布でちょっとパサパサとハタキをかけるくらいで済ませてきました。なら、このブラシで掃いちゃったらいいんじゃないのと素直に思いついたわけです。考えてみれば、なんで早く気がつかなかったと思うくらい。それでいつものように軽く持って、パッパッと掃き掃きします。ツィーターはネットに囲われているし、スコーカーはダイヤトーンのアルミド繊維で表面はツルツル系なのでホコリが溜まるということは無いんですが、こちらもパッパッとします。ウーファーはデコボコの波が折り重なった形状ですから、ちょっと掃いただけでホコリが出てくる。ああ、やっぱりこれは溜まっているなぁなどと感心をしながら掃き掃き。本当にちょうどよい掃除用具が見つかりました。

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2007年9月 2日 (日)

おみやげのはなし アコースティックリヴィブのQR-8

 VISAの商品券が2000円分あったので、おみやげを買ってきました。いくつか迷ったんですが、結局買ったのはアコースティックリヴィブのクォーツレゾネーターQR-8というもの。前回のダイナの写真で、ソニーのプレーヤーにもポチッと貼ってありました。これは機器や壁などに貼り付けて、不要な振動を整えてしまおうというちょっと変わったアクセサリー。同様なものはハーモニクスやレクストからも発売されています。レクストのレゾナンスチップシリーズは我が家でもよく使っていますが、こちらの製品は天然の水晶を使ったもので、他の製品と比べるとちょっと大きめですが、思ったより軽いものでした。他の製品よりよいのは張り替えようの両面テープが余分に入っていて、やり直しができること。
 まず、使ってみたのは同封されていた解説からヒントをもらって、スピーカーの裏面に1個。ほとんど変わらない感じですが、ほんの少し音が落ち着いたかな。次に試したのはパワーアンプ FAST M300の電源スイッチ。先のレゾナンスチップのMOONというタイプが貼ってあったのですが、思い切って張り替え。こちらの方がよく効くみたい。やはり、ザワッとした音の毛羽立ちみたいなものがおさまる感じがします。手に持った感じは軽いですが、同種の制震材と比べれば質量があるのでしょうね。この「おさまる感じ」によって、音の輪郭が安定するようで、ちょっと音の据わりがよくなりますね。安定度を求める人にはレゾナンスチップより効果がある感じ。
 ただ、この調子だと欲張るとちょっと音がおとなしめになる感じもします。特に対策をしていないプレーヤーなら1~2個くらい貼ってもよいかもしれませんが、我が家は他にも対策をしているので、追加して貼ると躍動感がなくなりそうなのでやめておきました。個人的にはパワーアンプや電源系が合うのではないかと思います。プレーヤーはもう少し繊細なレゾナンスチップぐらいの方がよいかもしれません。また、音としては落ち着くので、クラシック系の低重心で安定した音が好きな方にも向いているでしょうか。

Qr8  ちなみに、我が家ではその後、センタースピーカーの前面中央に貼りました。実をいうと、これが一番効いたみたいで、センターの音のまとまりと定位がよくなりました。センター部は対策が薄いせいかもしれませんし、スピーカー自体が小さくて、振動には弱いのかもしれません。個人的にはこれはお勧めしたいポイントなんですが、環境の差が大きいので、参考までに。他にはサブウーファーのスイッチにもう一つ貼ってあります。残りはプロジェクターを変えたら貼ろうかなぁと思っていたりするのですが。。。。

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2007年9月 1日 (土)

やっぱり定番 802D 

03  帰りでの秋葉原は買い物に時間がかかったので、オーディオ系の試聴はほとんど時間がとれないまま終わってしまいました。やはりダイナ555にいったんですが、座っていた時間はわずかに15分。もう時間もないので、前回よい印象だった4階のウィルソンオーディオ SYSTEM8をもう一度聴いておこうかと思って訪れたんですが、なんと設置してあったのはB&Wの802Dでした。ちょっと期待とは違ったんですが、4階の802Dの音の良さは以前からも経験でもよくわかっているので、それはそれで悪くないですね。これで3つのスピーカーを聴いたことになりますし。再生機器の方は同じで、ソニーのSCD-DR-1からゴールドムンドのプリへ、さらにTelios200のセットになります。
 ここでの802Dは、以前にも書いたと思いますが、オーディオの正統進化系の頂点にあるといってよい音です。

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2007年8月24日 (金)

秋葉原に行ってきました

 遅いお盆休みで帰省する途中に秋葉原によってきました。時間の関係で、今回も回れるところはわずかですが、せっかくの機会ですので、少しでも足を運んでみます。行きの旅では秋葉原の滞在は実質2時間弱でした。訪れたのはいつものとおりのダイナ555。今回7階は先客の方がおられていろいろとお話をされていましたので、そのまま通過。6階と4階を中心に聴きました。6階にあったのはJBLの話題のエベレストDD66000。4階はウィルソンオーディオのSYSTEM8。どちらも話題の超高級機です。DD66000は以前にも別な場所で聴いていますが、SYSTEM8は今回が初の試聴になりました。

02  6階の奥の試聴室は、これまで2~3種類くらいのスピーカーがあったと思いますが、今はDD66000のみ。アンプとプレーヤーは3種類くらいずつ用意してありました。一見してわかるのはこれまでにくらべてスピーカーの設置がかなり奥の壁際に移動していること。つまり、DD66000の後ろがすぐに壁になっているわけです。その分、試聴位置から見るとスピーカーまでの距離が遠くなって、部屋が広くなった感じがします。スピーカーまでの距離は5メートルはあるんじゃないかと思います。部屋が広く見えるので、壁に並ぶQRDなどがよく目立つなぁとも思います。
 機器の方はパワーアンプがVTLという真空管を使ったアンプで有名なメーカーのもの。見るからに立派な2階建てのものアンプでした。このメーカーは真空管を使っていると言っても、中域、低域の押し出しのいい、「力」のある音が特徴でしょうか。優しい、おっとりとしたようなイメージはあんまりないですね。このアンプでドライブです。プリとプレーヤーの方はゴールドムンドのセットでした。店員さんに聞くと、VTLの方は最近入荷したようで、まだ慣らし運転中というようなことをいわれました。その前はグラスマスターを使っていたそうです。
 で、この感想なんですが、私のバランスからすると中低域に厚く、押し出しのよい音。帯域の広さを意識させるよりも、中域から低域にかけてをこってりと聴かせる感じ。粘っこく、暑苦しいという音にならないのはゴールドムンドのセットのせいかもしれません。高域の方はちょっと華やかで、ホーンらしく音の抜けはいいんですが、低域の方が勝っているので、バランスとしてはちょっと高域が細く感じます。先にも書きましたがVTLは真空管といってもおとなしい音ではないので、音楽をしっかり積極的に聴かせようというイメージに聞こえました。空間の広がりよりも、密度でこちらを飲み込もうとするエネルギーはあります。オーディオ的というよりは、音楽的でしょうか。
 DD66000で気になるのはやはり低域。今回もそう。セッティングが壁に近いということも原因なのかもしれませんが、低域の力が強く感じる。しかも、低域が広がろうとする。これが音の質感としての深みにつながれば成功なのだと思うのですが、ここがなかなか難しい。JBLは中高域にホーンを使っていますが、こちらはスピードの速さと視聴者に向かってくる直進性を感じるのに、低域はポイントのむかっと搾ろうとするのではなくて、広がろうとする。今回はそれが少し飽和するような感じがありました。まあ、この部屋は大きな音を出しても振動でビビるということを感じたことがないんですが、今回はそんなに大きな音でもないのに、はっきりとビビっている音が入ります。放出されているエネルギーが強いということでしょう。その分、低域が少しかぶっている気がする。低域がちょっと遅い。低域と高域の質感も違って聞こえる。やっぱり難しいスピーカーだなぁというのが感想です。K2はモニター調を意識すると締まった低音と明快な高音でまとまるんですが、DD66000はどのような音にしたいか、より明確なイメージを持って取り組む必要があるのかもしれません。

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2007年8月10日 (金)

PS3 バージョン1.9で、CDの音も変わった

 バージョンを上げるごとに性能のアップを確実に果たしているPS3ですが、いよいよ音楽CDの方にも本格的なメスが入ったようです。我が家ではこれまでラックスマンのユニバーサルプレーヤーDU-7と比較してきました。AVアンプがちょっと古いので、光出力を同軸に変換しての比較してしかできないのですが、これまでは音の情報量でDU-7が上回っているという評価をしてきました。さて、システムバージョン1.9になって、その評価に違うが生まれるでしょうか。

 まず、バージョン1.9となって何が変わったかということですが、けっこういろいろな追加機能があるので、詳細は下記のサイトで見てもらいたいのですが、CDの音声出力に限ると、Linear PCM 2ch 88.2kHzやLinear PCM 2ch 176.4kHzを選べるようになり、、さらに前回のバージョンアップでSACDに対してのみ有効だったビットマッピング機能が、タイプ1とタイプ2の2種類から選択可能になりました。

http://www.jp.playstation.com/ps3/update/

 まず我が家の我が家のAVアンプでは、88.2kHzまでしか受けられませんでした。これで通常のCDの2倍のアップサンプリングとなりますが、使っているAVアンプによっては4倍の176.4kHzまで再生可能な方もおられると思います。ビットマッピングについてはかないまるさんはタイプ1を推奨しておられますが、我が家ではタイプ2としました。この状態で聞くと、明らかに以前に比べて情報量がアップしているのがわかります。それがどこでわかるかというと、空間の響きがずっと増えてきました。当初はメインとなる楽器やボーカルの声がばかりがやや強調されている感じで、周辺の細かい音が負けてしまうような感覚があったのですが、今回はそうしたことはありません。むしろ、音場の隅々まで芯がしっかり入った音が特徴のように思います。特に中低域にグッと握り拳を握ったかのようなゴリッとしたところがあって、これがリズムを刻むアクセントにもなっています。音そのものの輪郭がしっかりしているというのがPS3の音の特徴だといってもいいと思います。また、これとはちょっと逆のような感じがするかもしれませんが、PS3は空間の再現が非常によいという特徴も持っているようです。音場空間はそんなに広く感じないんですが、楽器の前後の加減とか、位置情報のようなものがわりとカチッと出てきます。たぶん、それぞれの楽器の音だけでなく、反射した音まで輪郭が明確なために、相互の位置や関係性がよりわかりやすくなってくるのではないかと思います。なので、カチッとした音なのに、空間の立体感を感じるという2つの特性を同時に持っているというのが感想です。「音楽・道楽」でも音像派、音場派などとしてこの両立の難しさをいつも取り上げるんですが、PS3はこのバランスの取り方がよくできていると言っていいんじゃないかと思います。

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2007年8月 3日 (金)

秘密兵器 「NESPA Pro」

 前回の記事で我が家の「秘密兵器」の導入について触れました。これも使い始めて数ヶ月たっているのですが、遅ればせながらの報告です。で、その正体は何かというと「NESPA Pro」という機械です。雑誌などでも取り上げられて、わりと評判もよい製品ですね。「秘密兵器」というのは使用前も、使用後も見た目にはまったく区別がつかないからです。何の違いがあるのか、ないのか全然わかりません。

NESPA Pro

 製品についてはメーカーの解説を載せておきます。
「CDやDVDなどポリカーボネイト製記憶媒体には、小さなピットと呼ばれる長さの異なる凹凸が、オリジナルのデジタル信号に忠実に記憶されています。この凹凸面にスパッタリングにより、アルミなどの金属極薄膜が定着されていますが、多くの場合は完全に密着していませんでした。この密着度を高くすることで、音質・画質を向上するのが、NESPA Technolgyです。密着性を高める理論は光学式加工を行い、ポリカーボネイトを硬化させ金属極薄膜を押しつけ定着させるものです。」

CDをいくら水平にして見てもそんなことは全然わかりませんが、そうだというんです。で、この「NESPA」で光のパルスを何回か照射することで、この膜がディスクにより密接にしっかりと吸着するとのことです。オリジナルの「NESPA#1」は光パルスの照射回数が120回に設定されていました。次のバージョンの「Pro」では、光パルスの効果が2倍になって(エンジンパワーは3倍と紹介されていますが)、照射回数も30回、60回、120回の3段階に設定できます。このため単純にいうと、「Pro」で60回照射するとオリジナルの「NESPA#1」と同等の効果になると考えられるわけです。

 で、本当にそんなことで効果があるのかということなんですが、「秘密兵器」というくらいですから、非常に効果があったと「音楽・道楽」では言ってしまいましょう。いやはや、使用前と使用後といっても、見た目には何も変わらないのですが、聴いてみればびっくりするくらいの変わりよう。どんなふうに変わるかということですが、パルス照射が30回だと高域にかけての鮮度が上がって音の抜けが良くなるのを感じます。音の輪郭もしっかりしますから、解像度も上がる感じ。実際には低域の方も同じように感じますが、総体的に高域の方が目立つので、ちょっと華やかで、ちょっと軽くなった感じもします。これが弊害。照射を60回(オリジナルNESPAと同等)に増やすとこの傾向が強まるのかと思いきや、実はこの華やかな高域がおさまってくるんですね。音全体に落ち着きが出てくる。120回では、さらに音が静まってくる。ただ、その分少し躍動感が抑えられるとも感じる。試してみて効果が高いと思われるのは制作が古く、特に音質についてはこだわりのないと思えるようなディスク。それらは音抜けが良くなり、SNも向上、音の鮮度が上がって、ワンランク、ツーランク上の高音質化がはかられます。ちょっとまれに見る効果の高さを実感します。我が家のジャズは50年代~60年代の古いジャズが多いのですが、こうしたディスクは再販の繰り返しで低価格化してはいるものの、その分ディスクの質はもうひとつのようで、NESPAで30回パルスをあてるとびっくりするほど変わってしまいます。最初は録音そのものが古いものと納得していたんですが、実はそうでもなかったのかとあらためて思ったりするわけです。同じように我が家は輸入盤も多いんですが、これにもよく効きます。クラシックの静かな楽曲なら120回ほどパルスをあてるとよいと思います。静けさが増して、音の落ち着きといいますか据わりの良い音になります。やや躍動感が抑えられる感じもありますが、こうした曲にはあっていると思います。それ以上にパルスをあててもあまり変化は感じられないようです。

 ということで、すぐにも報告したかったんですが、実は弊害もありました。

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2007年7月 7日 (土)

バージョン1.82 さらに画質チェックしてみました

 先回、1.82へのバージョンアップで、AVC MPEG4以外でも画質の向上があるのではないか、ということを書いたんですが、他のディスクでも確認してみました。ただ、1.80と1.82のバージョンアップ間隔が短いので、1.80でも同様の向上はしていたのかもしれません。1.80での売りはDVDへのアップコンバート機能でしたから、最近は我が家でもDVDを中心に見てきたためです。1.82となって、改めてBlu-rayディスクを見てみたら、こちらも変化していたのではないかと感じました。どちらで実現していたといても現在は1.82にアップするしかないので違いはないんですけどね。

 さて、改めて見てみたのはAVC MPEG4で収録されている「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズチェスト」と「X-MAN ファイナルエディション」、MPEG2ディスクで高画質の代表「イノセンス」の3枚です。

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2007年5月19日 (土)

直接音補正というアイディア

Dvc00007  最終的にはの下に台座を置いて、写真のようにツィーターまで隠れる位置まで高さを上げました。このような設置は普通は試AP-5 さないですよね。こうなるとスピーカー間に何もない場合でも効果がある可能性もあるわけですが、わざわざスピーカーの真横、音を遮るようについ立てを置く人はいないです。我が家では、AP-5を購入して2年ほどたちますが、さすがにこの位置は試したことがなかった。普通は中央の壁に平行に置いて、壁の反射を防ぐように置くでしょう。AP-5は吸音材といっても「ミスティックホワイト」という薄手のホワホワした布を木枠に張り込んだという、構造的には簡単なものですから、音が極端に吸われたり、遮られるということがないという特徴があって、これも今回の件では幸いしているのかもしれません。ただ、AP-5には裏表が一応あって、黒い方が表側になるんですが、どちらをスピーカー側に向けるかは微妙なところでした。我が家もはっきりと違いがあるとは言えませんが、表(黒)をスピーカー側に向けると少し吸われ過ぎてしまうかなぁという感じがします。細かい音は少し多いように思いますが、やや空気感が薄くなるような、痩せるような感じがありました。裏面で比べると少しおおざっぱなんですが、勢いはある。まぁ、気のせいかしれません。あと、スクリーン側の面が黒い方が良いかなぁということで、このセッティングになりました。もし、チャレンジされる方があったら感想を知りたいところです。

 こういう設置も、我が家だけかと思ったら、ネットをみると大阪の「逸品館」さんでこんな記事がありました。

http://www.ippinkan.co.jp/DM_2002_06/ac_acc/room/page_1.htm
このページを見て思い出したんですが、サーロジックさんもセンター位置に山型にパネルを設置することを推奨しているんですよね。これなんかは「スピーカーの間に何も置くな」というオーディオの常識をひっくり返しているわけで、なかなかおもしろいなぁと思います。

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2007年5月10日 (木)

AP-5の設置、その後

 AP-5 をスピーカーのすぐ横に設置して設置したことを書きました。その後もいろいろとソフトをチェックしているんですが、やはり設置前と比べて空間情報が安定してきて、楽器の定位置や奥行き、高さが改善していると感じます。以前にも紹介した「14YearsAfter」ではベースの位置の方がピアノより近く聞こえると書きましたが、現在はベースは左やや奥に移動して、ピアノの方が近く聞こえます。ただ、ベースの弦がはじかれる位置もやや上がった感じで、私が座ると少し目線より上がります。ピアノも同じような感じ。私の座る位置での耳の高さが床下から85センチ、フロントスピーカーのスコーカーが90センチという位置関係なんですが、イメージとしてはベースの高さがこのスコーカーよりやや上にある。なので、若干落ち着かないというか、ステージが高い感じに聞こえるわけです。しかし、このディスクの解説として送ってもらったASCの会報によると、マイクの高さが1.2mにあるというので、良い方に解釈すればちゃんと再生でていると言えるのか。。。ちなみに、14年前に録音されたという7曲目になるとベースが前方中央付近に降りてきて、ピアノより前きます。ベースの質感も少し違います。6曲目までは少し明るいというか、響きの少ない感じ。7曲目から少しウェットで重みのある感じになります。この前はあまり気かつきませんでしたね。

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2007年5月 3日 (木)

センターには何も置かない方がいいのは、わかちゃいるけど

 オーディオ評論家の小原由夫さんが「開国シアター」という200インチスクリーンを持つ広いオーディオルームを建設されたというのはホームシアターマニアとしてはよく知られたところです。その「開国シアター」はスクリーンの大きさだけでなく、PMC MB1という大型スピーカーで5chを揃えたサラウンドシステム組んでいるのもすごいところ。その小原さんが雑誌に書いた記事で気になるものを見つけました。センタースピーカーとしても使用している大型のMB1をルームチューニング用の反射材や吸音材で囲んでみたらどうかというんです。オーディオマニアなら2chのフロントスピーカーの間に何も置かないのが音質的にもよろしいというのは1つの常識なわけですが、実際には家庭の事情もあって、そういう贅沢な使い方はなかなかできないわけで、どうしてもセンターにはいろいろなものが置かれてしまいますね。我が家もそれは同じ。
 我が家はセンターに常時張りっぱなしのスクリーンがあって、床下から85センチ以上はこのスクリーンだけなりまずが、その下はどうしてもアンプやプレーヤー達が置かれています。最も気になるのはこの85センチギリギリに置かれているセンタースピーカーの存在。フロントスピーカーのスコーカーの高さにできる限り近づけようとこの高さまで上げられていますが、逆にみれば通常の音楽再生の時はどうしても邪魔になるだろうということは想像に難くない。そうはわかっていても、物理的に、あちらを立てれば、こちらが立たずなわけで、それなりに妥協しなければ成り立ちません。我が家ではセンターにスクリーンが張りっぱなしなこともあるので、スクリーンの後ろのわずかな隙間にはアコースティックリヴァイブのRWL-1のブラックタイプがそっと並んでいたりします(現在はRWL-2 となっています)。特にセンタースピーカーの真後ろにあるRWL-1は効果が高くて、スクリーンに吸音され勢いが殺されがちな音場空間を豊かに、伸びやかにしてくれる効果がありました。つまり、我が家はセンタースピーカーの後ろに(スピーカーも小さいので)、小原さんはセンタースピーカーの周囲に工夫をされたわけですね。

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2007年4月29日 (日)

PS3 バージョンアップでSACDの音質アップ

 ソニーのかないまるさんによると、PS3のシステムバージョンアップで1.7にすると、SACDで音質の向上が期待できるという情報が掲載されています。

 ソニーのアップデート情報にはこうした記載はありませんが、かないまるさんが確かめて、公開していただいています。詳しくはかないまるさんのところで確認していただくとよいと思いますが、初期状態では安全のために抑え気味に調整していた出力を、通常どおりの出力でも大丈夫だと判断されて、出力アップになったようです。オーディオ的には音の入力レベルが大きくなれば、その他のノイズが相対的には小さくなるわけで、実質的な音質向上につながると考えられます。・・・でも、うちではまだPS3でSACDが聞けません。情報紹介するだけです。くやしいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ (>_<)ヽ ナケルゼェ

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2007年4月17日 (火)

モニターの位置を直してみました

 ただいまブログをご覧の皆様は、どんな環境でオーディオを楽しまれておられるでしょうか。以前からずっと気になっていたんです。今も私の目の前にあるパソコンのモニター。オーディオ的に見るとこれは本当に邪魔なんじゃないかと思うのです。だって、どうやったって目の前にあるんですよ。これが音の邪魔をしないわけがないと。。。でも、そう思いながら私はもう一方でネット中毒もあって、ヒマを見つけるとネットを開いてあちらこちらと見て回るのが習慣になってしまいました。だから、音楽を聴くのも典型的な「ながら族」。オーディオマニアと呼ばれる方々の中には、オーディオ装置と自分の座る椅子ぐらい・・・何ていう「リスニングルーム」なるものをお持ちの方もおられるようですが、我が家はせいぜい趣味の部屋。ネットとオーディオは同居しつつ、お互いを楽しんでいるという状況にあります。こうしてデスクトップの液晶モニターが、私の目の前にはあるわけです。
 もう少し私の試聴環境の整理をしておくと、座るのは2人がけのソファーです。王様席としてはその中央になりますし、実質1人で使うことが多いわけで、個人仕様になってますが、シートまで1人用でというのはなかなか勇気がいります。このソファーはもともとソファーベットタイプなので、通常のソファーと比べると座面はやや高め。事務椅子などのようなタイプよりは低めですが、沈み込むようなリビングソファーよりやや高めです。この「やや高め」が実際にはポイントの1つになっているのですが。生活と同居するとソファーだけでは不便です。ソファーの前にテーブルが1つおいてあります。映画を見るときはここに飲み物やお菓子などを置くし、メモをとったり、ちょっとした作業したりします。もちろん、先のモニターもこのテーブルの上に置くことになりますね。パソコンを使うときに必要なキーボードとマウスはどうしてるの? とお思いの方もおられると思いますが、どちらもコードレスを使っています。マウスは動かす場所がないこともありますが、ネット中心の自宅の操作ではワイヤレス トラックボール が便利で、以前からこれを使っています。これならソファーに座って手元の横に置いておいても簡単に操作できるのでした。

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2007年3月24日 (土)

PS3 機能性アップと・・・さらなる改善

 PS3の使い勝手については「音楽・道楽で、プログ」でも希望を書いたんですが、同様の意見の方が多かったのか、いくつかの機能が追加されたようです。システムバージョンはこれで1.6。追加された機能の中から「音楽・道楽でブログ」が注目したいものをいくつかピックアップしてみます。

 まず、操作性の問題で取り上げた携帯型キーボードが、フルサイズ型の標準的なキーボードスタイルに変わったようです。個人的には携帯型キーボードをカーソルで操作するという感覚がよくわからなかったので、こちらの方がありがたいです。いろんな人がいるので選べるというのはいいことです。さらに注文をするなら、ブラウザのアドレス入力を今どきキーボードで入力することはないので、コピーandペーストの機能を簡単にできないか考えて欲しいところです。操作ボタンの割り当てで、コピー開始位置と終了位置を指定するとか、L1を押しながらカーソルを移動するとその文字列が選択できるとか。。。アドレスからのブラウジングなんて、このブログを表示するのも嫌になりますから。

 データのバックグランウドダウンロードも可能となりました。電源を切っても途中までのデータも保存されるそうで、容量の多いソフトを落としていても大丈夫なようです。いくつかの制限はあるようですが、便利になったのは間違いないでしょう。PSP用のソフトなど大きなソフトを落とすのが多い人にはうれしいですね。

 このほか、バックアップデータのリストア機能で、2台目のPS3に入れ替えてもデータが移行できるようになったり、起動時に自動的にゲームが始まる機能が停止できたりと、細かく幅広く機能アップされました。

PlayStation3 アップデート情報はこちら。

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2007年3月 9日 (金)

こだわりのPIXLを導入する

 PS3の導入によって書く順番が崩れてしまいましたが、我が家の昨年も少しずつ進歩を遂げました。使用している機器については大きな変化はなく、ほぼ安定した状態にあるのですが、さまざまなアクセサリーを追加すると、これまで使ってきた同じ機器たちもまた違う姿を見せて、音的にはかなりの成長が見られたのが昨年の様子だったのです。

Pixl01  PS3の話の中でも触れていますが、昨年、導入に踏み切って、非常に驚いたのはTransparent PIXL という電源装置でした。Transparentの代表的な電源装置ですが、最近、新製品のPIMMに入れ替わりました。旧型のPIXLでも定価は30万円を超える高価な製品です。しかし、コンセントの口数がわずかに1つという特殊な構成。30万円を超える製品は他にもありますが、たいていは4~6つの取り口があるのが普通です。1つというのは、そのまま1つの機器にしかつなげないわけで、かなりのこだわりがあると言えるでしょう。さらに、この製品のもうひとつのこだわりは、日本の電圧事情を考慮していて、東日本50Hz仕様と西日本の60Hz仕様があり、それぞれに適正化を行っているということです。こういうこだわりはまさしくマニア好みの製品と言えますねぇ。実際の性能面を確認することはなかなかできないんですが、PIXLは「音楽・道楽」でもよく登場する秋葉原のダイナ5555の7階の最高級品フロアで使用されていたことを知っていました。そういう意味では効果や実績は十分な製品です。これが昨年、新型への入れ替えのためか当のダイナの中古リストに登場してきたのです。この時の価格はほぼ半額の14万円。この時も検討していたのですが、仕様が東日本仕様ということで、一度見送った経緯があります。今回ヤフーオークションで西日本仕様が登場し、この時の価格はさらに安く3分の1の10万円。我が家ではこれを無事ゲットして導入に至りました。

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2007年2月26日 (月)

PS3という新基準

 長らくPS3特集という感じで、書いてきました。ちまたでは次世代規格のDVD争いとして、東芝とマイクロソフトが押すHD DVDと、ソニー・松下・シャープ・パイオニアなどが押すBlu-rayの規格争いが話題となり、ゲーム機の世界では任天堂のWii、マイクロソフトのXBox360、ソニーのPS3がそれぞれシェアの拡大を狙った競争を繰り広げているようです。ネットを見てもそうした話題をよく見ますね。規格やハードの生き残り戦争ということで大事なのわかるんですが、PS3を手に入れた今、個人的にはもう少し違うところに関心が移ってきました。

 PS3と今回の対策のために購入した物を合計すると、総額10万円を超えるでしょうか。この投資をどう見るか。。。PS3という存在はどういうふうに考えたらよいのでしょうか。。。

 我が家の場合、今回の買い足したものも、PS3で試しつつも「ダメなら他のAV機器で使えばいいや」という気持ちがあります。いずれはBlu-rayレコーダーかプレーヤーという、いわゆるAV機器を買うことになるとは思うからです。この意味でそれらは先行投資と言ってよいくらい。しかし、今回の格闘の結果で感じたことを素直に言えば、たぶんBlu-rayはこの半年、もしかしたら1年くらいはPS3で十分なのではないかという気持ちになりました。それくらい映像の質もよいし、音声にしたって映画になると差はかなり少なくなるのです。迫力とスピード感重視の映画ではPS3のメリハリ感が効いて、こちらの方が良いくらいです。私の住む四国は地上波デジタルの進行もゆっくりで、急いでデジタル録画機をそろえる環境にもありません。それにPS3は発売以来すでに何回ものシステムバージョンアップがネットを通じて行われています(この記事をまとめる間にも1月24日にシステムバージョンは1.5に、2月2日に1.51に上がりました)。今後はロスレスのサラウンドデコーダーの搭載、HDMI1.3を利用したディープカラーへの対応、CDのハイサンプリングによる高音質化、SACDのさらなる高音質化なども行われると言われています。

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2007年2月19日 (月)

AVプレーヤーとしてPS3を使うために

 なんだ、結局PS3は負けたのかと思われた人も多いと思います。私も実は残念であり、またホッとしているところもあります。ただ、対策後の差はわずか。対策するごとに向上していくPS3の音声は久しく興奮しました。視聴記は一気にまとめて書きましたが、実際には少しずつ確認しながら進んではいます。今回のチャレンジの中でもう少し気のついたところにいくつか触れておきます。Blu-rayプレーヤーとしてのPS3について興味のある方は続きをご覧ください。

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2007年2月11日 (日)

PS3 vs DU-7

我が家でライバル関係にあるDU-7について確認しておきますと、ラックスマンという日本を代表するオーディオメーカーがありまして、そこから2002年に発売されたユニバーサルプレーヤーということになります。DVDプレーヤーでも、音質追求派の要望に応えられるようにオーディオ部にも力を入れはじめた初期の頃の製品です。現在はこうしたことの両立も当たり前ですが、DVDプレーヤーは映像回路やマルチチャンネルのDSP回路など、よけいな電気回路が同居するので純粋に音質追求するにはどうしても不利です。現在でも音声専用回路しか搭載していない単機能CDプレーヤーが高級製品の中には残っています。DU-7は音声用の特別な高音質出力を持っていたり、フルエンシーDACを使ったCDのハイサンプリング再生にも対応するというアプローチを導入しました。これにその後のバージョンアップで、映像回路といくつかの部品を新型の「DU-7i」相当に上げた仕様になっています。当時の定価は40万円を超えていますが、発売からだいぶ年月がたっており、プレーヤーとしてはもう先端を行くものではありません。基本的な出力経路は現在デジタル出力をメインとしていて、アコースティックリヴィブのDSIX-1.0 からインフラノイズABS-999 、オルトフォンのDGIX1 Silver を通ってAVアンプのVSA-AX10Ai に入るという構成になっています。電源ケーブルはワイヤーワールドのSEP3からクリーン電源のTransparent PIXL へとつながります。足はクリプトンのローリングインシュレーターという1個1万5千円の足で3点支持した状態です。

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2007年2月 7日 (水)

PS3の音質改善大作戦

 ネットでは金井隆(かないまる)さんが、雑誌では「HiVi」の1月号で評論家の吉田伊織さんがそれぞれPS3の音質、画質向上対策をされていますね。かないまる式は本体の補強と使い方のアドバイス。吉田式はオーディオ用の各種アクセサリーによる改善です。あきらめずにやってみようかなと思ったことにもちょっときっかけがありました。それは足です。ガラスエポキシプリント基板の切れ端があまったので、ついでにもう1個ブチルで巻いて足を作ってました。つまり、5個作ったんです。で、当然手元に1個ある。先にあげた吉田伊織式対策は足をセンターに集中配置してあります。金井さんは構造的にはもともとの足の位置が強度的にベストだと書いてあるんですが、ここに違いがあるわけです。それで何となく中央部に1個入れてみようと思い立ちました。かないまる式対策でも底板の中央にはわずかですがテフロンテープを貼って振動対策されています。そこへ思い切って足を置いてみようかと。PS3はこういうときに便利です。5キロなんて、我が家のオーディオ機器からしたら最軽量と言ってもいいくらいですから。で、この5つ目の足を入れてみると、我が家では非常によく効いたんです。パッと音の安定度、解像度が上がります。これはセッティングの状況にもよるんでしょうが、足を変えるということ以上に効果があるんじゃないかと思うくらいです。工作技術が弱いので十分な補強ができていないのかもしれませんが、とにかくよく効いている。まず、そういうことがありました。

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2007年2月 2日 (金)

対策後のPS3は名誉挽回できるのか 音楽編

 確かに映像の衝撃は大きかったのですが、音の方はどうなのか。確認のためにもう一度触れておきますと、対策前の状態は低音、高音とも伸びがなく、つまったような音で、平面的で奥行きのないものでした。光接続にしてもこうした特徴は引きずっていて、オーディオグレードとはとても言えません。

Ps303  かなまる式対策の中心は底板の補強と言えます。ポリカーボネイトの本体で、どうしても底板の負担が大きくなるのは想像に難くないところです。ガラスエポキシプリント基板での補強対策はかないまる式のとおりですが、足についてはガラスエポキシプリント基板のあまりにブチルゴムを巻いて作ったものを、本体の足の隣に置きました。ブチルゴムは菅原工業というところが作ったもので、もともと人工芝などを敷くときに使われるものです。振動吸収率が高くて、一時期のオーディオブームのときはみんながこぞって買ったものです。ただ、最近はあまり見かけることがなくなりました。
 また、かないまる式では天板の上に重しがあるんですが、我が家の重しはローゼンクランツというメーカーが作っているPB-BABYというものを使っています。もともとは機器の足にするインシュレーターなんですが、たまたま2コあまっていたので使ってみました。金井さんのHPには響きのよいものをと解説にはありますが、実際の重さとか大きさには触れていないので、写真で見たときにPB-BABYがよく似ていたので、それを使っているだけです。金井さんのHPにもありますが、この重りの位置は確かに音に影響があって、微妙に音の響き方というか開放感が違うんですよね。「PlayStation3」と書いてあるロゴの近くに行くと音が締まって、離れるに従って開放感が出てきます。ただ、離れすぎると効果もなくなります。わずかな変化なんですけど、使う人の好みは出ますね。こうした対策のあと音の方はどうなっているかということです。

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2007年1月26日 (金)

対策後のPS3は名誉挽回できるのか 映像編

 この工作に数日かかっているうちにHMDI-DVI変換ケーブルも到着。工作の方も無事完了いたしました。いよいよ画質の方のチェックです。変換ケーブルで果たしてうまく伝送できるか、プロジェクターも古いので伝送後の画質もどれほどのものかとこちらも不安が強いところ(ストレートワイヤー製の変換ケーブルはLP-Z2では不可なんです)。画質のチェックに使ったのはBlu-ray盤の「Mi:3」です。我が家で買った最初の記念すべきディスクでもあります。実は「Mi:3」は劇場でも見てますし、DVD盤の方も先日すでに見ているのです。画質チェックとしては特別なところがあるわけじゃないんですが、最新映画ですから基本的な映像はきれいです。DVD盤でも特に不満はありませんでした。これをBlu-rayで見ると果たしてどうなのか。。。。

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2007年1月22日 (月)

PS3はホームシアターに使えるのか?

 前回はセッティングの苦労を長々と書きました。何はともあれ、これで基本的には使えるようになったわけです。もう、まいったまいった。それで、ここからがやっと本番になります。なんせ、目的はBlu-rayですし、PS3がホームシアターにどれくらい使えるのかというのが重要なわけです。と、言いながらも、そんなに簡単に進まないのが我が家の現状。ちまたで話題になっているHDMIに対応している機器が我が家には1台もないっっっっっっっっっっっ (;^_^A アセアセ… いやー、お恥ずかしい。プロジェクターのサンヨーLP-Z2はDVI端子があるものの、HDMI端子はありません。AVアンプのパイオニアVSA-AX10AiもD端子しかない状態。なので、我が家ではPS3の本当の実力をつかむことは現実的にはできないのでした。前置きが長いのに、そんな状態なのかよって、怒らないでくださいね。我が家で、できることからコツコツとやってみます。その結果少しでもわかることがあるかもしれない。

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2007年1月18日 (木)

PS3 独特の操作と薄いマニュアルで四苦八苦しました

 買ったのは20Gタイプ。そんなにゲームをしないこともありますし、無線LANとかよけいな機能などはない方がオーディオ機器としては望ましいと考えたからです。他の方のプログにもありますが、いやー、でかい。PS2よりふたまわりは大きい。この時点でゲーム機の必要度を超えてるよなぁと思います。オーディオ製品としてみれば、ピカピカに光る本体は高級感が確かにありますが、触ってみればポリカーボネートですから、ありゃりゃという感じもなきにしもあらず。価格を考えればしょうがないですね。こればかりは。見た目はそんなところですが、ソニーの金井隆(かないまる)さんによると中身の構造的には非常に良くまとまっていて、けっこうしっかり作られているようです。それにフロントローディングも一見ファッション重視のように見えますが、トレイという震動源がないことで、音質向上にも寄与する利点があるとのことでした。ポリカーボネートの本体はCDやDVDと同じ材質で、響きの性質が同じなのもよいだろうとしています。

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2007年1月15日 (月)

いまさらながらPS3を選んだわけ

Ps31  年末の予約は箸にも棒にもかからない状態で、あきらめてしまったPS3なんですが、年が明けるとけっこうあちこちで販売されているようです。入荷のムラはあるようですが、入るときはどっと入るようで。最初のきっかけを逃したときも、どうしようかと迷っていたんです。ゲームが嫌いというわけではないんですが、時間もなくてさすがに最近はゲームしなくなりました。FFシリーズもおもしろいですが、100時間の時間はかなり長いです。もちろん、私が買うんですからゲームについてならPS2で十分。むしろ、WiiやDSを買った方が良いくらい。PS3が気を引くのはBlu-rayの再生能力があるからに他なりません。この機能をどう評価するかというのが問題なわけです。

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2007年1月12日 (金)

14 Years After

14yearsafter  以前、ホームページの方で「土と水」というCDについて書いたことがあります。今でもこのCDは繰り返し聞いていて、音場空間と楽器のバランスなどを確認させてもらっています。このCDはASC(アコースティックサウンドクラブ)という会の方たちと評論家の江川三郎先生、広島のSOUNDDENというオーディオのお店、ライブバー・ミンガスの方々が協力して作られた自主制作的なアルバムです。自主制作ならではのこだわりが随所にあって、大手メーカーの作る量販型のCDとはまた違う魅力があるといえます。彼らの手によるCDは他にもあるんですが、昨年の年末に最新版の「14 Years After」というCDをまた購入させていただきました。発売当初は通常のCD盤のみだったのですが、年末にはクライオ処理盤が出ましたので、こちらを買いました。

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2007年1月 3日 (水)

One more Time !!

Countbasie さて、21時半を少し回って演奏はスタートしました。本当に素晴らしいものでした。カウント・ベイシー・オーケストラはドラムのButch MilesさんとボーカルのMelba Joyceさんを入れて総勢19名。見事にそろった演奏のパワーと、個々の音色がおります豊かさはまさにビックバンドの楽しさそのもの。後半の「Whirly-Bird」では会場の盛り上がりも頂点に達しました。

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2006年12月30日 (土)

ブルーノートまでの長い旅

 整理券の配布まで30分ほどあります。コの字型の列ですが、50人以上は並んでいる感じ。見るからにグループとかカップルは計算できますが、1人の人は座席1人とは限りません。整理券番号は開くまで会場に入る順番ですから、グループで入られる方々もいるわけです。四国から出てきたんですから、よい席を取りたいと思うものの、さすがに人気のビッグバンド。平日の火曜日、21時半からのセカンドステージなら席も取りやすいかと思ったのですが。

ブルーノート東京

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2006年12月28日 (木)

目指せ、ブルーノート東京

 正直に言ってジャズクラブに行くというのは人生はじめのてこと。「何だ、お前ッ。それでもジャズファンかっ」と言われてしまえば、恥ずかしい限り。ジャズを聴きはじめて10年弱。田舎暮らしということもあって、ジャズクラブになかなか縁がありませんでした。しかし、今年の最後になってようや足を運ぶチャンスが訪れたのです。しかも、ジャズクラブ・デビューは名門「ブルーノート東京」。そして、演奏は今年もっとも私を惹きつけてやまなかった「カウント・ベイシー・オーケストラ」でした。

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2006年12月26日 (火)

今年は音楽系のDVDも豊富でした

 他にも今年はミュージカルや音楽映画というものもたくさんでました。もちろんもっとも話題になったのは皆さんもよく知っている「オペラ座の怪人」。こちらはシステムのチェックディスクとしても非常に素晴らしい。

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2006年12月24日 (日)

今年のDVD その2

 昨日は派手目というか、「音楽・道楽」らしく、ホームシアターを満喫できるソフトを紹介したんですが、今年を振り返ってみると、派手派手なエンターテイメント映画は実は少なくて、印象に残るのはちょっとだるくて、ちょっと暗くて、スターのあまりいない作品に味のあるものが多かったようにも思います。B級ではないけど、佳作というように語られるものが多かった。まずアクション系のものを上げると「アイランド」「V フォー・ヴェンデッタ」「ボーン・スプレマシー」「トランスポーター2」などはもっと評価されてもよいんじゃないかと思います。これらは話題になる俳優さんも出ているし、昨日あげた超がつくA級作品とは言えなくても、その分無理がなく、ストーリーも楽しめるし、映画としてこれらの方が好きだという人もたくさんいるんじゃないでしょうか。

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2006年12月23日 (土)

今年のヘビーローテーション DVD

 DVDで今年もっともよく見たのはやっぱり「スターウォーズ エピソード3」でした。発売は昨年の暮れだったかもしれませんが、今年は我が家もいろいろと変化があって、そのたびに確認したくなるソフトの一つなのです。ストーリーや内容にはいろんな意見があるんでしょうけど、音と画という点では本当によくできていますねぇ。特に冒頭の宇宙戦争シーンは暗闇の中に展開する戦闘機の光が印象的で、これを鮮明に再生させるのは我が家ではまだ難しいところです。このシーンは音も速く、あちこちにちりばめられていてサラウンドの醍醐味を味わえる点でも素晴らしい。このシーンを再生してしまうと、結局最後まで見てしまうんです。同じようにちょっと前の作品ですが、「アイ,ロボット」「ヴァン・ヘルシング」は我が家の定番となっています。

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2006年12月18日 (月)

今年のヘビーローテーション ジャズ

 アーティストとの出会いというのは大切だなぁと感じます。最初に買ったディスクの印象が悪いと、次のディスクにはなかなか手が伸びない。ジャズというのは、ヒット曲を買うわけではありません。ディスクを選択する要素はいろいろあるでしょうが、アーティストで選ぶというのが一般的ではないでしょうか。そういう意味で、私にとって不幸な出会いをしたしたのは「ウィントン・マルサリス」でした。

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2006年12月14日 (木)

オーディオセッションのおまけ

 大阪ハイエンドショウと翌週のオーディオセッションin大阪の記事で、長々と書いてきました。このシリーズも今回が最後です。あとはちょっとの感想と、また写真を載せておきますね。

Sony01  話題豊富なはずのソニーブースはなかなか時間が合わなかったのと、いつも満員で、とうとう最後は入場制限してました。行っても入れないという盛況ぶりです。電車の時間まであとわずかという本当に最後の最後に入れたんですが、まあ、説明が長い長い。新機能のアピールも必要なんでしょうけど、こういう会場に来ているのはある程度のマニアの方ばかりですから、素直に音と映像をまず出して欲しかった。個人的にはおまけ機能を充実させるなら基本機能にお金をかけるか、安くして欲しいと思っている人間です。

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2006年12月10日 (日)

エソテリックとアバンギャルド

02_5  最近非常に活発な高級ブランドといえば、エソテリックをはずすわけにはいきません。その素性がよいことは誰もが認めるんじゃないでしょうか。やっぱりここも聴いてみないといけません。エソテリックプースもいろいろなデモンストレーションをやっていたのですが、参加したのはエソテリックのセパレートプレーヤーとアンプでアバンギャルドのNANOとタンノイの新しいカンタベリーを鳴らすという最高級セットのデモだけでした。

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2006年12月 7日 (木)

HD-DVDでハイビジョン体験も

02_4  実はもうひとつやっぱりすごいなぁと感じたのはフルハイビジョンプロジェクターの映像パートです。ハイビジョンは東芝提供のHD-DVDを使ってデモンストレーションが行われました。きれいですねぇ、ハイビジョン。

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ホワイトポスト

 掲載が少しずつ遅れているので、各雑誌にも登場するようになりましたB&Wの「Signature Diamond」。B&Wのブースも忙しくて、新製品のアンプやSACDを使って800Dを鳴らすオーディオ系のデモと、これも新しいフルハイビジョン対応プロジェクターを使ったビジュアル系のデモと、東京ハイエンドショーで初お目見えしたという「Signature Diamond」を紹介するデモと3種類が用意されていたようです。なので、タイミングが合わないとなかなか思うものに当たらないという面倒くささ。新製品がいっぱいあるというのは、それだけ人気があるということだし、いいことなんでしょうけどねぇ。

Bw05

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2006年12月 1日 (金)

2つの音 その2 エクリプスTD

 レイミョウの部屋とはお隣同士だったんですが、もうひとつ印象に残ったのは富士通テンのエクリプスTDシリーズです。こちらは雑誌でもよく取り上げられていますし、さまざまな賞も取っていてその実力は評価されているのですが、僕が聴くのは今回が初めてになりました。こちらはコンパックとは対照的に50分の時間をきちんと分けて、それぞれの製品のデモンストレーションを行いました。といっても、扱っている製品はエクリプスTDだけですから、スピーカーの口径に合わせて、8センチ、10センチ、12センチと、その大きさが違うだけといってもいいくらい。もちろん、大きさに合わせてエンクロージャーのサイズなどはちがいますし、スタンドが一体型になっているものもあったり、多少の違いはありますが、基本の考え方、製品コンセプトはみな一緒と言うことになります。

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2006年11月27日 (月)

2つの音 その1 レイミョウ

 ワイヤーワールドのケーブルと同じくらい、ハーモニクスの音が好きだったりします。低音が少し膨らんでいるかもしれませんが、音楽に楽しさ乗る。我が家はケーブルだけではなくて、電源のコンセントに並列に入れることで音質改善効果があるというQS-1も定番で使用しています。なので、同じ系列のレイミョウのコンポーネントにも興味がありました。レイミョウシリーズもなかなか聴く機会のない製品ですから、オーディオセッションの会場で聴けるというのでちょっと楽しみにしていました。

01_1

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2006年11月24日 (金)

実は オーディオセッション in 大阪 にも行ってきちゃいました

Photo_5  11月最初の3連休が大阪ハイエンドショウだったのですが、こちらはその名の通りというか、基本的には高級オーディオに特化したもので、出品も海外のメーカーをあつかっている輸入代理店が中心となってました。一方、日本の家電メーカーは薄型テレビを中心とするAV市場の盛り上がりもあって、主力はそちらに移っているので、ハイエンドショウでは見ることができませんでした。その家電メーカーを中心としたのが「オーディオセッション in 大阪」となります。開催されたのはハイエンドショウから一週間後の11月11、12日。当初は行くつもりもなかったんですが、日本メーカーの音が聞けなかったのが心残りだったのと、冬の新製品ではBlu-rayとハイビジョンプロジェクターをはずはわけにもいかないという気持ちがあって、ついついもう一度足を運んでしまいました。

 オーディオセッションも会場はハイエンドショウと同じハートンホテルをお借りしていますが、こちらは南舟場と心斎橋の両ホテルを分割して使っていました。移動距離はわずかですが、マイクロバスも15分おきに運行していて、それで会場を行ったり来たりできるようになっています。

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2006年11月23日 (木)

おまけ

他にも注目はオーディオ界でも代表的なブランドを扱う大塚商事(アヴァロン、ウィルソンオーディオ、ジェフローランド、dsc、さらにViViも)、今年は一千万を超える価格のスピーカーを発表しているMAGIKO、見た目にも美しく人気の高いソナスファーベルなどのブースもありました。しかし、これらは残念なことに視聴の時間帯が全然合わずにほとんど聴くことがなく終わってしまいました。

 その他にももちろんあったんですが、他にも用事もあって、結局これぐらいしか回れなかったです。撮るだけ撮った写真は掲載しておきますね。

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2006年11月20日 (月)

ラックスとアキュフェーズ

 共に日本を代表する高級オーディオ機器メーカーです。もう何も言うことがないくらいよく知れ渡っていますねぇ。どちらも今年は新製品を出してきているんですが、ラックスのステレオパワーアンプは残念ながら聴くことができなかったです。試聴もやっていたそうですが、タイミングを逃してしまった。アキュフェーズも新しいアンプ、セパレートのプレーヤー、CDプレやーと新製品ラッシュです。こちらもゆっくり聴く時間はなかったです。

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2006年11月18日 (土)

小さな部屋で聴く音楽

 ダールジールワイヤーワールド。実は共に好きなメーカーだったリします。01 中域の厚みとか、存在感みたいなものが、個人的には好きなんですよね。そうした中域を持ちながら、音色がクールにならず、適度な分解能を維持している。これが両者に共通している特徴です。ハイエンドの音のキレとか、スピード感、爽快さで聴かせるものではなく、ちょっとするとやや古風で、新しさのない音かもしれません。両者の製品を扱うのはNASPECですが、デモはホテルの一室で、これらの製品に興味がなければのぞいてみることもないかもしれません。ダールジールのプリとパワーに、スピーカーはJoseph AudioのPEARL。プレーヤーは ノーススター・デザインのセパレートでした。

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2006年11月15日 (水)

ウエストレイクとティール

JBLの話を沢山しましたが、まあ、それだけいろいろなところに登場したスピーカーだということです。他にもいくつかのブースに行ってきましたが、あとは短時間の試聴でしたので、簡単な感想のみということで。

 ウエストレイクのスピーカーは久しぶりに聴きました。縦長のスリムなフラッグシップ機TS-6です。

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2006年11月12日 (日)

DD66000は化けるのか

 前回の感想は、初日のハーマンのデモを中心としたものですが、他のブースの音を聞いてもこの感想は変わらず、初日の終わりにはこの「サロン的な雰囲気」というのが良くも悪くもこのスピーカーの特徴なのかなと思うようになりました。
 ハーマンのデモではマークレビンソンとの組み合わせでしたが、他のアンプとの印象にも触れておきます。ハーマンブースはハルクロとの組み合わせ。短時間しかいませんでしたが、なめらかで自然な雰囲気が特徴のハルクロは「よりサロン的な雰囲気」をかもし出してました。いやいや本当に力の抜けたなめらかで上品なJBL。こちらもかかっていたのがゆったりした女性ボーカルでしたので、他の曲ではもう少し違ったのかもしれません。ハーマンのデモをさらに強めた印象だったのですぐに出てしまいました。
 

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2006年11月10日 (金)

JBL DD66000 エベレスト

 最初に聴いたのはハーマンのデモンストレーション会場でした。実物を見るのも聴くのもこれが初めて。再生系はマークレビンソンのセットで、試聴位置は幸運にも前から3列目のほぼセンターを取ることができました。最初の曲がかけられます。聴いて素直に思ったのは中域から中高域にかけて充実したスピーカーだなぁということでした。夏にアヴァロンのダイヤモンドなどを聴きましたが、最近のツィーターはダイヤモンドやベリリウムなど軽くてしっかりした素材が追求されているせいか、高域になっても音量が落ちるような、エネルギーが落ちるという感じがあまりしなくなったと思います。というか、以前はそれが当たり前でそのこともわからなかったのですが、最新のスピーカーを聴くと、どれも高域がずっと厚くしっかりとしたエネルギーを持って伸びていくように感じます。

Dd660002

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2006年11月 8日 (水)

大阪ハイエンドショウ 2006 に行ってきました

 前回までの話の途中なんですが、11月3日~5日にかけて大阪で行われた「大阪ハイエンドショウ 2006」を見てきました。こういうニュースは熱の冷めないうちにと思うので、ちょっと感想などを先に書いておこうと思います。

Image1  大阪ハイエンドショウに行ったのは初めてでした。以前は名古屋に住んでいたので、名古屋のオーディオショウには何度か行ったことがあるのですが、四国に来て10年を超え、最近はもう行く機会もありませんでした。ただ、我が家のスピーカーも10年を超えてきて、そろそろ次のスピーカーを考える次期にも来ていますし、一方ではこの冬からハイビジョン、圧縮なしのパッケージメディアが登場してくる状況にもあります。新しいものにちょっとでも触れたいなぁという気分も高まって、言ってみることにしてみました。

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2006年10月24日 (火)

有山麻衣子 幻のコンサートを聴く

 前回触れたように、結局我が家は部屋を基準にしてセンターを取り、スピーカーの位置、傾きもそろうようにしていきました。当初左右の壁から30センチ以上離れていたスピーカーも、最終的には27センチの距離まで外側に広がり、スピーカーの傾きも当初はほぼ60度(正三角形の位置関係で、スピーカーの正面が視聴者に向かっている状態)だったのに対して、現在はかなり浅くなって正面からせいぜい15度程度しか傾いていません。こうなるともしスピーカーのバッフル面からレーザー光線が出ていると仮定すると、左右のレーザー光線が交差するのは試聴位置のかなり後ろ、およそ1メートルくらいは後ろになるのではないかという感じです。視聴者に対するスピーカーの角度も、左右の間隔を広げたわけですから、わずかにつぶれた二等辺三角形になりました。

 この間に新しく封を切ったこの1枚はちょっとおもしろかったので、皆さまのご意見もうかがいたいところです。
「有山麻衣子 幻のコンサート」
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1270807

807

カタログNo: KDC6001
レーベル: Ortho Spectrum

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2006年10月20日 (金)

センターをとる

 普通「センターをとる」といえばKAT-TUNでは亀梨君だとか、モーニング娘。ではミキティーだとかということになるんですが、我が家ではセッティングをビシッと決める時に使われます。
(゜゜;)\(--;)オイオイナニイッテンダヨ

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2006年10月16日 (月)

バランスの迷宮

 セッティングを再調整すると書きました。言葉にすると簡単なものですが、まぁ、いざ始めるとこれがもう大変です。これは本当にどうなのかと思うのですが、オーディオを始めた頃に比べれば、機器のレベルアップはもちろんですが、ケーブルやインシュレーターを吟味し、電源環境を整え、少しずつ少しずつですが前進しているはずなのに、このセッティングはどんどんどんどん神経質になってきている気がします。この前のセッティングでも、最後の詰めはスピーカーを「ぐっとひと押し、ふた押し」という感じでした。この状態は本当によいのかどうなのか・・・。

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2006年10月13日 (金)

もっと音場を広げたい

夏に体験したYG Acousticsでの再生音は非常に華やかだし、弾んでいて、適度に明るく、立ち上がりの早さ、音の消え際の早さが印象的でした。我が家に戻ってきて同じ「カウント・ベイシー・オーケストラ」を再生してみますが、やっぱりYG Acousticsの持っていた鮮烈な表現にはなりません。角も丸くなるし、空間も広がらない。YG Acousticsはソロパートとバックの対比もダイナミックだったし、そこにステージの大きさが表現さていました。ダイナ555は試聴室そのものが広く、スピーカーの周囲も贅沢な空間がありますから、我が家の生活環境と比べるべくもないのかもしれませんが、どうもこの「ステージの広さ」というものが気になってしまいます。我が家は幅広バッフルの代表のようなダイヤトーンのスピーカーで、音像の力で押してくるのは良いんですが、空間の作り方が新世代のスピーカーのようにはいかないところです。同じSACDを聴くと、本当にがっかりと肩も落ちてしまうわけです。よい音というのなんと残酷な。

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2006年10月 4日 (水)

続・続・センターに何かが足りない

 こうして何となくセンタースピーカーに対する不満とその対策を考えました。それにしてももう少し安くならないか。必要なのは1本だし、仮説が外れてあまり効果がなかったらと思うとすぐには買えません。ただ、最近、BAT1はどこのお店も安売りしているようです。以前は5万円だったものが、今は3万円程度になっています。そろそろ新型が登場するのかもしれませんが、そうこうしているうちに在庫もなくなってしまうかもしれない。でも、まだ3万円だとまだちょっと高い。こう思いながらずるずると3ヶ月弱が過ぎていったのでした。と、待っていれば出てくるもので、出てきましたね、恒例のオークション。

 もともとスーパーツィーターなんてマニアアイテムですから、BAT1のような低価格系のスーパーツィーターはマニアの人気が伸びなかったのかもしれません。ネットでは評論家の江川三郎先生などが自然な雰囲気で高域が追加されるということで、このBAT1を推薦していました。必要なポジションはセンターチャンネルですから、あまり高域がきつくなるというのは望んでいません。やはり、ここは声の帯域が一番のポイント。スーパーツィーターの追加で高域に抜ける感じ、空気感がもう少し出てくれればいいのです。その点でもBAT1なら、調度良いのではないかという期待感はありました。

 そんなこんなで落札価格は2万円ちょっと。もちろん2台でです。1台はあまりますが、気に入ったら残りはオークションで売ってみても良いし。届いたBAT1ですが、まずはそのままセンタースピーカーの下に設置。ケープルはあまり物をみつくろってつけます。まずはセンターの不満が改善されるのかどうかを確かめてみないとはじまりません。

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2006年9月26日 (火)

続・センターに何かが足りない

 もしかしたら上の帯域が出ていないのでは・・・。そう思ったのはメインスピーカーとの違いを考えていたときです。センターの高域の抜け具合が少し違う気がします。ゴールドリファレンスセンターはスペックとしては高域も伸びていますし、メリハリの聴いた音ですから、高域が出ていないはずはないのですが、メインスピーカーと比べて聴くと、どうも空気感が違う。ゴールドリファレンスセンターはわりと音を前に押し出すタイプではありますが、そのせいで高域の抜ける感じより、中域の強さが目立つのか。あるいは、メインスピーカーに乗っているスーパーツィーターに違いがあるのか。。。

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2006年9月23日 (土)

センターに何かが足りない

 以前から気になっていたことがあります。映画のセリフ、音楽DVDの歌声など、それ自体に不満はないのです。我が家はセンタースピーカーにモニターオーディオのゴールデンリファレンスシリーズを使用しています。このシリーズは最近バージョンアップされましたが、我が家のものは旧バージョンです。音質として解像度の高さとしっかり音を前に出してくる強さを特徴としています。やや高域が勝強うな感じもしますが、スピーカーのサイズもけっこう大きめですから、低音が足りないという気もしません。しかし、ときおり「センターの何かが足りない」と感じることがあるのです。なにか十分に音が出きっていないと感じる現象が。
 これまでもこうした感じはあったのですが、我が家では普段はほぼ2チャンネルで音楽を聴くことが多いので注意してきませんでした。しかし、最近映画でもセンターチャンネルをかなり重視した録音が増えてきて、時にはセンターメインともいえるものもあるようです。こうした映画を見るとやっぱり何か足りないと感じてしまうのです。

Centresp

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2006年9月15日 (金)

ネットでスピーカーケーブル聴き比べ

実は我が家は先日、オーディオケープルの入れ替えをいたしました。
新規に導入したのはアクロリンクの7N-A2070。
7na20701

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2006年8月30日 (水)

YGにやられた

 前回までが行きの旅。僕の実家は新潟なので、一度新潟に行って、再び帰りの道でアキハバラによりました。それがまさか衝撃の出会いにつながるとは・・・・。場所は前回と同じにダイナ555。行きの旅で会ったのはアヴァロンのダイヤモンドとB&Wの802Dでしたが、この両者ともに言うなれば伝統があり、オーディオ界に確固たる地位を持っている両者です。それぞれに個性の違いはあるけれど、正統派といっていいバランスの良さで、どこにも無理がなく、肩に力の入ったところがない。言うなれば音の自然なたたずまいをしっかりと再現できるスピーカーでした。

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2006年8月22日 (火)

ダイナ555でB&W 802D

で、次はお薦めに従って4階のB&Wを聴きに行きました。
前回もここの部屋はよい音だったんですが、
もう、ここの部屋は最近ハズレがないというのが入ってすぐの感想です。
鳴っていたのはB&Wは802D。
おおかたの方はなんだ801Dじゃないのかと思われたかもしれません。

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2006年8月15日 (火)

アヴァロンのダイヤモンド

東京に行けば何をおいても目指すのはアキハバラ。
先に夜に行った舞台の話をしましたが、
そんなこともあったのでアキハバラ滞在時間はほんの2時間程度。
しかも、その間に鞄の具合が悪いのでヨドバシカメラで鞄を買ったりして、
正味でいうと1時間ちょっとくらいしか過ごせなかったんです。
今回の旅は帰りに時間をとっているので、
行きの旅はこんなもんで我慢することにしました。

この1時間半で立ち寄ったのはヨドバシカメラから、
道路を一直線で移動できるレフィーノ&アネーロダイナ555

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2006年8月 5日 (土)

東京に行く ANAで行く

ANAの機内で変わっていたのは、ヘッドフォン。
以前はエアーしかとでもいうのか、
ビニールのホースがつながった聴診器型のやつでした。
あれはちょっとねじ曲がるとうまく聞こえなくて嫌だったんですが、
今回乗ったら、ヘッドフォンが普通のミニジャック式のに変わってました。
まあ、たぶんそんなに高いものじゃないんでしょうけど、
これだったら記念に持って帰る人も多いんじゃないかなぁと
こちらが心配になるくらい。
でも、実は僕はこれ、使わずじまいだったんですけど。
最近はお出かけにはiPodとAKGのK26Pが欠かせないので、
この日もきちんとこれを持ってました。
以前からピンジャックが使える機体では自前のK26Pを使わせてもらっていたのでした。
今回もそのまま自分のを使ったのでした。

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アキバに行こう 旅立ち編

今年もなんとかアキハバラに出かけることができました。
四国に住んでいる身としては、こうした機会も年に1~2回がせいぜいですから、
関東で暮らす人にとっては大したことないことでも、
いろいろなものに触れるうれしさというものがこみ上げてくるものです。
今回は、まあ、初日からいろいろとありましたし。

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2006年6月26日 (月)

ワールドカップは、プロジェクターにも厳しい

プロジェクターは映画用に調整をしていることもあって、ワールドカップなどのテレビ用の映像を見るとその違いを感じることがままあります。ドラマやニュースなどでは実はそんなに気にならないのですが、ワールドカップ映像は我が家のプロジェクターにとってはかなりの問題点があるのです。他の方はこうした問題をどう乗り越えているのか、教えて欲しいところです。

その問題は何かというと「芝生」なんです。サッカーグラウンドをおおいつくすあのうつくしい芝生。つまり「緑」です。

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2006年6月20日 (火)

ワールドカップを大画面で見たい

ワールドカップも予選リーグがもう終わろうとしていますが、今年のワールドカップは大画面、高画質で楽しんでおられる方も多いのではないかと思います。我が家も日本戦は大画面で応援しておりました。結果はいずれも残念でしたが、やっぱり大画面はうれしいですね。最近はプラズマも液晶もだいぶお手頃価格になりましたが、我が家のように四国の田舎で暮らしている人は、地上波デジタルの普及を待っていると方も方もおられるのではないでしょうか。こちらの普及は来年夏以降くらいからのようです。その点、我が家の大画面のお供はスクリーンとプロジェクターで、100インチサイズを楽しんでおります。



ただ、我が家のプロジェクターも3年以上たち、ランプの方も一度交換いたしました。最近はちょっとしたプロジェクターブームもあって高機能化した新機種が毎年のように出ている状況でもあります。我が家のような旧機種もできれば、より高画質で楽しみたいと思うところです。ということで、今回は我が家のプロジェクター、三洋LP-Z2にちょっとした工夫をしてみました。



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2006年6月19日 (月)

我が家はこう使う iPod

Ipod04 前回の内容を見るとiPodを使う事はかなり簡単なような感じがするんですが、そうでもないところも実はあるんです。今日はその辺から。まず第一に気になるのはマニュアルが全くないこと。確かにiPodは見た目にも、すぐに目につく丸いキーしかないといってもいいので、音楽を再生するだけならまったく困らないんですが、何しろ最初は意味がわからない。キーの説明書きすらない。それで見よう見まねでいじり回すしかないわけです。マニュアルはネットでアップルのサイトに行けばあるんですが、箱を開けても何もないことに驚いて、しばしはそんな単純なことも忘れてしまうくらい。そう思うと、日本の製品は事細かに書いたマニュアルが親切丁寧についてきますねぇ。こういのが化の違いなのか、アップルの特徴なのか。いずれにしてもある程度は自力で謎を解く覚悟はいるようです。解いてみれば簡単で、「MENU」は「MENU」の表示だけでなく、「キャンセル」と「back」を兼ねているんですね。中央のボタンが常に「決定」。円形のスイッチをなぞるとカーソルが上下に動く。不満をいいましたが、慣れてしまえば、このシンプルな操作は非常に直感的によくできています。これもやっぱりアップルのセンス。日本の機械は何をするにも親切なボタンがたくさんついてくる。一つの機能に、一つのスイッチという感覚があります。音楽を聴くというシンプルな行為に、そんな必要はないというアップルの主張が、とっても新鮮なのでした。

さて、ようやく肝心の音質についてどうなのかということですが、以前使ていたニーのMDと比べると192kbpsの圧縮ではやはり音質は落ちるというのが正直なところです。MDはソニー独自のATRAC3方式で録音されますが、ほぼ無圧縮なのでやはり差が出ます。これは確かに残念なところ。ロスレスでの音質は比較はしていませんが音楽機器としての性能はソニーが上回っているかも知れません。しかし、まったく聞くに堪えないかというと、現実的にはヘッドフォンという限られた環境で聴きますから、音楽を楽しく聴くことは十分だろうと思うのです。僕のように普段たいそう大きなステレオ装置で聴いていると、その違いは音質がどうこうというよりは、ヘッドフォンという環境から生じる音体験の方に大きな違いを感じてしまいます。ヘッドフォンはどう聞いても脳内定位から逃れられないわけで、ステレオで感じる体全体の音体験とはやっぱり異質なものと言わざるを得ません。これはもう絶対的な違いです。それでも音としての感想をいえば、全体にどうも音が薄くてペラペラとした感じが強いのが最大の欠点でしょう。高域が少し目立つので、華やかに聴きたいという人は気にならないかも知れませんが、実際には高域も低域もは早めにカットされていると思います。低域はかなり薄く、迫力不足に聞こえます。こういう不満のせいかiPodにもiTuneにもそれぞれ独立して音質調整をするイコライザー機能がついています。iTuneはパソコンで聴くときの音質コントロールで、調整もマニュアルで柔軟に対応します。iPodではマニュアルで設定することはできないのですが、あらかじめたくさんのパターンが登録されてあるので、そこから好みのものを選ぶようになります。個人的には初は中低域を持ち上げる「Acoustic」が聴きやすいと思いました。高域と低域の伸びはあきらめて素直に中域をしっかりと聴こうと思えば、これが一番合うような感じがしました。

Dvc00085 もし、もっと高音質で聴きたいと思ったら、ヘッドフォンを変えることをおすすめします。ちまたではカナルタイプという耳栓型の完全遮音をうたったヘッドフォンが人気を呼んでいるそうですが、僕はこのナルタイプがうまく使えないんです。これは水泳の時にする耳栓をそのままイメージしてもらえばよいのですが、どうも耳の形状のせいか、すぐにズルッと落ちてきて落ち着きません。このタイプの合う人は低音がかなり伸びるといいますから、先のiPodの欠点もうまくカバーできるのかもしれません。ちなみに、iPodに付属してくるのは耳かけタイプのヘッドフォンです。ヘッドフォンを選ぶということになるんですが、このところヘッドフォンも高額になってきて、人気の機種になるとなんと当のiPodよりも高かったりします。しかし、さすがにそれはバランスが悪いのではないかと感じますね。それにiPod用は携帯して外に持ち歩くためのものですから、消耗品と考えないといけません。個人的にはやっぱり高くても1万円くらいがせいぜいかと思うのですカナル型でプロ仕様をうたうものは定価が4万~5万もしますが、ちょっと手は出せません。結局いろいろ考えたんですが、持ち運びに便利な折りたたみ式で、1万円以下、中低域の充実したペラペラの音が補えるものを候補にしました。この条件で探すと、ちょうどAKG K26Pという機種がAmazon安く売られていたのですぐにゲットした次第です。AKGというメーカーはプロの場でもよく使われているので知ている人も多いと思います。購入価格は5000円くらい。ネット上のの評判を見と低域の迫力があるヘッドフォンで、バランスもよいという価格のわりに高評価なものです。

Dvc00084これで音がどう変わったかというと、ネットの評判のように低域に音の中心があるようで、だいぶ重心が下の方によってきます。ペラペラとした音の感じはかなり埋められ、音の厚みという点でだいぶ充実感がてきます。しかし、一方でこのヘッドフォンは低域ばかりに気をとられたのか、高域がうまく伸びていないようです。個人的にはバランスがよいとも言い難い。あきらかに高域にかけて音が細っていきます。聴いた感じだとどうも2kHzあたりから上がしぼんでいる感じがするのです。せっかくヘッドフォンまで購入したのに、最初はちょっと気落ちしました。エージングが原因かと思ってしばらく鳴らし込みをしてみたのですが、大きな改善はありません。最終的にはこちらもイコライザー機能をいくつか試してたところ、高域を高める設定があることがわかりました。こちらも個人的な感想ですがK26Pには「SpokenWorld」という設定が一番しっくりくるようです。ちょうど2KHzあたりを盛り上げて中高域に山を作設定かあったのです。さらに高域をのばす設定もありますが、これだとちょっとやりすぎなようで音がまたペラペラしてきます。結局この「SpokenWorld」にしてようやく音の厚みと中域のバランスがよくなった感じです。低域も高域も伸びきらないのですが、これは圧縮の時にカットされるのか、iPodの性質なのかもしれません。ロスレスにすれば改善されるのかもしれません。音質の点でもう一つ不満をあげるとすると、iPodのヘッドフォンの出力がちょっと弱いんじゃないかということです。最近アメリカでiPodの音量が上がりすぎて難聴を起こすということが訴えられて、音量を絞る機能が付加されたようですが、そのせいなのか出力が少し弱いと思います。ただこれは音量の問題というよりは駆動力の問題です。ヘッドフォンの駆動力が足りないのではないかと感じるのです。うちのように付属品よちょっとよいヘッドフォンを使うと少し反応が鈍いような、細かい音が拾い切れていないような感じを受けるのです。もしかしたら、高域や低域が伸びないのはこのことと原因があるのかもしれません。ソニーやケンウッドの音がよいとされるのは、この出力がある程度が高いことによるんじゃないかとも思うのです。ケンウッドは独自のデジタルアンプ内蔵を強調していますが、これはやはり駆動力にも影響しているでしょう。スピーカーは振動の制御が命ですから、制御する力が高い方がよいのはヘッドフォンでも同じことなんですね。探してみると、iPodにもヘッドフォン出力を高める電池式の携帯アンプがやはりあるようです。これを使えばもう少し音はよくなるのではないかと思います。家で聴くならヘドフォンアンプを使うとよくなるということも考えられます。ただ、こういうものを増やすと本来の携帯性がどんどん損なわれるわけで、意味があるのかどうかという疑問もでできます。我が家はK26Pに、イコライザー機能を合わせて使えば、そこそこに満足できるのではないかと思い、そこまではしませんでした。

Ipod iPodの使用で楽しいジャケット写真の取り込みには「ちゅねとも」というソフトが便利です。iTuneと連携して、曲を再生するとAmazon.comからジャケット写真を探してきてくれるという優れものです。使用方法はややクセがありますが、表示されたジャケット写真を右クリックしてメニューの中からアルバムに登録するを選べば終わりです。Amazon.comにない場合は表示されませんが、そのときはHMVとかタワーレコードを探せばよいことです。日本の曲では歌詞の取り込みも自動で行うソフト(Lyrics Master)があります。これはカラオケ系の歌詞サイトを回って当てはまる曲をゲットしてきてくれるというものです。曲が再生されると曲名とアーティストから該当する曲を見つけてきてくれます。これも曲さえればワンクリックで登録です。カラオケ系サイトなので、あまりにもマイナーな曲は見つからないものもあります。これは仕方がないですね。

Ipod3 こうして我が家のiPod環境はかなり整えられました。iPodは使い出せばその簡単さ、感覚的な操作体系に親近感がわきます。写真のようにカラーでジャケット表示もしてくれます。中央のボタンを押せば、ジャケット写真、歌詞と移動していきます。こでもう一つ我が家の聴き方としては、曲の評価機能をよ使っています。先の通り我が家はすでに登録曲が多く、次に登録していくにはスペースを空けなければいけません。ということで、いらない曲があればiPodから外していく作業も必要になります。ここでこの曲評価を使います。iPodの評価は五段階の星評価です。これをプレイリストと組み合わせるのです。我が家ではジャズのプレイリストは、ジャンルが「ジャズ」であること、星評価が3以上あることで定義しています。最初に登録したときはすべての曲を評価3にし、聴いた段階で評価を調整します。そうすると最初はすべてiPodに転送されますが、評価の落ちた曲からプレイリストから外れ、iPodからも削除されるということになります。そして、これを繰り返していくうちに、自分なりのお気に入り曲とそうでない曲がきちんと分けられていくということになります。5000曲の評価をしようと思うと頭が痛いですが、iPodで聴きながら評価をつけていけばそれもあまり苦になりません。

実はiPodも導入して2ヶ月以上たちますが、アルバムでシャッフルの設定にしておくと、ふだんはあまり手を伸ばさないアルバムも聴く機会が増えてきました。当初の目的通り眠っていたアルバムたちが再び活躍する場所ができたわけです。記憶の中ではおもしろくないと思っていたアルバムの中にも、評価が違っていたというものも何枚か出てました。こうした発見が音楽の楽しさを増してくれている気がします。iPodは使いこなせば、楽器や演奏者などによるジャンル分けも可能なので、いずれそうしたこともできればいいなぁと思っているところです。いろいろなことを書きましたが、とっても気に入っているiPodのお話なのでした。

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2006年5月 4日 (木)

iPod、買っちゃった

ええ、買いました。いろんなことがありましたけど、自力で買いましたさ。写真の通りでございます。で、ちまたでブームのiPodですから、すでに大勢の方が使われていると思うのですが、「音楽・道楽」なりの感想をちょっと。

Ipod01 まず、どの機種を買ったかというと、iPodのG5とよばれる最新機種で、30Gのハードディスクが内蔵されているタイプです。iPodというのは年々新しい機種が出てきているので、世の中にはいろいろなタイプがあるみたいなんですね。オークションで探しているときもこの区別が大変でした。G5というのは「第5世代」という意味で、iPodでビデオも見れちゃうというのが売り文句のようです。だから、第5世代をiPod videoと言ったりもします。ビデオを見るために液晶をカラー化しました。第4世代は写真が保存できるということでPhotoというそうです。第4世代も初期のものは液晶が白黒でしたが、後期のものはカラー対応したそうです。iPodもパソコンと同じように時々ソフトのバージョンアップをするんですが、液晶はソフトで白黒からカラーへ変換できるものではないので、購入を考えている人は要注意です。まあ、音楽を聴くということに大した違いはありません。なぜ、第4世代の紹介もするかというと、iPod用にたくさん出ているアクセサリーや周辺機器は第4世代までが一区切りで、第5世代では使えないものも多くなるようです。なので、そうした物を使いたいという人は第4世代のPhotoを選ばないといけないわけですね。その他G5になって変わったところでは、サイズがやや薄くなり、幅が少し広くなり、その分液晶の大きさが少し大きくなりました。歌の歌詞表示機能、iPodを外部ハードディスクとして使える機能、パソコンのアドレス帳やスケジュールと連係する機能なども装備しています。液晶がカラーになった分だけ、遊べる部分も増えたたという感じでしょうか。おおむねこういうところですが、先にも書いたとおり音楽を聴くという本当の目的にとってはあまり違いはないかも知れません。個人的になぜG5にしたかというと、ジャケット写真を取り込みたかったというのが第1ポイント。そのためにも液晶はカラーであって欲しい。以前にも書いたとおりCDのタイトルを最近はおぼえないのでジャケット表示はどうしても欲しかったのです。第2のポイントは「黒」が欲しかった。第4世代は本体の色がカラフルで華やかなんですが、個人的には「黒」が欲しかったのです。iPodは持ち歩き重視ですから、他の人が見ても個性を感じてもらえるものでありたいということで「黒」を選びました。いずれもゆずれないということで、G5しかないわけです。

iPodを使うにはiTuneというソフトを使う必要があります。これはAppleのHPで無料でダウンロードできます。ソフトそのものの使用は簡単です。インストールすると、基本的にはパソコンに入れた音楽CDはすべて自分のファイルとして読みとろうとします。つまり、iTuneはそもそもパソコンをジュークボックスのように音楽用のサーバにするソフトなんです。一般的には手元にあるCDをどんどん読み込ませて、パソコンにファイルを作ればよいわけです。基本的に全自動です。このときにネットにつながっていればたいていのCDはタイトル、アーティスト名、曲名、ジャンルまで、これも自動で読み込んでくれます。これらのデータはそもそもiTuneを使っている人が相互に提供しあうデータということになります。自動的に読み込まれるのは誰かがそのCDを登録してくれたからです。で、肝心の「ある程度の」というところなんですが、我が家のジャズ。現在のところジャズCDは600枚以上ありますが、自分で入力したデータは1枚もありませんでした。有名どころはもちろんかなりマイナーなものや絶版ものまで、すべて自動登録できました。ジャズ界では最近日本のガレージメーカー製のCDも流行ってますが、我が家にある分はきちんと自動登録されました。一部に曲の標記の仕方やジャンル分けの違いなど自分用に書き換えたものはありますが、基本的なデータのないものはありませんでした。ほかにも日本のポップス、歌謡曲、ロックと200枚ほど登録しましたが、こちらも全て自動登録できました。こちらもかなりマイナーなものも、10年以上古いものもありましたが大丈夫でした。実はほかにももう300枚くらいあるんですが、この時点で30Gを越えていて、iPodへの移動ができないことがわかったので古いCDは読み込まずにおいてあります。

Ipod03 次に気になる読み込み時間。我が家はパソコンも新しいこともあるんですがこれも早いです。iTuneは基本的にiPod専用の圧縮方法であるAACに変換しますが、標準の変換レートは128kbpsで、「高音質」表記されていますが、ちょっと物足りないので変換レートは192kbpsに変更します。さらにほとんど音質低下のないとされるロスレスというものもあります。音質的にはロスレスがいいんでしょうが、30Gの容量もあるので、これが妥協点です。このレートでの変換時間は、我が家のパソで1枚5分~10分といったところでしょうか。800枚のCDは週末に集中して入れ、ほぼ1ヶ月でパソコンに入れることができました。ちなみにiTuneではMP3への変換もできます。MP3は音質的に不利といわれていますが、これも変換レートしだいなので、いつかほかの携帯オーディオ機器に乗り換えてデータを引き継ぎたいという場合にはMP3で圧縮しておくと便利です。AACはあくまでiPod専用の圧縮方法になるからです。

こうして圧縮してパソコンの中に蓄えられた音楽データをiPodで聴くには、さらにiPodに転送する必要があります。iTuneの面白いところはこの転送方法でしょう。iPodに転送するときには、iTuneで「プレイリスト」というものを作ります。これはiPod再生用の「曲目セット」のようなもので、iPodはこのセットを基準として曲管理と再生管理をしようというのがおもしろい発想です。たとえば、ジャズばかりを集めた「ジャズ」のプレイリストや「女性歌手」を集めたプレイリスト、「ドライブ用」とか「失恋の歌」とか、曲の登録が済んでいればそこからなんでも自分の好みのプレイセットが作れます。iPodにはこのプレイリスト単位で転送するのです。iTuneにはあらかじめ収録した全ての曲を転送する設定がありますので、iPodに全曲転送できる容量があれば何もする必要はないのですが、我が家のようにiPodの容量を超えていると自分用のプレイリストで転送しなくてはいけないわけです。そうきくと、面倒くさいように思われますが、初期設定には「最近登録した曲」「よく聴くトップ25」などといったプレイリストが用意されています。さらにプレイリストを自分で作りたいときも一度曲の条件を指定してしまえば、あとはCDを読み込むのと同時に自動的にプレイリストの中に登録されるということもやってくれるので、そんなに面倒ではありません。我が家のジャズプレイリストはどうしているかというと、まず曲のジャンルが「JAZZ」のものは無条件でジャズプレイリストに登録される設定にしていて、このプレイリストはiPodにも転送されるようにしています。ジャズ以外の曲は別な条件でプレイリストを設定して、転送するものと、しないものをより分けました。ちなみに、プレイリストそのものは曲のショートカットのようなもので、同じ曲が違うプレイリストに何度選ばれていてもiPodに転送されるのはこの1曲だけです。プレイリストで容量を食うということありません。

Ipod4 iPodへの転送は、転送するプレイリストを選んでおけばパソコンにつないだときに自動的に行われます。iPodの充電も同時に行われます。最終的に我が家のiPodは29Gまで登録したのですが一番最初の転送にはさすがに小一時間かかりました。それでも総数5000曲、CDにして700枚におよぶ登録数です。この登録は一度してしまえばあとは曲が追加されるたびに更新するだけなのでそのときはやはり数分で作業は終了します。充電の方に時間がかかるので転送する意識もないくらいです。曲を聴くときはアーティスト単位、アルバム単位、曲単位の他に先にあげたプレイリスト単位で聴くことができます。5000曲となるとひとつひとつ選んで聴くのも大変なので、我が家はアルバム単位のシャッフルを基本として、いくつかのプレイリストで曲を選ぶようにしました。

これらがiPodの基本になるのですが、具体的な使用感や音質、iPodの工夫などは、またこの次にということで。

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2006年3月 4日 (土)

凝縮か、開放か

pm5500 ケーブルが足りなくなったという話しだが、実は以前から候補が1本あった。オヤイデの新製品でTUNAMIというやつだ。その前にPowerMAXを購入していて、これが実はとってもよかったのである。オヤイデとしてはこのTUNAMIがPowerMAXのライバルであり、ある部分では上を行っているという評価をしている。なら、当然使ってみたいというのが、マニア心だ。マニアはいたって単純なのだ。もちろん、多くのメーカー製の製品に比べればフトコロにも優しい価格という点もはずせない。

実際に使う場所はいろいろあるが、今回のポイントはパワーアンプの根本にあたる場所。先にパワーアンプにはSLP3が入っていると書いたが、その先にはPSオーディオのUltimate Outletというノイズフィルターが入っている。現在はここに先のPowerMAXが入っているが、これをTUNAMIと変えたらどうなるだろうというのがまず第一の目的。あまった方が現在あり合わせのケーブルが入っているクリーン電源E-100/2か、再生系のどこかのケーブルと入れ替えてみる。そういう計画である。1本でいろいろな楽しみ方ができる時ほどうれしいことはない。

gpx TUNAMIはオヤイデのHPを見ると赤いコンセント部が透き通っている感じに見えるが、実物は普通に赤かった。透き通った感じがかっこよかったのに。まあ、どうせ見えない位置には行くんだけど。使用してみるとそんなことよりもケーブルが硬い。最近のケーブルは取り回しがしにくいのがいけない。きちんと設置するには機器全体を前に出さざるを得なくなって、部屋のスペースが大いに犠牲になってしまう。他のケーブルも似たようなものでTUNAMIだけのことではないが、今回もひと苦労だった。エイジングには時間がかかるらしい。やっぱり最初はパッとしなかった。ギュッとしている。これは仕方がないので3日間ほどアンプの電源を入れっぱなしにしておく。小心者には心臓によくないが仕方がない。で、そうしておくと徐々に固まっていた音がほぐれていくのがわかる。高域の方が徐々に伸びやかになっていく。聴いてみて印象に残るのはどの帯域でも一貫してハリがあることだ。一定のテンションがある。突っ張っているというのではなく、ひとつひとつの音に力がこもっている筋肉質のハリだ。だから、高域だけがうるさいということはない。

PowerMAXはその点むしろ柔らかい。伸びやかさがある。音が自由に解き放たれていく感じがある。PowerMAXではとくに中高域がそうだ。低域にはノリのよいリズムがある。これが1つのアクセントで、低域にグッグッと力が入るのに、重くならず、伸びやかな心地よさを併せ持っている。取り回しもどちらかといえばPowerMAXの方がよい。TUNAMIはハリがある分だけ音全体がギュッと中央にむっかて凝縮してしまう。その分高域の伸びやレンジの広さも感じにくい傾向がある。中高域には独特の魅力があるが、問題は低域だ。3日過ぎ、4日過ぎても低域が固まっている。低域のパンチはハリがある分だけTUNAMIの方がよいのだが、うちの部屋ではどうも低域が飽和してしまうようだ。出過ぎて、固まったままほぐれない。我慢して1週間待ったが、飽和した感じは消えないのでたぶん無理なのだと思う。なかなか扱いの難しいケーブルだ。中高域も締まりがあることに変わりはない。密度と音のハリを特徴としてギュッとしているTUNAMI、おおらかで空間の自由さと楽しさを併せ持つPowerMAXということになる。オーディオの世界でもこういうテーマで悩むのはなかなか珍しい。こちらは好みの問題だが、低域がほぐれない限りトータルはあきらかにPowerMAXの方がよい。低域のよさを歌う2つのケーブル。その個性は凝縮と開放に分かれた。

この違いはとても明確で自分の音の好みを考えさせられた。ケーブルをPowerMAXに戻してみると1つの安心感が生まれる。だが、一方であのハリのある均一な質感は失われる。PowerMAXは低域でリズムをとって、高域は抜けるのだ。TUNAMIを聴いたあとだと、高低に質感の違いがあるようにも感じる。低域に比べて高域の自由さがむしろパワーの物足りなさになる。そう思うとTUNAMIはいかにも惜しいケーブルだ。我が家のようにジャズ中心で高域の伸びや柔らかさ、空間の広がりではなく、帯域は絞られてもギュッと詰め込むパワーやテンションの高さを求めるのならTUNAMIの魅力は大きい。システムや部屋の環境によってはTUNAMIがそのまま適合する環境も多いだろう。そう思いながらうちのシステムと環境ついて考えた。我が家のAVアンプ AX10Aiは自動調整機能があるが調整後には各帯域の値を確認することもできる。うちは基本的に周波数がフラットになる設定を使っているが、この時の各帯域の調整結果を見ると125Hzが大きく下げられていることがわかる。我が家は8畳間で一辺が360センチほどになるが、ちょうど125Hz前後に定在波が溜まるらしい。つまり、何もしなければこの帯域の音が大きくなる環境にある。それを自動調整機能で調整するとこの帯域の音量が下げられる。ふとこのことを思い出した。TUNAMIではあきらかに飽和して聞える。では、やっぱりこの帯域が怪しいのではないか・・・。マニュアル調整で125Hzを1メモリ(0.5db)落とす。すると、さっきまでの飽和が見事になくなって低域の見通しがスッキリ改善されるというビックリの効果になった。わずか1メモリ(0.5db)の違いでしかないのに。こうなれば上から下まで均一なハリを持つTUNAMIの魅力は一気に倍増だ。現在、我が家の調整は言うなればこのTUNAMIの方向性にある。オーディオ的な面を強調する傾向だが、それぞれの質感が同じ方向を向いているという一致感はとても大事だと、このところの調整では再確認させられた。TUNAMIがうまくこの方向に合うことがわかったら迷う必要はない。結局、あれやこれやと1ヶ月以上悩んで、パワーアンプの方はTUNAMIに落ち着いた。現在ではSLP3とTUNAMIの位置も入れ替わり、パワーアンプには直接TUNAMIが来ている。PowerMAXの方もいろいろ試したが、最終的には当のパイオニアのAVアンプに落ち着いた。結局この2本のよいところをそれぞれ取らせてもらったことになるだろうか。

これでパワーアンプの交換に伴う機器の追加や調整は一段落つきそうだ。こうした変化で再生系に対する聴き方も変わった。DU-7には2つのDACがあることが特徴で、従来の音調を維持したシャノンDACとCDの変換精度を上げたフルエンシーDACを積んでいる。これまでシャノンDACは音が荒く、ややつまったような感じがあり使用しなかった。フルエンシーDACにすると音の滑らかさや品位が上がり、抜けもよい。DU-7のアナログ出力で聴く時はフルエンシーDACを使ってきた。ただ、これもデジタル出力でABS-9999を通した音と比べると若干解像度が落ちる。ということで、これまではデジタル出力が我が家のメインだった。しかし、聴く音の傾向を変えたことで、この順位がすっかり逆転した。フルエンシーDACは言うなれば変化前の甘い柔らかい傾向の音のなごりのような印象がつきまとう。デジタル出力にするとこれが若干改善され、ニュートラルになる。通常のシャノンDACが現在の方向性に最も合っていて、ストレートで解像度も高くなった。クリーン電源のE-100/2が効いているのか以前に感じた荒さや伸びのなさも今は感じない。これもひとつひとつの音の問題よりシステムトータルの質感がそろっているという方が意味があるのかもしれない。最終的な聴き心地のよさでいえばシャノンDACの方が今は一番合うようなのだ。以前、ラックスの音を白熱灯に例えたことがあるが、その時から比べればこうして光の具合はかなり明るくなって、ある種ムーディーな雰囲気は消えた。ステージの実在感が高まったのはオーディオ的な変化でもある。オーディオ・マニアからするとまだ中庸の範囲だと思うが、音楽派からすると個性がついてきたといわれるだろう。ただ、これが青白い蛍光灯になるのは好きじゃない。今はまだホットな色合いが残っている。これはDU-7のよさが生きているのだと思う。できればもう少し音の線が太くてもいい。ときおり高域にきついうるささがのぞくのも気になる。特にJ-POPでは気になることが多い。だから、J-POPはデジタルで、ジャズはシャノンDACで、という聴き分けもしている。立ち上がりのスピードを生かしながら、神経質なところを取っていけたら・・・。今後はこうしたところが課題になるようだ。

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2006年2月24日 (金)

FASTの個性を生かしたいと思った

よけいな話題が入って、話がずれ込んでしまいました。実は我が家ではこういうことも進行中でした。久しぶりに、コラムに戻ります。

M300-01 パワーアンプにFASTのM-300/2を入れたことは書いた。ネットの評価ではインシュレーターも、電源ケーブルも変更の必要なし、改悪につながるだけというのが、定説だった。たぶん、そうなのかもしれないが、オーディオは結局、自分好みのオーディオ、自分好みの音に変わっていくもの。我が家では当初から電源ケーブルは変わった。ワイヤーワールドのSLP3にしてある。これはラックスの時から使っていたもので、けっこうお気に入り。ELPよりやや明るく、のびがあるが、ワイヤーワールド一族らしく陰も残っている。うちのシステムではM-300/2の付属ケーブルはややおとなしく、高域にかけての線が細かった。落ち着きがあるといえば、こちらでもよいが我が家の今回の変更は穏やかさを求めるものではない。結局元に戻して安心した。我が家のシステムにもなじんでいたのだろう。M-300/2の評価として高域の問題があげられるが、もしかしたらこの付属ケーブルの影響もあるかもしれない。我が家ではM-300/2には確かに高域の帯域で一本調子になるところが感じられた。ちょっと悪い例えだが、何やらクギでも一本入っていかのような硬い帯域が少しある。全体的には動的な音質なのに、この部分だけこのクギがつかえているみたいにノリよくリズムに乗りきれないからだ。電源ケーフルをSLP3に変えるとだいぶ気になならなくなった。しかし、その分電源ケーブルが一本足りなくなってしまった。

M-300/2導入後の調整ということで、もう少し書くと、ムジカライザーを外したことでストレートな音色は出てきたものの、やはり高域にザラッとした感覚が残るようになった。ムジカライザーを元に戻そうかとしばらく迷っていた。一方全く別なことだが、去年導入したクリーン電源装置CSEのE-100/2とPSオーディオのUltimate Outlet はともにヒューズボックスが見えていて、交換が容易なようである。ASB-9999も同様だった。価格も安いし、以前から試してみようと思っていたヒューズ交換を行ってみようと考えついた。オーディオ用ヒューズも最近はいろいろ出ているが、やっぱり今は明快、明晰な音を目指しているのでエンジェルポケットの「コバルトヒューズ」を選択。届いたヒューズにはSETTEN PROを塗って差し込んでいく。当初、目覚めは悪かった。明快、明晰な音を目指したのに、どうもドンヨリ、モコッとしていてスッキリ来ない。ただ、SETTEN PROを塗るとたいてい1日ぐらいこんな音になってしまうことがある。どうも塗り方が下手で、厚く塗りすぎるらしい。ハケについたよけいな液も落として、薄く塗っているつもりだが、根が田舎ものなのか薄いと効果がないような心配性の部分が内面に隠れているらしい。でも、そんな状態でも1日くらいすると音はスッキリと伸びやかさを取り戻して安定してくるのがいつものことだから、SETTEN PROがなじむまでしばらく待ってみることにした。翌日。確かに昨日のドンヨリ、モコッとした感じはなくなってスッキリ見通しのよい音が戻ってきた。でも、より明快、明晰の音になったかというと実はその点では期待したほどには変わらなかったのだ。まあ、今回は直接機器のヒューズを替えたのではなく、電源系のヒューズ交換なのでそんなものかもしれない。と思いながらも、先の話しに戻っていく。ムジカライザーをとりのぞいて気になっていたざらつき。実はこれが解消された。デジタル的な1音1音に角がつく感じが取れて、質感が少し滑らかになった。ムジカライザーにあるアナログっぽい柔らかな感触ほどにはならないが、それはそもそも今回目指す音とは違う覚悟なわけで、わずかでもざらつきが目立たないということが何よりうれしい。

Dvc00008 他にもアンプの足元も御影石と自家製ブチルゴムインシュレーターの土台にクリプトンのインシュレーターを置くという組合せにした。これは写真のとおり、設置の都合上ラックスのM-7の上に置かざるをえなくて本来の実力を発揮できないのではないかという思いもあった。御影石と自家製ブチルゴムインシュレーターは我が家の隠れた標準セットでどこに使っても変なクセが乗らず、ブチルゴムの柔らかさが振動を吸収してくれて、その上の機器もどっしりと動かなくなる。我が家のスピーカーもいろいろと迷って結局自家製ブチルゴムインシュレーターに戻ってしまった。クリプトンのインシュレーターをはさんだのはブチルゴムが熱に強いわけではないのでの直接アンプを載せるには不安があるから。それにクリプトンをはさんだ方が少し音の芯もしっかりとする。自家製ブチルゴムインシュレーターは面積が大きいので、クリプトンをはさんだ方が接点が絞られるせいかもしれない。このセットに変えて立ち上がりがよくなったと思う。気のせいかもしれないが、アンプだけフライング気味な気がして気持ち悪かったので、結局マルチプレーヤーもAVアンプも御影石と自家製ブチルゴムインシュレーターの足に変えてみたらさらによくなった。こういうのもそろえた方がよいのかもしれない。立ち上がりの早さと自由な伸びやかさがある。元の状態より少し高域が立っているかもしれない。でも、それなりの魅力もあると思う。当面はこれで行くことにした。

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2006年2月16日 (木)

被害届提出

オークションの落札から18日たちました。ようやく被害届を提出できる状態になりました。警察も忙しいので、被害届を提出する時には事前に日時を連絡して欲しいということでした。2日前にこの連絡は済ませています。朝一番、9時過ぎに地元の警察署に行くことにしました。

ここで必要な書類を確認しておきますと、
1 オークション画面の印刷したもの
2 やり取りしたメールを、フッダ付きで印刷したもの
3 振り込みを証明するもの
4 内容証明郵便で、住所不在で戻ってきたもの
です。ようはオークションに関係した書類一式という感じですね。

内容証明郵便を出しながら、もうひとつやらなければならなかったこととしては振り込みの時間を確認するということでした。振り込みはもちろんATMをつかったわけですが、この払い込み証には日付は入っているものの、時間が入っていなかったのです。振り込みの時間を銀行に行って確認してきてほしいと言われました。で、これも銀行まで行って、窓口で時間を確認してきました。当日は人口の窓口もすいていたので、すぐに教えてもらいましたが、銀行でも、郵便局でも、警察でも、対応時間が日中になるので、仕事をしている身としてはすぐに行動できないのがもどかしいですね。

オークションでの被害については
Yahoo!の問い合わせフォームでまずオークションに問題があるのではないかと連絡をしました。すると、10日ほどたってから、もともとのYahoo!IDの持ち主が取り引きした覚えはないということで、Yahoo!IDを他の誰かが盗用した可能性があるから、振り込みを控えて欲しいというメールをいただきました。もちろん、これはあとの祭りで、振り込みも済ませていて、連絡もつかなくなっています。ちょっと困ったのはYahoo!のヘルプを見ると、そうした場合には事故報告フォームで連絡を取ると記載されているのに、この事故報告フォームがどこにも見あたらないことです。それでヘルプから、これまでの経過を説明して、事故報告フォームが見あたらないというメールを送りました。すると翌日、やはりオークションの取り引きは不正なもののようなので、事故報告フォームで詳細を連絡して欲しいと、事故報告フォームのURLがはいったメールが届きました。これでようやく事故報告フォームの手続きができました。

しかし、Yahoo!のオークションも詐欺事件がたくさんあるのはわかりますが、あるからこそオークションの参加料を払い保険をかけているわけで、もしもそうした事態が発生したらすみやかに手続きが進行するようにしておいて欲しいものです。こちらはだまされたことにショックを受け、せめて1日でも早く保険がおりてくれることで、安心感を取り戻そうとしているわけですから、ひとつひとつ対応の手間がかかるのは、犯罪を減らすどころか、被害者のほうへの負担が増えている感じがします。

Dvc00063 こうして被害届を出すまでの準備はできました。
連絡していた9時過ぎに地元の警察署に入っていきます。警察というのは自分が犯人でもないのに、緊張させるものがありますね。ついつい逃げ出したくなる。「被害にあったバカ者は私です」という恥ずかしさもあるし、そんなバカのためにご厄介をかけて申し訳ないような気持ちもある。ほぼ、9割はだまされた自分がみんなに迷惑をかけているみたいな気持ちになります。だけど、ここはがんばらないと犯人を野放しにすることになります。こうした被害に泣き寝入りせずに、きっちり被害届を出して、1人でも多く悪意を持った犯人を捕まえてもらわねばっっっっっっ。
被害届というのは刑事課で出すそうで、言われたとおりに二階に上がりました。二階に上がるとすぐに呼び鈴を押すように書いてあるので、押してみます。中でリーンと音がして、啓治さんが出てきました。いやー、しかし、警察署の中というのは何ともムサイ。これは連行した犯人を威圧するためにわざとむさくしているんでしょうか。ドラマ「踊る大捜査線」に出てくる警察署は清潔な感じですが、ここはまさに「太陽にほえろ」の七曲署を思わせます。出てきた刑事さんはネクタイにスーツ姿で少しホッとしました。こういう場面でジーパンをはいた刑事が出てきたら、絶対犯人を捕まえられないな思ってしまうかもしれません。入った部屋は「面接室」と書いてありましたが、中の雰囲気は「取調室」。おお、これもテレビで見るとおり。灰色の壁に、小さな窓、壁には汚い落書きがいっぱい。ここでカツ丼でも出てきたら「私がやりました」って言ってしまいそうです。残念ながら、カツ丼は出てこなかったので、用意してきた書類を出して、これまでの経過を説明しました。先に日時を連絡したにもかかわらず、対応した刑事さんはいないといわれて、改めて最初から説明しましたが、こういうのは確認も必要だと思うので、誰にでもそういっているのかもしれません。もう一度きちんと説明いたしました。

Dvc00062 書類の方はあらかじめコピーをとっておきました。それを渡すと被害届を作成するということで、30分ほど待たされました。暇なので、その間にこの面接質の様子を撮ります。テレビどおりとですね。でも、実際にはかなり狭くて、圧迫感があります。これも心理的影響を狙っているんでょうか。刑事さんが戻ってきたら、できあがった被害届を確認して、氏名を書いて、判子をついて、終わり・・・かと思いきや、午後にもう一度、今度は調書を作っておくから来て欲しいといわれました。これも仕方ありません。午後1時に育子とにしていったん帰ってきました。ここまで所要時間はおよそ1時間です。

約束の1時になって、再び警察署へ。調書というのは、先の被害届の内容をより文章にして、きちんと書き上げたようなものなんですね。こちらの心情やら、銀行の住所やら、いろいろと書いてくれていました。こちらはそれを確認して、そこへ署名と捺印をすることで終了です。ものの15分というところでしょうか。これで一応そうさというか、確認作業がいろいろと始まるとのことです。緊張もしましたが、なんとか手続きはしていただいて、被害届までの仕事は完了しました。Yahoo!の補償をもらうためには被害届の提出番号と、対応してくれた刑事さんの名前が必要と言うことなのですが、被害届の受理番号というのは明日にならないとわからないということで、翌日もう一度これを確認しないといけません。そのあとはようやくYahoo!の補償請求フォームで手続きをし、手続きのための書類を送ってもらうことになります。この手続きをしてから45日後にも原状が回復しないようなら、補償の書類を送り、さらに2ヶ月の審査を待って、補償がおりるという手順です。ひとつひとつステップを乗り越えていくのでした。

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2006年2月14日 (火)

オークション詐欺被害のその後

相手のYahoo!IDが使用停止になって以後、商品発送のメールが一度ありましたが、連絡自体はやはりつきません。また、商品も当然届きません。ここで問題なのはどこで「被害にあったこと」が確定するかということです。

県警のネット犯罪相談窓口に電話で聞いたところ、
まず、本当に相手との連絡が取れていないことを確認するために
内容証明郵便で相手の住所が偽物であることを確かめる必要があるそうです。
逆にいうと、この連絡がつかないことが証明されれば、
被害届を受け付けてくれるということでした。
地元の警察署にも連絡して欲しいということでしたので、
電話しますと、そちらでも同様の手続きで被害届が作成できると言われました。

内容証明郵便はYahoo!のオークション事故の対処方法のところでも
以下のような解説があります。

○ 用紙
市販の専用用紙もありますが、様式を守れば用紙の種類や大きさは自由です。ワープロでの作成も可能です。
○ 様式
使用できる文字や訂正の方法は次のように決まっています。 ・ 日本語で作成
・ 固有名詞以外の英字は使用不可
・ 縦書きの場合は左、横書きの場合は下に10cm程度の余白を残す(余白は郵便局側で使用)
・ 訂正箇所は2本線で消し、正しい文字を書き加える。さらに、欄外に「何行目何字削除、何字加入」と書き、その上に押印
・ 本文中に図表や絵、写真の挿入不可
・ ほかの書類を添付不可

○ 文字数
1枚に書ける文字数は次のように決まっています。
・ 縦書きの場合、1行20字以内で1枚26行以内
・ 横書きの場合、1行26字以内で1枚20行以内
または、1行13字以内で1枚40行以内(2段組)
・ 「、」「。」「(」も1文字とみなす

○ 必要な情報 ・ 受取人(相手)の住所、氏名
・ 差出人(自分)の住所、氏名、押印
・ 発信日
・ 本文
・ 文章が2枚以上になる場合は、そのつなぎ目に押印

○ 送付方法
相手への送付用、自分の控え用、郵便局の保存用としてまったく同じものを3通用意します(コピー可)。 郵便局の窓口で、この3通が同じ内容であることを確認してもらい、職員が見ている前で3通のうち1通を相手の住所を記載した封筒に入れて提出します。

というような解説になっています。

さっそく作ってみますと、
横書きで、A4サイズの紙を使うとかなり文字間、行間が大きくあく感じですね。これはあくまで商品発送についての催促状でありますから、脅迫状まがいになってしまうと、あとでこちらが不利になったりするようです。内心はものすごく腹が立っているのですが、それを抑えてていねいに文章を作りました。コピーでもかまわないようですが、送信用と、郵便局での保管用、自己保存用と3通作らないといけません。

できあがったら翌日のお昼休みにさっそく郵便局へ出しに行きました。
しかし、ですね。これが最初からつまずきます。
内容証明郵便は近所の郵便局では受け付けてくれませんでした。
地域の集配局、ある程度大きな局でないと手続きできないんだそうです。
それで、この日は泣く泣く帰ってまいりました。

そうなるとちょっとお昼休みにというわけにいきません。
2日後、朝の仕事が無い日に遅刻扱いにしてもらって
朝一番で、中央郵便局に行くことにします。
しかし、しかしですね。郵便局は受け付けが9時からということで、
せっかく朝一番でいったのに30分も待つ始末です。
こちらは遅刻しているんだから・・・と焦るのですが仕方ありません。
ようやくシャッターが上がり、真っ先に郵便の窓口へ。
しかし、しかし、しかし、ですね。
窓口の人に内容を確認してもらうと、自宅の電話番号と携帯の電話番号を続けて書いていたために1行内の文字数が5文字ほどオーバーしていることがわかりました。ワープロで文字数と行数を指定していたのですが、半角数字を使っていたので、見た目は行の中に余裕で収まってはいるものの、文字数的には規定をオーバーしていたというわけです。
そこで苦肉の策で、携帯の番号をその場で削除してはどうかと聞きました。
それなら横線を引いて、訂正の判子をついて、消した文字数だけ「抹消」と書けばよいというので、その場で3通ともやり直しました。
なんせ仕事に遅刻してますから、早く済ませたい。
しかし、しかし、しかし、しかし、ですね。
再度確認してもらうと、今度は本文の中に封筒に書いてある相手の住所と、
自分の住所が入っていないといけないというんです。自分の住所は入っていましたが、相手の住所までは入っていませんでした。
もう、こうなると1枚の中では規定の行数におさめることができません。
もう一枚付け足すには、2枚の紙を貼り合わせて、その貼り合わせたところに割り印を押す必要があるそうです。手元の紙を使って、相手の住所だけ貼りつけてもよかったのですが、このコピーはあとでYahoo!の保険を請求する時にも重要な書類になります。
これで泣く泣く一度自宅に帰って作り直すことになりました。

こうしてすったもんだとあって、ようやく内容証明郵便を受け付けてもらうことができました。できた3通の書類にはそれぞれ割り印を押してもらって、受け付けの目の前で用意した封筒に収めて、局員さんに渡します。
最後に、内容証明に、配達証明をつけると、
もし相手の住所に配達できた場合でも配達結果を通知してくれるそうです。相手が郵便を受け取ったことがまた証明できれば、それはそれでのちの裁判で利用できるといわれて、これもつけてもらいました。
内容証明郵便に配達証明をつけて合計1220円をかかりました。

次の準備としては、住所がニセで郵便が届かなかった時点で、警察に被害届を出すことになります。
地元の警察に相談した時にすでにオークションのIDや経過、
相手の住所と振込先、
こちらの住所、年齢、連絡先など、
被害届を作成する時に必要な基本的な話しはしております。
あとはオークションを証明する画面を印刷して、
振り込みの入金票や戻ってきた内容証明郵便など、
物証となるものを確認できればすぐに被害届はできるそうです。
ここまでの時点でオークションから10日経過しておりました。

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2006年2月 8日 (水)

iPodが欲しい理由

僕はオーディオは好きですが、もともとは外に出るときまで音楽を聴こうという気持はあまりありませんでした。今もそれほど必要か、といわれれば、それほど必要ではありません。スピーカーで聴く音楽になれているせいか、ヘッドフォンで聴くというのはあまり好きじゃないのです。ヘッドフォンの音は頭の中、頭の中央で像を結ぶ「脳内定位」が基本ですが、これがどうも好きじゃない。だから、外でわざわざ聴くこともないと思ってきました。今は、そうする必要がないのなら、そうしたくないなぁと思うのが正直なところです。

では、なぜiPodが欲しいのか。

実は携帯オーディオ生活を始めた理由は通勤に時間がかかるようになったからでした。僕はどうも旧世界の人間なようで、車の免許というものがありません。通勤は1時間に一本のバスを使っているのです。で、このバスの時間というのが、勤務時間とずれてるんですね。朝は誰よりも早く出勤して、他の人が出てくるまで30分は待ち、帰りも他の人がみんな帰ってから、50分後のバスに乗る。この無駄な時間が携帯オーディオのはじまりでした。使っていたのはMD。使ってみると、やはり最初は抵抗感がありましたが、慣れてくれば「これもありか」と気軽に楽しめるようにもなってきました。それに通勤以外にも、遠く離れて実家に帰るときや、時折ある出張の時などにもMDは活躍してくれました。

こうしてヘッドフォンによる携帯オーディオ生活に慣れてきて、今思っている最大の理由は棚にしまってしまう「CDの復活」ということあるのです。HPにも書きましたが、僕は月に5枚~10枚のCDを買っています。マニアの方はこの何倍も買っている人もおられますが、うちの財布がそれを許してくれません。それに、なによりもたくさんCDを買ってもそれを聞く時間があまり取れないのが現実というところです。10枚くらい買っても1度に全部聴くということはなかなかできません。10枚封を切っても常日頃聴くのはその中でもっとも気に入った2~3枚となってしまうのです。それぞれを平等に聴くなんてことができません。残りの7枚が本当に嫌なCDならそれでもいいんですが、やっぱりそういうわけでもない。ここが難しいところなんですね。相対比較で行くと、損をするCDが必ず出てくる。最近は封を切るのは5~6枚程度にしています。それで最初の一回は一通り聴きますが、それで順列ができます。それぞれのレベルが似たようなときはそれほど困りません。毎日とっかえひっかえ、聴きますから、その月に何度かは必ず聴くことができます。問題は毎日聞きたくなるようなCDが入ったとき。そうするとどうしても聴く回数の少ないCDが出てきます。それほどできの悪いものでなくても、そうなります。いずれにしてもそうして1ヶ月すると、強制的にその月のCDを入れ替えて新しいCDの封を切るのです。封を切ったCDがみんな気に入らないときや聴く候補の少ない月はさらにペースが上がります。

こうしてCDを買いますが、そうするとそのCDを熱心に聞くのは基本的に封を切った最初の1ヶ月が中心なのです。平日のほとんどはこの新しいCDだけを聴き、土・日は過去のCDの中からその日の気分で聴きたいものを聴く。Jazzは幸か不幸か、今のところ僕が聞きたいと思うCDがまだまだたくさんあるのです。いくら聴いてもなくならない。しかし、わずか1ヶ月で過去の棚に埋もれていく名盤の数々もまたある。

MDの欠点は、一枚のMDにCD一枚分しか入らないこと。もちろん編集をすればいいんでしょうけど、かなり面倒です。録音するCDを選ぶ段階でついついおなじみのCDを選びがちな癖も出てきます。そこでiPodの容量の多さが魅力的なのです。ほとんどのCDを持ち歩けるという感覚。それは今までにない何かにつながるに違いないという予感。棚の奥に隠れていく名盤に少しでも多く聴くチャンスを作りたい。人生の限られた時間の中で、音楽という流れては消えていく存在に対して、もっと積極的に関わりを持てるのではないか。それが今iPodが欲しい最大の理由なのです。

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2006年1月31日 (火)

いきなりオークション被害か!?

i-Podが欲しいと思い、オークションに参加したところ、見事にだまされたみたいなんです。

これまでオークションは100回を超える利用をしているのですが、
だまされるのは2回目。
人がいいというか、バカというか、学習能力がないというか。
この社会で生きるのはそんな性格なのかも (>_<)ヽ ナケルゼェ

やられたのは i-Podの30G ブラックでした。
すでに相手のYahoo!IDは使用停止になっておりますし、
連絡先に電話しても「知らない」といわれてしまいました。
こうなるとあきらかな詐欺パターン。

一応被害が拡大しないように、
お取引相手の情報を記しておきます。
下記の口座、名義にはご注意ください。

相手側Yahoo!ID kusukusi (停止中)
相手側振込先および連絡先
関西アーバン銀行
天王寺支店
普通495952
イトウ ミサキ
奈良県大和郡山市城内町1-28-12シンセリティ城内***
伊藤 岬
090-6476-652*

となっておりました。

Yahoo!の対処方法では一応数日待つようにとあります。
これは相手の都合で商品の送られてくるのが遅れている可能性があるからです。
ひとまず明日中に振込金の返金請求をしたいと思います。
これは振り込みをした銀行でできるのですが、手数料がかかってしまいます。
それに相手の方が返金を了承しないと戻ってこないので、
こういう場合は、相手が架空名義で口座を開いていますから、
当然、連絡が付かないわけで返金される確率はほとんどありません。
また、相手の住所に内容証明郵便を使った催促状を出すようにとありますので、
これも出さないといけません。
Yahoo!のトラブル補償では内容証明郵便のコピーの提出が求められています。
こうして被害がほぼ確定したら、被害届を出し、
Yahoo!に事故報告を行うという手順だそうです。
これらの手順は順次こちらで紹介していこうと思っております。

僕のバカが皆様の参考になりますように 
(T-T)(T-T)(T-T)(T-T)(T-T)(T-T)

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2006年1月29日 (日)

iPodがないのに・・・・

iTuneで、CDのデータベースを作りを始めました。

以前にもチャレンジしたことがあるんですけど、当時は今ほどそうしたソフトが普及しておらず、JAZZはもちろん、邦楽もちょっとマイナーなものは全て登録がなく結局自分の手で入力する枚数が多かったんです。これであえなく挫折。しかし、ちまたのiPod人気を見ていると以前のようなことはないのではないかとうすうすは思ってました。でも、CDの枚数もどんどん増えているので、今度は重い腰がなかなか上がらず・・・・。

そんなこんなで過ぎてきたのですが、お正月に少しヒマだったので(iTuneは無料だし)、ちょっこんらやってみようかと始めたところ、あれよあれよという間にデータベースができていく。。。。我が家の棚の「ア行」から始めたんですが、もうマイナー盤も輸入盤もタイトル、演奏者、曲名を打ち込んでいってくれることにビックリ。すごい、すごい、すごい・・・・。

50枚くらい勢いで入れちゃいました。そのあとiTuneの使い方などのサイトを見ていたら、ジャケット写真も入れられるとわかって、さらにうれしくなりました。最近僕はCDを買ってもタイトルとか曲名とかを覚えないんですよねぇ。ジャケットの写真を見て「あ、このCDよかったな」「このサックスが聴きたいな」という感じなんです。だから、ジャケットの表示があるのは本当にうれしい。ジャケットの写真は某HPなどからいただいてくればよいわけで、ますますデータベース作りが楽しくなってきたのでした。

しかし、こうしてデータベースを作っても我が家にはiPodがない。せっかくパソコンで読みとっているのにぃ、と思うと機能の大事なところを使っていないような・・・。僕は現在バス通勤なので通勤時には一応MDを使っているんですが、この録音が最近めんどくさくて、あんまり使わなくなってきてるんです。もともと、外ではあまり聞かないタイプなんですけど、購買意欲をどんどんそそられますね。

迷うなぁ。でもお金がないよぉ~  ということで、データベース作りのもう一つのきっかけとなったCDの二重買い分を、とりあえずオークションに出してみました。HMVは便利だけど、サクサク注文して、予約品と同時送付をしていると、忘れてまた別の注文出しちゃんうんですよねぇ。本当に記憶力がなくて・・・。ちょっとでも売れて予算ができたらiPod買えるかなぁ。よかったら、誰か買ってください m(__)m

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2006年1月18日 (水)

やるな、ダイナ

ダイナ6階でビックリな体験をし、かなりお腹いっぱいで下の階におります。7階ではお目当ての製品は聴けなかったけど、今回の旅はもう十分満足かなという気分でした。しかし、それをさらに上回るのがダイナの底力。

akiba03 降りてきたのは4階。以前は巨大なスクリーンでサラウンドを実践していたんですが、去年くらいから完全オーディオフロアに変わって、機器も上の階に負けないくらいの高級機を置いてあります。今回のいち押しはここでした。ラインナップはCDがリンデマンCD820 178万円、スピーカーがウィルソンのシステム7 360万円、プリアンプとパワーアンプはともにFMアコースティックのFM255とFM711 365万円と680万円。まさしく夢の取り合わせ。年末から初夢気分。ウィルソンのシステム7は世界を代表するスピーカーであちこちのイベントにもよく出てきます。激しい音もやさしい音も出てくるスピーカーですが、基本的にはハキハキ系、解像度系。で、ここの音は何がすごいのかというと、ハキハキしたエネルギーでも、目に見えるような高解像度でも、滑らかな美しさや繊細さでもなく、とっても肩の力が抜けた自然体な音なのにどこをとっても不満がないところ。聴けば解像度もあり、空間の広がり・奥行きもあり、適度な音のハリ具合と深みのあるタメが両立し、聴き応えにも不足がない。いやいや、もう黙って聴いてしまいました。かけられたCDはmaricel bedana さんの「amazing grace」で、これもよい音なのでしよう。さっそく、買わなければとメモってきました。このラインナップで買えるのは、これくらいですから。

FMアコースティックも始めて聴きました。ありそうで、なかなかないんですよね、このメーカーの製品は。見てくれがよいとか、機械としてすごいとかというのは、もう関係ないみたいなメーカーです。形はどう見ても高級そうには見えない。立派そうにも見えない。音もいろんな評価がありますが、どうしても目を引くのがこの価格。バカみたいに高い。それでも買い手がいるから成り立っているわけですが、こういう音がFMアコースティックの音なんでしょうか。言うならば至極のバランスですね。何気なく、さりげなく、でも音はよい。どこを切ってもよい。突き抜けた良さはないけれど、どこのバランスを崩してもこの世界は失われる気がします。世の中にはもっと飛んでくるような激しい音もある。まったりまろやかで溶けるような音もある。荘厳で深い音に包まれるような低音の響く音もある。そうした抜けたところはない。当り前の音か当り前にある。飛び抜けた価格の製品が出てくるのが、自然体の音ということに、納得できるかどうかが人間を試されているような・・・。ただそうは言っても、全てに高いレベルであることは間違いなし。解像度でもパワーでも滑らかさでも、個人的にはなんの不満もありません。しかし、もうこのレベルになるとFMアコースティックがいいのか、何がいいのかよくわかりません。システム全体としてのバランスがベストなのかもしれません。他の部屋でもこの音になるのかもわかりません。

オーディオというのはどうしたって作られた世界。うちのシステムなんて、そう思えばなんとうるさいことか。いかにも人工的。確かにそれはそれで快感があるわけで、嫌いなわけはないんですが、こうした肩の力の抜けた自然体の中から解像度も、音のハリも、懐の深さも感じられると何も言えません。柔道の達人がすくっと構えるとこんな感じなんでしょうか。好きなように投げ飛ばしちゃって下さいって思ってしまいます。猪木のように張り手一発でガツーンと来るのがNEOの世界なら、わけのわからないうちに丸め込まれて関節をとられてしまうフィクソン・グレーシーがHRS120の世界、手も足も出してないのにかるーく投げ飛ばされて痛みも衝撃も感じないままに勝負がついている柔道の達人大山マスタツがFMアコースティックの世界・・・。あ、わけがわからない。はい、そのとおり。もうこの域の製品はわけがわからない。それが正解。もっと聴いていたかったけれど新幹線が待っているので泣く泣くアキバをあとにしました。何とも充実した2005年の年末、アキバの旅でした。
MARICEL_Bedana

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2006年1月12日 (木)

ダイナ555の音たち

ダイナ555

「レフィーノ&アローネ」からアキバの中心に戻るように進むとダイナ555はすぐ近く。視聴ということに関していえば、この店がたぶん一番だと思います。1階から7階までそれぞれの特徴を出した組合せがでーんとセットされていて、店員さんもあれこれよってきたりせず、「まずは聴いてみよ」とばかりにお客さんが心ゆくまで視聴させてくれます。椅子の座り心地がよいのもこのお店の本当によいところです。

akiba04 このお店はアキバに行くとかならずよるので、「音楽・道楽」でもその時々の様子を書いています。特に注目は7階の最高級品の並ぶフロアで、マニアなら機器を直接見るだけでも、もう涙ものの世界です。去年の暮れ(正確には一昨年になりますが)の視聴記では、NEOの追求された解像度の世界に圧倒されながらも、「見えすぎて楽しくない」などとも書かせていただきました。解像度がよいために全てが間近に見えるようなのに、音そのものは少し遠い。このバランスの違いが微妙に体感のノリを合わなくしているという感じのことを書いたわけです。実は去年の夏にもごく短時間おじゃましていたんですが、全く同じセットを聴きました。で、その時は本当によかった。年末の視聴記は間違っていた、全くバカだったと反省いたしました。何が悪かったのだろうとマジマジとフロアを見ると、どうもスピーカーケープルがエソテリックからPADに変わっているみたいでした。これはごく短時間だったので本当はどうかわかりません。でも、この夏はとってもよかった。
そういう思いがあるのでまた最高の音を聴きたいと思って、さっそくエレベーターを上がっていきました。7階の試聴室の思いドアを開けるとオーケストラがかかってます。見ると、今日は年末のイベントためかソナスファーベルのスピーカーがずらりと並んでいるではないですか。音を出していたのはその中のクレモナでした。CDとアンプはブルメスター。久しぶりにクレモナを聴きましたが、あいかわらず美しく滑らかな音。スピーカーの形同様に決して角張らない流線形の音。クラシックは全く聴かないのですが、音がよいということは何でも聴かせるものでついつい聴いてしまいます。うちのスピーカーなどは低域も前に出るばかりで、表面的にバンバンと鳴る感じですが、クレモナは低域にも奥行きというか、タメがあるというのがすごいもので、やはりよい音ですね。ブルメスターも低域を妙にダラダラさせないのだと思います。このバランスの良さはやっぱり素晴らしい。ただ、どうもセッティングの加減で今日はその他のスピーカーは鳴らせないようなのでしばらく聴いて下の階におりることにしました。

akiba02 実は今回の驚きはこの下の階で待ってました。まず、ビックリさせられたのは写真にあるジャーマンフィジックのHRS120スピーカー。写真を見てのとおり、もうどこがどうスピーカーなのかもわからない木製の筒があるだけで、スピーカーだと知らなければ何に使うか想像もできないという形。このスピーカーをダールジールの話題のアンプが鳴らしていました。HRS120は通常のスピーカーのように音を直接視聴者に向けて出さないというのが特徴です。だから、普通なら表面にあるはずのスピーカー部分がありません。360度木の筒になっています。ではどこから音が出るかというと、足元のすき間と上についている銀色のお皿の付近から音は出ているわけです。筒の上下から、360度の周囲に向かって音は出ているのです。写真は片側だけですが、これが左右に2本あります。そうすると楽器の音像などはどう聞えるかというと、きちんと中央に聞えるんですね。左右それぞれがバラバラになっているというようには聞えません。ちゃんと1つになります。しかし、そのひとつになるなり方が独特なのです。音像は真ん中に来ますが、明確にしっかりと浮き出るというふうにはなりません。普通のオーディオマニアはいかに何もないはずの空間に、楽器や歌手の音像が浮かび上がるかを苦心しているわけですが、このスピーカーははじめからそういうつもりがありません。それは先に紹介したNEOとはもう全く逆です。このスピーカーの音像はとってもあいまいに聞えます。楽器は確かに前にあるけど直接楽器の音だけを聴いているのではない。視聴者は楽器が手に触れるような位置にはいない。むしろ、楽器からは少し離れて、本当にコンサートホールのよい席で音楽に耳を傾けている。ホールで聴く時は確かに楽器の音には響きが乗って、楽器の直接音では聞えてこないわけで、それを見事に再現している。そうした定位だ、解像度だということでリアルを追求するのがオーディオの世界なら、ホールで聴くように環境を含めて再現しているのも、それはまさしくリアルな世界。ホールでは確かに、耳に届く頃には直接音はあいまいになり、それぞれの楽器の音がブレンドされて音楽になる。僕はこうしたタイプのスピーカーを聴くのが初めてでした。こうした追求の仕方も素晴らしい。見た目もそうですが、実際にもどこから音がしているのか全くわかりません。360度に音を放射するためにスピーカーは壁などから離して空間を確保する必要がありますし、その残響のあり方などにも注意が必要なんだと思いますが、本当にビックリしました。ダールジールの音も興味があったのですが、もうそれどころではなかったというのが正直なところです。なんせ、始めて聴くタイプのスピーカーですから、比べようもありません。こうした世界があることはもっと大勢の方に知って欲しい。そう思わずにいられない体験でした。

残念なのはこの繊細で美しい世界を演出しているのに、なぜか空調の音がとってもうるさかったこと。他のフロアでは全く気にならなかったので、機械の調子が悪かったのだと思います。止めてやろうかと思いましたが、お店も客商売なので我慢しました。

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2006年1月 6日 (金)

「レフィーノ&アローネ」

「レフィーノ&アローネ」
アキバの大通りにあったヤマギワ電気がなくなって、そこのオーディオ関連の商品を移動して生まれ変わったのが「レフィーノ&アローネ」らしいです。ヤマギワ電気も石丸電気とくっついてるわけですが、どちらも基本的には家電中心の品揃えで、マニアが行くようなお店ではありません。そういうこともあったのか、突如として高級オーディオ商品を基本としたオーディオ専門店として新たに生まれたのが「レフィーノ&アローネ」。名前だけではなく、お店の外観も店内も「ヤマギワ」や「石丸」を全く感じさせない超高級志向の店作りはマニアにもかなりのプレッシャーを与えます。

akiba05 外観は元のビルの影響もあるんですが、実はかなりひっそりとしていて暗い印象。でも、何が驚くかというと、表に面したショーウィンドウからのぞいているのはゴールドムントの超高級セットなんですねぇ。いかにもさりげなく置いてある。小市民な僕としては「ああ、こんな所に置いたら、日に焼けるのにぃ」とついつい心配してしまうのです。それにほとんどの人が見たってそんな高額な商品だとは気がつかないだろうに。普通なら店の奥のここぞとばかりに展示してあってよいようなセット。これはある意味昨日の「エンゼルポケット」より怖い。「買える人だけ入ってね」というメッセージだろうか。スーツとネクタイにしてくりゃよかった。などと思いながら、中にはいるわけです。中にも並んでますね。高価な商品が。しかもかなりさりげなく。で、それがとってもカッコイイ。普通のオーディオ店はあんまり見てくれはよくありません。狭い店内に何段にも機器を積み上げて、スピーカを何重にも並べて、音は聞けるけど見た目は勘弁してねという状況。ここはほとんどの商品が全てきちんと組み合わせられた状態でセットしてあります。それがまたなかなか凝ったセットなのでマニアもニッコリせずにいられない状況です。「わかる人だけわかってね」というさりげなく、深く強いボディーブローを打ち込んでくるお店なのでした。

店の中は1階と2階の2フロアですから、品揃えそのものは限りがあります。でも、先の通りの状況ですから、欲を言わせてもらえればどうぞ端から順番に音を比べていきたいという願望がムクムクと起こります。しかし、田舎から出てきた小心者の僕にはどうしてもそう言いだす勇気がありません。1階奥にはきちんとした試聴室が2つありましたが、僕が行った時にはどちらの部屋も機器のセッティングができておらず、こちらでは残念ながら視聴できませんでした。たぶん、表の品揃えからするとこの試聴室の中は相当な製品が見事な音を出すんじゃないかと期待させるのですが、ないものは仕方ありません。とりあえず、どれかは聞きたいなぁと思いながら展示してあるセットを見て回ります。2階に上がると音の出ているものがありました。一番奥にあるのに、一目でわかるその姿はかのアバンギャルド。大きな円形のホーンと美しい色彩に飾られたスピーカー。このスピーカーは見た目にビックリさせますが、以前他の店で聞かせてもらった時はいたって素直な音の出るスピーカーだなぁというのが感想でした。見た目からするとラッパそのもののパワフルでつんざくようなエネルギーの音かと思ったら全くそうじゃないギャップ。音離れの良さ、早さが特徴で、あとは結構バランス志向のスピーカーだと思います。伸びやかな自由さがいいんですね。しかし、「レフィーノ&アローネ」の2階では音的にはもうひとつ。個人的には低域が大きすぎて、中域から高域にかけてのびやかにでるこのスピーカーの音の良さをかき消している感じがしました。ちょっとボコボコ鳴っている感じ。たぶん、ウーファー部の調整がよくないんだと思うんですが、このスピーカーの難しいところなのかもしれません。大きいわりには低音で驚かすスピーカーではないと思うので。

いくつかのセットを見ていってどうしても聴いてみたいと思ったのはハルクロの新製品のパワーアンプMC20。スピーカーにはB&Wの803Dがつながっているようです。CDはアキュフェーズのDP-78。プリもアキュフェーズのC-2800。去年パワーアンプを買い換える時、予算があればぜひこのクラスの製品が欲しかったのです。定価100万円前後には魅力的な製品がたくさんありますが、年末に発売された中ではこのハルクロのパワーアンプは大注目の1つでした。ぜひ、このアンプを一度聴いてみたい。そう思って頑張って勇気を振り絞り店員さんに声をかけました。実はスピーカーは当初隣にあったダリの方に配線されていたのですが、店員さんはこころよくつなぎ変えてくれました。ピアノトリオがかかります。曲が始まってすぐにわかるのはS/Nの良さ。空気清浄機のスイッチをオンにしたかのような感じとでもいいましょうか。音も「みずみずしい」という表現がそのままに当てはまります。ピアノの高域がちょっと輝くのですが光が直接差すようなまぶしさではなく、新緑の木の葉に陽が当たって生き生きと見えるようなさわやかさを感じました。質感の滑らかさも特徴です。ザラザラ・ゴツゴツした音色とは全く逆の世界。その分低域はややおとなしいような、押しつけのない感じ。スピーカーの803Dはダイヤモンドツィーターが話題ですが、普通に聴くと低音の瞬発力の良さ、解像度の良さが素晴らしいという印象があるのですが、聴いたのがピアノトリオということもあって、今回はその低音の弾む感じはあまり出てません。低音が出ていないというのではなく、あくまでさわやかなので、あまり目立たない感じです。このスピーカーは駆動力がないときはもっと上っ面な音がすると思うので、そうではないようです。曲を変えて、ボリュームも上げれば、低域の方ももっと出てくるかもしれませんが、たぶん印象としてはそうした弾む低音で楽しむアンプではないのではないかと思います。ハルクロのトップモデルはもう少し音に暖かさがあって、その分低域にも力がこもる感じを持ってますが、それに比べると多少クールで、美形の音になっているかと思いました。最初につないであったダリの方が相性としてはよかったのかもしれません。しかし、いずれにしてもこうした音の世界はまた格別でとてもよい音だと思いました。

時計を見るとさらに時間が経過。あと2時間弱しかありません。もっと聴きたい欲求を抑えて、次のお店へ向かうことにしました。

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2006年1月 5日 (木)

2005年冬 アキバの旅 1

今年も年末の帰省の途中で秋葉原によることができました。
と言っても、毎年わずか半日程度の出来事でしかないのですが、
地方に住んでいると、高名なオーディオ機器に触れるチャンスなど普段は全くないので、ここぞとばかりに歩き回るのが常なのです。

アキバの旅と言ってもたいそうなこともなく、もう立ち寄る店は限られています。アキバは今やパソコンとゲーム、携帯、アニメの街で、オーディオを扱う店はわずかしかないんですね。店のにぎわいも負けています。一時は一世を風靡したこともあるオーディオの世界も今や片隅の趣味でございます。で、たいてい立ち寄るのは、
ダイナミックオーディオ555他のダイナ店
テレオン
アバック
オヤイデ
エンゼルポケット という具合です。

以前は大通りに面してヤマギワ電気があったのでそこにも行ったのですが、今年はそのヤマギワ電気もなくなってしまいました。その代わりアキバには新しい新名所「ヨドバシカメラ」と、なくなったヤマギワ電気と石丸電気が共同でオープンした「レフィーノ&アローネ」ができました。

今年の旅は時間の関係上アキバにいられるのは実質5時間弱(昼食込み)なので、目標としては新しい「ヨドバシカメラ」「レフィーノ&アローネ」をまずチェックする、そのあと店の近いダイナ555によって、時間があればその他にも足を伸ばすという計画を立てました。

curryアキバについてまず目指すは電気街とは逆方向にある「ヨドバシカメラ」。帰省の荷物をコインロッカーに入れて駅の裏に回ります。いやー、混んでましたね、ヨドバシカメラ。クリスマス直後の26日、年の瀬までのすき間の日という感じなんですが、大勢の人であふれてました。さぞやクリスマスや年末年始は大変なことでしょう。そう思いながらエスカレーターを上がります。実は到着がお昼過ぎでお腹ぺこぺこ。まずは腹ごしらえをしにレストラン街に上がったのでした。レストラン街もいろいろあって迷いましたが、これも四国の田舎ではなかなか食べる機会のないものをということで、本場カリーのお店を入りました。2種類のカリーとナンのセット。ナンは食べ放題らしいんですが、僕は1枚で結構お腹いっぱいでした。隣のテーブルの人は3枚食べてたけど。カリーもキーマとチキンを頼みましたが、どちらもおいしかったです。日本のカレーはたくさんのスパイス使っても最終的には全部混ざってしまうんですが、専門店のカリーはそれぞれのスパイスがちゃんと残ってるんですよね。作り方のどこが違うのだろうかといつも思ってしまうんですけど、スパイス好きの僕としてはとてもうれしい。本場といってもお手頃な値段で、ナン食べ放題、満足の昼食でした。

お腹をいっぱいにしたところで、いざ出発。ヨドバシカメラはいろいろと話題になっていますが、オーディオフロアの特徴としては広いスペースを使ったメーカー別展示という試みをしていることらしいです。それぞれのメーカーのセットが聴けるということで期待していったのですが・・・。うーん、正直言って期待はかなり裏切られてしまいました。ヨドバシカメラですから品揃えが標準、一般家庭向きということもあるのですが、広いフロアにそれぞれが置いてあるわけで落ち着いて視聴するということは全然できない環境なんですねぇ。人も多いし。雑然としているし。これじゃあ、音も何もわからないというのが正直なところです。メーカー別展示も個別のブースを使って行われていましたが、やっぱり品揃えがお手頃製品を並べているばかりで、メーカー本来の主張とか、個性を張り合う形にまではなっていない。どこも似たような製品が似たように展示されて並ぶだけという印象でした。まあ、アクセサリーなどはフロアの広さが生きて、品揃えは豊富なようでしたから、いろんな製品を一度にチェックしておきたいというのには向いているかも。

状況がわかったのでオーディオフロアからは早々に退去。他のフロアで年末に会う甥っ子のために少々買い物をして、ヨドバシカメラからをあとにしました。この時点で2時間近くを経過。電気街に向かうついでに「エンゼルポケット」にもよってみます。今年は特に買う予定もないので、とりあえずお店に立ち寄るというだけでしたが。健康食品の怪しげな問題やオカルト系アクセサリーで最近ちょっとパワーダウン気味なので、まだやっているかなぁと少し心配なんですが、無事お店はありました。でも、ここは本当にビルの谷間の暗く狭い急な階段の三階にあって、わかりにくいったらありゃしない。普通、こういう階段を上がっていったらぼったくられること覚悟で行かないといけないようなお店だと思うんでが。実際、お店に入るとおとなしそうなおじさんが1人いることが多いんですけどねぇ。こちらは他にお客さんもおらず、一通り展示してある商品を確認してお店をあとにさせていただきました。

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2006年1月 3日 (火)

パイオニア パソコン用追記型ブルー・レイ発売

ネットを見ていたらこんな記事を見つけました。

パイオニア パソコン用ATAPI接続の内蔵型BD/DVDライター「BDR-101A」 を1月下旬より発売というニュースです。昨年から話題の次世代DVD規格はホームシアターを楽しむ私たちも注目してきました。一小市民であり、一消費者でしかない私たちはかつての゛ベータ対VHSのような競争を望んでいるわけではなく、できるだけ安く、高品質で、広く互換性のあるものを求めているわけです。ネット時代になり、多くのコンテンツが結ばれる時代。データの互換性は大きなテーマです。それにはハードの互換性も欠かせません。作品に対する著作権の問題は解決しなければならない問題ですが、ハードの普及がなければ、絵に描いた餅。。HD-DVDとブルー・レイの技術的な問題ははっきり言ってもうよくわかりませんが、現段階ではPS3という武器を持つブルー・レイががやはり一歩リードの感があります。そこにきてパソコンでも追記型のライターが発売になれば、HD-DVDを押しているマイクロソフトも何もしないわけにはいかなくなるのではないでしょうか。追記型のディスクはまだ高く、ネット環境でもすぐに利用したいという人はごく一部に限られるでしょうけど、ブルー・レイはオリンピックやデジタル放送開始をにらんで一歩先をリードしたいという熱意を感じさせますね。

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2006年1月 2日 (月)

お正月って・・・

年末は実家に帰省していていて、約一週間ぶりにステレオに火が入ります。年末の間は秋葉原などを回って来れたので、その間そうなでも書こうと思いますが、本格的な書き込みはもう少し落ち着いてから。。。。

でも、お正月の我が家の音は久しぶりに聞いたせいかもしれませんが、心なしか年末よりはちょっとよい感じ・・・。空間が柔らかく広がるようなゆとりを感じます。これって近所の電源が少しきれいになっているせいかなぁ、などと思ってついつい書き込んでしまうのでした。本当はどうなんでしょうねぇ。東京の方などはもっと実感されているでしょうか?

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2005年12月25日 (日)

ダイヤトーン、復活してました

今年の更新はもう終わりの予定だったんですけど、
ネットを見ていたら、こんなニュースが・・・。

先日にも書いたとおり、
三菱ダイヤトーンはとうとう復活いたしました。
製品は完全受注生産で、試聴も特定のところでしか今のところできないようです。
一台の価格が100万円ですが、復活のダイヤトーンとして、
安いと見るか、高いと見るか・・・。
まぁ、我が家は手が出ませんねぇ。

特徴としては
30センチウーファーに、アラミド繊維を使っていて、
これは我が家のDS-8000Nでは中域用のスコーカーに使われていた素材です。
これで低音のスピード感をだそうということなんでしょうか。
変わって中域、高域用にはピュアボロンを使ってきましたが、
どちらもロードというショートのホーンを組み合わせているようです。
パッフルはスプルースというピアノの響板に使われる素材とのことですし、
見た目も、ガチガチに固めたものではなさそう。
最近はかなり変わったというか、特徴的な形状のスピーカーがあふれていますが、
見た目もむしろ無理矢理、古いタイプに似せてきたというか・・・。
同じ日本のメーカーのパイオニアは、
見た目もアッといわせる未来志向なデザインにしてきただけにおもしろい対決です。

年末は、帰省の途中で秋葉原に少しの時間よれる予定です。
四国の田舎に行くと、こういうスピーカーの音に触れる機械はめったにありません。
ダイヤトーンの音は聞けなくても、パイオニアの音は聞いてみたいというのが、
今年の目標でしょうか。
雪のために交通機関のダイヤが乱れがちなのが、今から本当に心配です。
時間がずれると秋葉原によるのが厳しくなりますからね。

それでは、今年「音楽・道楽」によっていただいた皆様、
お体に気をつけて、よいお年をお迎えください m(__)m

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2005年12月24日 (土)

クリスマス・シアターでは何を見る?

スター・ウォーズ エピソード3 / シスの復讐

EP3 クリスマスにどんな映画を見るか・・・というのは
いろいろと意見の分かれるところ。

最新作もいいし、家族で楽しめるアニメもいいし、
もちろんラブ・ストーリーもあり。。。。
今年の話題作で、みんなが知っていて、
しかもホームシアターの迫力でお客をあっと驚かせたいなら、
もちろん、これしかない。

「エピソード3」の見せ場はスタート直後にやってくる。
これまでスターウォーズシリーズに期待しながら、
ありそうでなかった、宇宙での戦闘シーンが、やっと見れるのだ。
圧倒的な宇宙船の数、
そこを猛スピードで突き抜けていく戦闘機。
これぞ、スターウォーズに求めていた世界だ。
このシーンはスクリーンが大きいほど楽しい。
画面が小さくなるとたくさんある宇宙船が゛どんどん小さくなって、
その存在感を示せない。
広ーい宇宙に、無数の戦艦があることが、
戦争の規模が拡大していることを示している。
そして、この場面で欠かせないのはやはりサラウンド。
横から、前から、後ろから、
雨のように音がやってくる。
これでビックリしないお客はいないだろう。
きっと、口を開けたまま15分間は何もできないはず。
ホームシアターのフォースの力に誰も動けないのだ。

でも、うちのシステムではこのディスクを再生するのに十分ではない。
「エピソード3」は久しぶりに映画館で見た作品だった。
地元の映画館は映像も音も全くダメで、
我が家で見る方が数倍楽しいから、もう全然行っていない。
「エピソード3」を見たのは京都に出張したときだった。
「TOHOシネマズ 二条」はTHX映画館でも最新の設備をそろえた映画館。
電車待ちの3時間ほどの空き時間を使って見ることができた。
「TOHOシネマズ 二条」は本当にすごかった。
先にあげた冒頭の宇宙での戦闘シーン。
我が家と比べると星の数、宇宙船数が少なく見える。
これはスクリーンの大きさだけでなく、
コントラストや分解能が圧倒的に負けるためだ。
サラウンドにしても左右の空間の密度が足りない。
「TOHOシネマズ 二条」の方がずっと広い空間なのに、
音の密度も移動感も素晴らしかった。さすが最新の映画館。
我が家ではとてもとてもそんな再生にはならない。

といっても、「エピソード3」は大人から子どもまで、みんなで楽しめる。
誰もが知っている結末に向かって話が流れるから、
見る方にもゆとりがある。
オビワンのあまりの頼りなさ、
スカイウォーカーのわかりやすい反発とおごり。
R-2D-2がタコ墨を吐き、いまだに通信機を内蔵できなかったり、
秘密のはずの2人の恋なのに、けっこう人前でいちゃついていたり、
よく見るとクローン兵の顔がきちんと同じ顔をしていたり・・・。
どんどん話が進むにつれて盛り上がりもあれば、
つっこみどころも満載。
最初の20分を見せて、CGやサラウンドで圧倒してもいいし、
ダースベイダーを作らねばならない強引な展開を
ニヤニヤしながら楽しんでもいいし・・・。
いろんな評論家を生み出した「エピソード3」は
まさに最高のエンタテーメント映画になっった。
みんなで楽しむという点においては、
今年はこれ以上のものはない。

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2005年12月20日 (火)

エラ・アンド・ルイ

エラ・アンド・ルイ

erarui 僕は実はというとボーカルものはあまり聞かないのです。でも、今月封を切ったこのアルバムはとってもご機嫌。すぐにお気に入りの一枚になりました。ジャズ好きの方には今さら説明する必要もない一枚なんですけどねぇ。ジャズ歴の短い私はまだまだ知らない世界がたくさんあります。

エラ・フィッツジェラルドはファーストレディーと呼ばれる代表的なシンガー。お相手するルイ・アームストロングも誰でも1度は聞いたことのある個性の固まりのような声の主。この2人のデュエットは心地よいことこの上なし。

FASTは、この色濃い2人の声もきちんと鳴らしてくれます。FASTに変えるときの1番の心配は蒸留水のような音にならないかということ。クールで、客観的で、奥に向かう音は苦手なのです。だから、この2人の声が魅力的な厚みのある声で聞こえたときはホッとしました。モニター調のアンプはともするとテンポが上がりがちに聞こえたりするときがありますが、このアルバムを聴く限りはきちんとゆっくりのテンポを守ってくれているのも安心できます。そして、このアルバムの魅力に加えたいのは、2人の声にメリハリをつけるかのように差し込まれるルイのトランペットです。トランペットの抜ける感じがFASTの音の魅力のひとつにも感じます。バックのピアノの音は控えめで、やや混濁している感じもしますが、実はこれはオスカー・ピーターソン。歌のバックなので音数はやや少なく控えめにも感じますが、ときおりちょっとした遊び心があって、リズムの軽やかさを上品に演出するのはオスカー・ピーターソンらしいところ。そうした全ての要素がうまく絡み合った素敵な一枚でした。クリスマスアルバムではないのですが、BGMにもシャレタ一枚ではないでしょうか。

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2005年12月18日 (日)

バカ・エアコンがッッッッッッ

air 季刊ホームシアターの31号には、「音の静かなシアターエアコン」という特集がありましたが、我が家もバカ・エアコンに頭に来てます。

我が家のエアコンは夏ぐらいからもう調子が悪くて、ついたと思ったらすぐに止まることの繰り返し。それでも夏の間は何とか動いてくれました。それがこの寒さが急激に進んでからちっともいうことを聞いてくれません。スイッチが入ってもものの3分で、黄色いランプが点滅して、止まってしまうのです。それで今日はとうとう修理の人に来てもらうことになりました。来てもらうといっても、これが面倒で、近所にヤ○ダ電気ができたために、これまで使ってきたマ○ヤ電気が店じまい。修理をヤ○ダ電気に頼んだら、修理受付は一括で他のところで受けるといわれ、そちらに電話したら、修理の日時は地元の修理屋さんがまた連絡するからいつできるかわからない、連絡があるまで待ってといわれて、あきらめました。つぎにデ○デ○に修理の依頼をすると、何とかこちらは、今日の日曜日の午前中に来てくれることになったのです。

昨日は四国も珍しく雪が降り、今朝はどうなるかとハラハラしましたが、明け方にはやんではくれました。どちらにしてもきちんと早起きして朝から修理を待っていたわけです。しかし、しかし、肝心の修理屋さんが来たとたん、あんなに動かなかったエアコンが今年1番の絶好調状態で温風を吹き出してくるっっっっっ。それで修理屋さんも「動いてますねぇ」と。動いていると故障箇所はわからないらしく、結局また止まったら連絡してくださいといわれて帰られました。と、その後5分もしないうちにまたガタンと止まってしまって。あわてて電気屋さんに電話しましたが、もう別なお宅に行ってしまったから夕方まで修理はこれないといわれました。そして、再び夕方に。エアコンは一応、朝止まった状態のままにしておきました。修理屋さんがまた確認したいからスイッチを入れ直してくれといわれたので、再び電源を切って、スイッチオン。するとまたまた絶好調な温風がッッッッッ。今回はしばらくつけてましたが、それでも止まらず。。。。修理屋さんがエアコンの室外機をぽんと叩くと止まりそうになるものの、それ以上にはならず順調に温風が出ています。このバカ・エアコンがッッッッッッッ

修理屋さんの話では室外機の音が少し変なので、買い換えの時期かもしれないとのことでした。まあ、もう8年くらい使ってますから、買い換えてもいいんですけどねぇ。ただ、問題はエアコンの位置。我が家はご覧の通り、スピーカーの真上にエアコンがあるのです。エアコンを変えるにはこのスピーカーを一度動かさないといけません。スピーカーの位置合わせは本当に苦労する作業なのに。また、0からやり直すなんて。。。。買い換えよりもそれがなにより気の滅入る話です。このままではいずれはやらなければいけないんでしょうけど。

できるだけ静かで、省エネのエアコンにしたいのはやまやまです。あとできれば今の位置より少し上に設置してもらえれば、スクリーンも拡大することが可能にはなるのですが。。。でも、どう考えても面倒くさいなぁぁぁぁぁぁぁぁ。

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2005年12月14日 (水)

センタースピーカー入れ替え顛末記

csp1前回までのアンプ入れ替えシリーズは、HP上のコラムにするために書かれていたので、文体に違いがありますが、今回はまたシステムの紹介に戻るので、文体も戻ります。

我が家のセンタースピーカーはビクターのSX-LC33を使ってきました。メインスピーカーのダイヤトーンは今はなきメーカーですから、ホームシアターの定石ともいえる、同一メーカーによるスピーカーの統一は望むべきもありません。まして、これほど大型になると、全部同じスピーカーもありえません。それで、音質もオーソドックスで、どんなスピーカーにも合わせられるビクターのSX-LC33を使い、これで十分満足してきました。パイオニア自慢の自動調整機能で、音質の調整をすればほぼ気になることはなかったです。

しかし、不幸は突然やってくるもので、サラウンド側のスピーカーSX-LC3を調整中に手をすべらして落としてしまったんですねぇ。これでスピーカーのコーンが凹み、バナナプラグを差す端子がポキッと折れてしまいました。これで手元に残ったのはもう片側のSX-LC3とセンタースピーカーのSX-LC33が一台ずつ・・・。

で、対策としては壊れたものと同じSX-LC3を買うか、SX-LC33を2台買ってセンター、サラウンドとスピーカーを統一するか、センターのSX-LC33を一台買ってサラウンドに回し、センタースピーカーをさらに買い足すかとなるわけです。おわかりの通り、最終的には最後の選択肢を選び、写真にあるモニターオーディオのGoldReferenceCenterをセンターに新しく迎えることになったわけです。当時、ちょうど中古にこのGoldReferenceCenterとダリのセンタースピーカーが出てまして、さらに新品では価格は安いけれど評判のよいパイオニアのホームシアター用スピーカーの3種類で迷いました。音質もそれぞれ特徴的。ダリは濃く、パイオニアはハツラツ。モニターオーディオのGoldReferenceCenterはちょうどその中間という感じでしょうか。価格もダリを頂点に三段階。ただ、大きさで言うと、モニターオーディオ以外は横幅が大きく、我が家では限界ギリギリ。奥行きもダリとパイオニアはかなりあったため、最後は我が家で収まりもよく、音質も中庸、価格も手ごろと三拍子そろったGoldReferenceCenterに決まったのです。中古価格は定価の半値以下でした。

しかし、センタースピーカーもなめてはいけませんでした。SX-LC33はよいスピーカーです。しかし、GoldReferenceCenterは発音の良さ、空気感の広がり、音色の深みとどれもSX-LC33を超えました。定価(ベースで4倍強の違いがあるのは間違いではありません。もっとも心配したのはGoldReferenceCenterはメタルコーンなので、ダイヤトーンとの音のなじみはどうかと言うところでした。しかし、これも問題なし。GoldReferenceCenterはメタルコーンというわりにはとってもとってもオーソドックスな鳴り方をするスピーカーでした。パイオニアの補正機能を使っても、もっとも補正がかからないのが実はこのスピーカーなのです。この変更で映画のセリフがものすごく生きてきました。映画全体の音に力強さも出てきました。ドジから出発した交換劇だったのですが、こうして換えてしまうとセンタースピーカーも質がよいことに越したことはないなぁと改め思わされた出来事になったのでした。

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2005年12月10日 (土)

そして、アンプは入れ替わった

amp3 ネットの中古ショップで見つけ、1日悩んで買った。こういう出会いは結局直感なのだ。ネットで買っても商品が届くのは早い。振り込んで翌日には届くのだから、お店で買うのと変わらない。今回新しいアンプを入れたことで、ラックスのアンプはそのままセンタースピーカー用に回した。セッティングは各ケープルの長さがギリギリでちょっと手こずった。音出しのチェックをすると端子を間違えていたり、配線が逆だったりと音が出る段階までに時間がかかったが、何とか当初の予定通りの配置におさめることはできた。

 不安である。果たしてどんなふうに音が変わっているのか。これまでの音に対して疑問は持っているものの、よい音であることに変わりはない。それを壊すところから始めるわけである。どんなふうになるんだろうか。

最初はスタン・ゲッツをかけた。特に名盤というわけではないが、今月買ってここしばらく聴いているから、違いがわかりやすいだろうと思っただけである。このCDは演奏者を紹介するアナウンスから始まるが、人の声にそれほど大きな違いは感じない。荒々しくも、トゲトゲしくもない。演奏が始まる。スタン・ゲッツのサックスは確かにラックスにあったハスキーにかかるクセがなくなり、その分スッキリと聞える。そのせいかいくぶん分解能が上がっている感じもする。しかし、実は思ったほどに鮮烈に変化したわけではなかった。

あれほど悩んだ変更なのに、一気に肩の力が抜けた。もっと激しくガツガツした音になるのかと思ったのだが、そうはならなかったのだ。ネットではM-300/2の音を「ギターアンプのような高域」などと酷評する記事もあったが、いやいやそんなところはどこにもない。むしろ、いたってニュートラル。素直な音の表現じゃないの。聴いているのがジャズだからかもしれないが、繊細さが足りないとも思わない。思い立って、アン・サリーをかける。口元がかなり小さくなったことがわかる。これはちょっと驚く。音が締まった。ベースの音が特にいい。噂通り、低域に力が入っている。高域の方は少しスッキリしている。だから、低域にアクセントが来ていると感じる。もう少し高域に厚みが出るか、少しきらびやかなアクセントがついた方がむしろバランスがとれるのではないと思えるほどだ。なるほど、スタジオの小型のモニタースピーカーをガッツある音で鳴らすにはよいのかもしれない。小型スピーカーの低域のパワー感を補いながら、高域の個性を強調しない。むしろ、うるさくならないところが美点なのだろう。確かに、この高域はちょっと気になるが、これを味がないと思うか、ニュートラルと思うかで評価が違うのかも。アン・サリーのハスキーさも強調されなくなった。その分味わいが薄くなったとも思う。ただ、たぶん今の方が本来の声に近いのではないだろうか。こうして聞くと、以前のアン・サリーは甘いあめ玉をなめたあとにそのまま歌ったかのようだ。M-300/2の表現ではあめ玉ではなく、水でノドを潤したようなスッキリさがある。

 先に肩に力が入っていた分、拍子抜けするような変化ではある。中低域にあったラックスの個性が抜け、より締まった低域と素直にやや明るく感じる高域がやってきた。音のグレードが上がったかというと、これはちょっとわからない。好みの範囲になるように思う。少し暖かみのある、味のある音を求めればラックスで、素直でニュートラルな音であればFASTか。実はこのあとしばらく聴いたあとで、これまで使用してきたムジカライザーというアクセサリーを抜いてみた。この製品はスピーカーからの跳ね返りである逆起電力を吸収して、信号のひずみを整えるという目的だが、使用してみるとデジタル音声にありがちな音のケバ立ったような感覚がなくなって、アナログ的な密度感が出てくる傾向にある。いうならば、ラックスの個性に近かった。これを外してみたのである。よりFASTの個性をはっきりさせるために。これはこれでまた魅力がある。やはり、よりストレートな感覚が出てくる。このあとさらに機器のインシュレーターを少しいじってみた。以前より音の立ち上がりが早くなり、適度な音のハリが心地よい。ここまで来て何よりよくなったのはトランペットだ。マイルスの音に、マイルスらしい緊張感が出てきた。柔らかさと緊張感が入り交じっている。これはラックスの表現の中にはなかった。ベースの音もあいかわらずいい。中低域についたアクセントが、スウィング感を生んでいるのだろう。どうせならもう少し高域は強くてもよいかもしれないとも思うくらいだ。音の質感は微妙なところで、以前のようなアナログ的な質感から、オーディオ的なHi-Fi系の質感になってきた。ただ、やはりこの方向はもう少し突き詰めてみたいと思う。いくつかのアクセサリーも変更してもいいかもしれない。もう少し伸びそうな予感はする。

そう、こうしてある問題の解決が出て、新しい問題がわいてきた。また、悩めるのだ。なにやら スッキリしたような、スッキリしないような話しではある。でも、こういうものなのだ。これでいいのだ。

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2005年12月 9日 (金)

FAST M-300/2

amp1  いくつかの製品で迷ったものの、最終的に購入したのはネットで有名になったFASTのアンプだった。今年100万円クラスの上級機が出たが、買ったのは普及クラスのパワーアンプ。このアンプの評判はいろいろだ。実は僕も聴いたことがなかった。お店の人に一度どんなものか尋ねたことがあるが、その時は「ネットで騒がれているほど特別なものではない」というような返事をされた。もちろん、よいという人もいる。名のあるメーカーの高級機から乗り換えたという話しも聞く。どこでも話題になるのが駆動力の高さらしい。アンプがスピーカーに負けると、低域が伸びずに痩せたような音になったり、逆に締まりの悪いボンボンという中途半端な感じの音になる。あるいは中高域がカサカサとした上っ面な音になる。どうも、そういうことはないらしい。そうすると個性も強そうだが、おおむねニュートラルという評価もある。ただ、開発した方がプロ用の機械を作る方らしく、家庭で聴くには音楽的なうるおいに欠けるという評価も多い。低域は締まるが、中高域は荒いということだろうか。こういう評判は知っていた。しかし、面白そうかなとも思った。ラックストーンとはまるで逆かもしれない。どこか柔らかく、上品になりがちなラックストーンの響きと、FASTの持つ音の個性はかなり異なっている。それなら結果はどうであれ、チャレンジしてもいいんじゃないかと思ってしまった。対極の1つを聴いてみよう。これでお互いの良さと悪さがわかるというものだ。

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2005年12月 8日 (木)

求めるものは

 疑問出発点は、1つの音の個性を確認することにある。今の音の個性は本当にラックストーンのせいなのか。また、アンプを買えることでうちのシステムにはどんな変化が起こるのか。「音楽・道楽」をいくつか読まれた方は、僕の音の好みが、クール系でないことはよくわかられていると思う。無味無臭、ミネラルウォーターのような音はあまり好きじゃない。これは機械がミネラルウォーターのような、ということと微妙に違う。出てきた音がミネラルウォーターのように味も素っ気もないようなものなのは、ちっとも楽しくないのだ。しかし、いずれにしても個性について答えを探している。1つの方向は見た。もうひとつの方向も確認しなければいけないような気がする。音が中庸ではまた悩みはじめるのではないか。答えが出ないではないか。そういう思いもあるのだ。

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2005年12月 7日 (水)

こうなれば、システム変更しかないか

買うとしたら、何を買うか。今考えられるのはアンプしかない。プレーヤーを変える方法もあるが、たぶん、このままだとシステム的に一番古いアンプのことがずっと気になると思う。本当に今の悩みがラックストーンのせいなのかを確認したい。視聴機をいろいろと送ってもらうという方法もあるが、こんな時のオークションは悪魔の底なし沼のように、手ぐすね引いてウィンドウウォッチャーを待ちかまえている。ボーナスも近いし、買う気もあるので、問題は何を買うかにつきる。

 実は候補はいろいろあった。最近一番惹かれているアンプはLINNのチャクラである。薄くスタイリッシュな外見もカッコイイ。音もその薄さが信じられないほど力もあるし、何より芯がある。音色もやや暖かくて、情緒的だと思う。ゴールドムントのアンプもいい。音色は僕にとってはギリギリの冷静さと感じる。スッキリしているが、見通しがいい。そのため奥行きが出るところがこのアンプの良さだと思う。ただ前に出る音が好きな僕はここでも迷う。力の入るアンプといえば、クレルだ。一度使ってみたいと前から思っていた。太い音、グイグイとくる音にあこがれる。線の太さがこのシステムでどうなるかが迷うところである。最近興味があるのはVIOLAである。VIOLAの最上級機を聴くとそのじわじわとくる音色の良さに包まれたくなる。何が突出してよいという感じではないから、なぜにそんなに値段が高く、大きいのかとも思う。しかし、その音の何気なさがよい。最近、VIOLAから比較的低価格のアンプが出てきた。こちらはまだ聴いていない。でも、VIOLAのアンプなら聴かなくてもいい気がする。欲しいなと思うアンプはこうしていろいろあるのだが、どれを見てもフトコロが追いつかない。これらはどれも100万円を越える高級機。中古市場、オークション市場でも70万前後は覚悟しないと買えないだろう。ちょっとこれは厳しい。これらのアンプにもうワンランク下のものがあったらちょうどよいのに。これに答えてくれるのはPASSくらいだろう。実はX-250.5という製品が欲しいと以前から狙いをつけている。でも、この製品はなかなかオークションには出てこない。この下に150.5というアンプがあって、それでもよいのだが、どうせならやっぱり上の機種が欲しい。そう思いながらも、考えてしまう・・・。

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2005年12月 6日 (火)

限界に来た 2

st111例えば、我が家のジャズで今いいなぁと感じさせる代表は「ポール・デズモンド」のサックスです。ポール・デズモンドのサックスは情緒があって、味わいがある渋いブルース調とでもいうような音がします。ギターのジム・ホールとピアノ無しの構成で、代表的な作品を出しています。そういう点ではいわゆるジャズっぽくない。ブリブリ強引に力一杯吹きつけるようなサックスではありません。我が家だと甘いんだけど、たるくないバランスで、微妙によいところにあります。あるいは「スタン・ゲッツ」。こちらも白人サックスプレーヤーの代表であり、小粋でセンスのある優男のサックスがよい味を出します。サックスというのリードを使って音を出すわけで、これが木でできていますから、木管楽器に入るのですが、なるほど木管楽器の音がする。でも、ちょっとするとクラリネットに近くなる。木管過ぎる音がする。逆に、もっとエキサイティングで、シンバルもトランペットも、あるいは今のサックスにしたって、もっと力強く吹き抜けて欲しいと思う演奏が、最後の方で突き抜けきれずに丸まっていく。ハードな黒人の音にはなりきらない。いやいや、そうは言っても普通に音楽を楽しんでいる方からすれば、十分に刺激的な音は出ているとは思いますよ。でも、求めてみれば、それは出ていない。我が家では突き抜けない。ドラムのバシッとくる激しさも、求めれば出きらない。ボーカルの人の声も悪くない。「アン・サリー」のちょっとハスキーな声にしたって、甘さと明るさがうまくバランスしていると思う。それでも、考えてしまう。

 そう、限界を感じているのはラックスのアンプである。いや、DVDの方かもしれない。いずれにしても、ラックスの持つ優しさ、味わい、ちょっと抜けきらないハスキーな質感が、再び気になり始めたのだ。我が家の音は全般的に見れば中庸な音だと思う。突出したところがない。ラックストーンを消すことにもこれまでずいぶん気にかけてきたので、本当に管球アンプの頃からラックスを好きな人からすれば、ずいぶんとあっさりしているんだと思う。もうラックストーともいえないのかもしれない。部屋が整い、電源が整い、ケープルも整ってきた。パイオニアのAVアンプの調整機能も積極的に活用していて、今ではフロント中心ではなく、オールニュートラルの調整が最もよいと思っている。最近はマニュアルで若干凸凹をつけて自分なりの味付けも楽しんでいる。でも、そうして改めて気がつくのが、この機械の持っている音のクセのようなものの存在だ。ラックスの良さがポール・デズモンドやスタン・ゲッツの良さを生んでいるのは間違いない。中低域の所につくハスキーさが独特の生命感や温もりにつながっている。それは音楽らしさでもある。つまり、そのことに気がついた。

限界といって悪ければ、たどり着くところに、やっとたどり着いた。ラックストーンを甘すぎず、だるすぎないところに持ってきて、今は間違いなくその魅力が生き、勝っている。しかし、そう思うと今度は他の音はどんな音になるのだろうと疑問が沸いてきた。今の音とかなり違うのだろうか。これは本当に中庸なのか。甘いのか、甘くないのか。これより厳しい音を聞くと、そもそもビシバシとうるさい音が嫌いな自分はどう感じるんだろう。今の音は自分にとって最もよい音で、質感やグレードの違いはあっても、その傾向をつかんだと言えるのだろうか。どうもそうしたことがわからない。わからなくなってしまった。これまでは小手先の調整で、機器のポテンシャルを十分に発揮できるように取り組んできた。先に高級レベルだの、中級レベルだのと書いたが、それはあくまで値段の上での話し。秋葉原の一流ショップで高額な商品の音も聞いたが、それにしたって所詮自分のものではないから、ああなるほどと感心するだけで実感がない。自分の部屋で、自分の環境で聞き比べ、納得できていない。1つの機器(組合せ)の色が見えてきた。他と比べるとどうだろう。どんな違う音の世界があるんだろう。今、そうした問題にたどり着いたようだ。
 こうなってきたら、答えは1つ。何かを買わなければいけない。買って、今のシステムと比較しなければ。何かと比べてはじめて、自分の位置はわかるのだ。そんな当たり前のことがやっと見えてきたのが、我が家のレ ベルなのである。

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2005年12月 4日 (日)

限界を感じるんです

st111 いけない。ダメだ。行き詰まった
それが最近の感覚である。趣味というのはどうして立ち止まりたくないんだろう。どうして現状維持じゃいけないんだろう・・・。ジャズとオーディオ評論家の寺島靖国さんは、確かにそんなことを雑誌にも書いています。それを読んでいると、お金の稼げる人はいいなぁと思います。寺島さんは安定を壊すために機械を買い、また新たな安定を取り戻すためにもっと働かなければ、稼がなければという意欲につながるのだそうです。ジャズ喫茶と評論家の二足のわらじですが、どちらも自営業ゆえに人気が上がれば稼ぎも増えるという世界のせいか、エネルギーいっぱいの文章でそう言われると押し切られてしまうものがあります。しかし、ふと我に返るとサラリーマン生活の身では、がんばっても、がんばらなくても、お給料は一緒・・・なんて思っちゃったりもするのです。お金がたくさんあるに越したことはないんですけど、そういうわけにもいきません。我が家のオーディオ生活はご覧のとおり、マニアからすれば高級機の世界に入るものはひとつもありません。今や高級機といったら入口は100万円クラスから。僕が使っているのはせいぜい中級機レベルですし、何といってもAV混合で、限界は自ずとあることはわかっています。しかし・・・ですね。

 去年は年末からDVDプレーヤーやAVアンプのバージョンアップを行って、いやがおうにもシステムの向上に結びつきました。もちろん、出費もいたしまた。それで一息つけばいいんです。満足していればいいんです。でも、ちょっとよくなって、可能性を感じるといろいろなことも試したくなる。とりあえず、今年はしばらく機械は買わない。その分はソフトを買おうと年始の誓いを立てたはず。でも、こういうのは長続きしないんですね。オークションが手軽になって、毎日のようにウィンドウショッピングみたいに見て回れるからなおさらです。ついつい欲しくなる。それで結局、今年もいろいろ買ってしまいました。こうしたことは以前にも書きましたね。

 でも、今回の悩みはもうちょっと複雑です。ダメだなと感じるんです。これじゃあいけないなと。何かというと、我が家の音です。今年は電源系のアクセサリーをいくつか買いました。いわゆるクリア電源というやつ。ユニバーサルプレーヤーとアンプにそれぞれつけました。これもやっぱりよく効くんですね。最初はちょっと線が細くなりすぎたりしましたが、手持ちの電源コードを組み替えることで対応できました。今さらながら電源恐るべし、です。そして、我が家はこれまでの中ではたぶんもっともよい音です(更新のたびにそう言っているかもしれませんが)。電源環境を整理するとどんどんベールが剥がれていきます。今年の調整では音の奥行きはあいかわらず浅いものの、響きの感じがよくわかるようになってきました。基本的に前に出てくる音が好きなので、奥行きはあまり気にしないんですけど、この響きの感じは、音にゆとりを与えて、空間を作り出してくれます。今までは直接ステージに上がっている感じでしたが、この変化でそれなりに距離感が生まれ、自分と演奏の関係がバランスよくなった気がします。直接音で楽しむという感覚から、演奏を楽しむというような変化になりました。悩んでいた低域の締まりも最近はだいぶ良くなりました。これは我が家の1つのテーマです。初期から比べると本当によくなりました。ドラムが「ボン」から「ドスッ」に変わったような感じです。にじんでいた部分がどんどん取れていく。この中級機のセットから出ていると思えば、十分によい音だと個人的には感じています。結構満足しているのです。しかし、こうの一連の変化の中で、僕はとうとう「もうダメかもしれない」と一方では思い始めているのです。アクセサリーや使いこなしでこれ以上レベルを上げるのは無理かもしれない。いや、正確にはまだいろいろよくなるところはあるだろうけど、システムそのものが持つ音の個性というのがかなりはっきり見えて来ちゃったのじゃないかと。

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2005年12月 3日 (土)

DVDプレーヤーと・・・

DU-7-01今日はプレーヤーの紹介です。プレーヤーはラックスのDU-7を使っています。購入時のライバルはエソテリックでしたが、当時はまだエソテリック自慢のVRDSシステムはNEOに進化しておらず、何回かの店頭試聴でラックスを選びました。エソテリックは蛍光灯のような明るい明晰さと、ラックスは白熱電灯のようなぬくもりのある味わいという印象でした。ラックスのDU-7は去年の冬にバージョンアップして、我が家でも現行の「i」バージョン使用に変化しています。

最近はデンオン、ソニー、マランツとそれぞれの個性を持った高級機の登場もあり、i-Link、HDMIのデジタル映像端子などが注目されデジタル機器の進歩は本当に早いです。オリジナルの音質で大きな不満はないのですが、オークションでデジタル出力のクロックを合わせてくれるというインフラノイズのABS-9999をゲット。これは映画のデジタル出力でもかまわないというところが魅力のひとつですが、ラックスの個性を殺さず、分解能をあげてくれる感じが我が家ではちょうどよいと思います。

ただ、この年末はシステムを少しいじっていて、電源ケーブルを替えてみようかなぁと計画しています。その辺はまたいずれ報告いたします。

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2005年12月 2日 (金)

AVアンプ

最近は高価なAVアンプが増え、それぞれに自動セッティング機能がついていますが、その先陣を切って来たのがパイオニア。以前は音の評価もちょっと思わしくない時期もありましたけど、現在はニュートラルな基調と、適度なパワー感で不安もなくなりました。我が家はパイオニアのフラッグシップ VSA-AX10Aiを使用中です。

AX10Aiはアンプとしての評価も悪くないですが、他のパワーアンプへの出力系我欲できているということでも評判は高いようです。我が家でもパワーアンプは別なものを使用しています。これで全く不満はありません。本当は自動調整機能を搭載したAVぶりアンプをどこかが早く出してくれないかなぁと、心待ちにしているんですけどねぇ。70万のAVアンプを出すより、40万のAVプリアンプを出した方が、売れるのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。visaax10ai

http://www3.pioneer.co.jp/product/product_info.php?product_no=00000292&cate_cd=030&option_no=1

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2005年12月 1日 (木)

今日から、ブログ

DS8000-1

これまでHP上で運営してきた「音楽・道楽」ですが、今日からブログでの再スタートとなりました。なんといっても更新が楽そうなので・・・・。ということで、しばらくは我が家のオーディオシステムの紹介をしながら、ブログの運営にもなれていこうかなと思います。

初日の今日は我が家のメインスピーカーを紹介します。我が家のスピーカーは三菱のオーディオブランド、ダイヤトーンの製品です。三菱はかなり以前にオーディオ業界から引退して、今では全くスピーカーを作っていませんが、当時は日本の代表的なブランドのひとつでした。我が家はDS-8000Nという大型スピーカーを使用しています。これはダイヤトーンが幕を閉じる直前の頃の製品で、真面目さが売りのダイヤトーンからは珍しく、ちょっと肩の力の抜けたおおらかさが演出されています。ダイヤトーンファンからするとちょっと首をかしげる方もおられるかもしれませんが、音楽を楽しむということではとてもよいスピーカーだと今でも思っているところです。使用して10年以上経過しておりますが、今が熟れ時、という感じで、我が家ではよく鳴っております。

・・・と、普通ならここで紹介は終わるんですが、なんと製造を中止したはずの三菱は再び高級スピーカーの生産を開始するそうです。正式発表は12月の中旬とのことですが、今からどんなスピーカーが生まれてくるのか楽しみです。日本のオーディオメーカーは現在衰退の道をたどるばかり。かつては世界に誇る製品がたくさんあったんですが。これからまた日本のオーディオメーカーが世界を騒がすようになって頂きたいと思います。

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